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江戸時代の印鑑の使い方についてお尋ねします。
一般人は印鑑に朱色の印肉が使えず、墨を塗って押したとありました(つまり黒印)。朱印と黒印の使い分け---特に一般庶民においての使い分けを教えてください。
また、印鑑は家長が使うもので、家長以外の2・3男や女性は爪印を使ったそうですが、このあたりの使い方やその理由も教えてください。

A 回答 (1件)

町方(まちかた)の庶民には印は必要ありませんでした。

  捺印は法と商取引に使うものでした。    
訴訟に際しては居在屋主、家主が訴状に加判して、名主の元で裁いてもらい、収まらぬときは、名主が加判して町奉行所に差し出しました。   店子は印を使うことはめったに無く、爪印(拇印)で間に会わせました。
店では店の印、主人の印がありました。   大店では上位番頭に加判名代がおりましたが、店印を預かったのか、本人の印を使ったか不明です。
朱肉については、高価だから使わなかっただけです。  江戸後期になると、印肉売りが町を回っていました。  印肉の補充もやります。  もともと画や書には朱印を使います。
地方(じかた=農村部のこと)では、本百姓(水呑み百姓、小作人と区別)以上は、印を持っていたようです。   享保12(1727) 天領の会津熊倉村の村法に本百姓たちの全員の連署と共に、捺印がありました。  それほど捺印の機会があったのでしょうか。
女の捺印について、戦国領主の場合ですが、男子は花押を持つことが出来るが、女子には花押がないため、印判を使うと書かれており、女子の印判状が残っています。   江戸時代でも、家長であるとか、必要があれば、印を持っていたと思います。  
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
朱印、黒印の違いは朱肉が高価だったからというわけでしょうか。
お礼が遅くなってしまい失礼しました。これからも色々ご教授をお願いいたします。

お礼日時:2006/06/22 01:02

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