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大学の基礎演習で「第二次世界大戦の敗戦国のその後」というテーマでレポートを書くことになりました。自分はイタリアについて書こうと思ったのですが、ゼミの先生が「イタリアは途中で降伏したので敗戦国ではありません」というのです。自分は敗戦国だと思うのですが、歴史の分野は詳しくないので自信がありません。ネットでも調べましたが曖昧な表現しかありません。イタリアは敗戦国なのか?そしてはっきりとした理由。さらに、イタリアが戦後どのような道を歩んだのか?この二つについて教えてください。お願いします。

A 回答 (13件中1~10件)

 あのー、その先生、あまりにもダメなのでは?



 「降伏」という結果がイコール戦争に負けるという意味なのですから、「途中で降伏したので敗戦国ではありません」という本人の発言がそもそも矛盾していますよ。

 こういうあまりにもおかしな論理破綻をしでかすのは、自虐史観な結論を予め用意している偏向イデオロギーの持ち主に多いので、その先生からは数歩引いた方がいいと思います。
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この回答へのお礼

先生があまりにも熱く語るので、つい聞き逃してしまったのかもしれません・・・確かに一度降伏という形をとっているのだから、敗戦国なのかもしれません。こう言ったところが、イタリアが敗戦国として扱われた理由なのかもしれませんね。貴重な意見と助言ありがとうざいます!

お礼日時:2006/06/14 23:24

んーと、まず、イタリアの「ファシスト党政権」は、敗戦前にまず瓦解。

ムッソリーニが失脚します。その後、ドイツの後援があってイタリア北部にムッソリーニが再び政府を打ち立てますが、南部イタリア(ムッソリーニ失脚後の後継政権)が宣戦を布告。

その後当然ムッソリーニの北部イタリアは敗戦し、南部イタリアは戦勝国と主張することになるわけです。実際には戦勝国扱いはされてませんし、賠償金の支払いもしています。

この辺が詳しいかなぁ。
Wikipedia-イタリア王国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF% …

軍事板常見問題
【質問】イタリアが第2次大戦の戦勝国として,日本が降伏の調印式をした戦艦「ミズーリ」の上に来てたって本当ですか?
http://mltr.e-city.tv/faq08h17.html#italy
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この回答へのお礼

イタリアは戦勝国と主張しながらも、敗戦国のような扱いですね。イタリアにそんな激動の時代があるなんて知りませんでした・・・ありがとうございます!

お礼日時:2006/06/14 23:43

イタリアは、ムッソリーニを国家元首から解任し、連合国側に降伏するとともに、その後ドイツに対して宣戦布告しています。


また、ドイツは、幽閉されたムッソリーニを救出し、ムッソリーニを首班とするイタリア社会共和国の成立を宣言します。
しかし、連合国軍の進攻作戦の進展に伴い、脱出しようとして失敗し処刑されます。
イタリア自体は、いわばムッソリーニに罪を押し付けることにより、敗戦国となるのを免れたということです。
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この回答へのお礼

なるほど・・・イタリアは敗戦国という汚名から逃れるためにムッソリーニそんな仕打ちを・・・
でも、これは国家としての当然の行為なのかもしれません。
参考になりました!ありがとうございます!

お礼日時:2006/06/14 23:34

ゼミの先生の言う 降伏=敗戦国では無条件降伏をしたドイツも然り大日本帝国も無条件降伏。

降伏。降伏。

いったい真の敗戦国はどこの国なんでしょう?

あー奥が深い。
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この回答へのお礼

確かに、敗戦国とされた国はたくさんありますが、実のところどこの国家が一体悪いのか?真の敗戦国はどこなのか?非常に気になるところです。他の敗戦国のこともよく調べ比較して、いいレポートにしたいと思います!ありがとうございました!

お礼日時:2006/06/14 23:14

以前、質問者様と同様の疑問を感じ、質問をしたことがあります。


しかし結局、イタリアに関しては、戦勝国でも敗戦国でもないようです。なぜなら、戦勝国の条件も備えているし、敗戦国の条件も備えているからです。

かいつまみますと、敗戦濃厚となったイタリアのムッソリーニが国王に逮捕監禁され、バドリオが首相になると、戦争終結のためアメリカ、イギリスと極秘会談を開きます。しかし、イタリアの裏切りを知ったドイツは、監禁のムッソリーニを助け、イタリア北半分を支配して傀儡政権(イタリア社会共和国)を誕生させます。

バドリオは南半分に難を逃れ、ナチスドイツに宣戦布告します。
結局、米英に支持を受けた南のバドリオ政権がムッソリーニを捕らえて、この内戦は終結します。

以上のようなややこしい経緯があります。

しかし、イタリアは戦勝国として連合国の一員扱いはされておらず、日本の降伏文書調印式にも出席していません。
一方で、第2次世界大戦の敗戦国である「敵国条項」には含まれていません。この意味では敗戦国ではありません。
敗戦国でないのだから戦勝国かと言うと、、連合国の正規メンバーでないので、そうでもなさそうです。
また、ドイツなどから賠償金をもらう一方、自らも被害を与えた国に賠償金を払うなどしており、さらに複雑な状況ですね。

納得のいく、がつんとした回答にならずすみません。

参考URL:http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1984755
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この回答へのお礼

そういった結末もアリですね!
大切だったのは、イタリアがどういった末路を送ったのか?だったのかもしれません・・・世界大戦を争った国の中にどっちつかずの国があったなんてビックリな発見です!それがまさかイタリアなんて・・・これから自分でよく調べていいレポートにします。ありがとうございます。

お礼日時:2006/06/15 00:06

No.1 へのお礼


> 先生があまりにも熱く語るので、

 いよいよ怪しいですね。

> 確かに一度降伏という形をとっているのだから、敗戦国なの
> かもしれません。こう言ったところが、イタリアが敗戦国と
> して扱われた理由なのかもしれませんね。

 話を出発点に戻すと、「敗戦」の定義をきちんとすることを、常に心がけることをお勧めします。「敗戦国」をタイトルのキーワードにしているレポートなのですから、「敗戦国」の定義がなかったらいきなり論理が崩壊します。この点、レポートに書かないにしても明確にしておきましょう。戦後有利な位置に立ったっぽいから「戦勝国」とか、他国から金を取られたから「敗戦国」などという程度の定義では、論理の一貫性を求められる類の文章である「レポート」が、そもそも成立しません。

 例えば戦勝国でも敗戦国でもない、などといういいかげんな表現は、定義がゆらぐから出てくるに過ぎません。少なくとも戦争を戦った国家に対してそんな第三国扱いしたら、まともな先生なら落第点をつけます。(その先生が、まともでない可能性を私は感じていますが)

 で、戦争に負けるとは/勝つとは、どういうことか、という点を考えると、複数の定義ができるのです。例えば、とっさに思いつくだけでもこのくらいあります。

1.国軍が降伏することをもって「敗戦」とし、降伏した国軍を擁した国を「敗戦国」とする。降伏させた軍隊を擁した国家を「戦勝国」とする。(それ以外は、第三国ですね)
2.戦争目的を達成した国を「戦勝国」とする。達成できなかった国を、「敗戦国」とする。
3.戦後に国際的な発言力が戦前より増した国を「戦勝国」とする。減じた国を「敗戦国」とする。
等々。

 分かりやすく日本を例に取って解説すると、1の定義では敗戦国になります。2の例では大東亜共栄圏が特定アジアを除いてはできていますし、経済面に限定すれば特定アジアの中でも北朝鮮をのぞけばできているとすら言えますから、戦勝国となります。3の定義では、「発言力」の評価がまた複数可能ですが、それによって敗戦国にも戦勝国にも分類できます。

 あなたがどのような切り口で「敗戦」を語るのか。それが、もう一つのタイトルのキーワードである「その後」に直結します。というのは、敗戦を語る切り口が、「その後」に敗戦をどう克服したのか、もしくはしていなくて未だに課題なのか、という「その後」を述べる切り口に、そのままなるからです。

 レポート、がんばってください。
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この回答へのお礼

かなり難しそうなレポートになる予感がします・・・とにかく、「敗戦国」の定義をしっかり書けるように心掛けたいと思います。ありがとうございます!

お礼日時:2006/06/15 13:03

1・イタリアは米英に対して降伏はしていない。

休戦協定を結んだだけ
2・対独・対日宣戦布告を行い、両国から賠償金をせしめている(但し両国とも講和は拒否)
3・国際連合(海外では連合国側という意味)の原加盟国である
4・旧敵国条項には該当しない
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この回答へのお礼

こういった面は戦勝国ですね・・・
貴重な意見ありがとうざいます!

お礼日時:2006/06/15 13:08

右翼君には辛いだろうが


北アフリカ戦線での状況とか
戦艦ローマの行動とかを考えれば
イタリアは連合国側に付きたかったのだよ

ファシスト政権の危険性に気づいたのが
早かった
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 いわゆる“敵国条項”に関してですが、なんだか国連憲章でドイツ・日本が名指しで「敵国」とされ、イタリアは除外されているかのように誤解されていますが、(私もしていました)原文を読んでみましょう。

いわゆる“敵国条項”とされる、第35条・第107条ですが…

「第35条〔提訴〕
1 国際連合加盟国は、いかなる紛争についても、第34条に掲げる性質のいかなる事態についても、安全保障理事会又は総会の注意を促すことができる。
2 国際連合加盟国でない国は、自国が当事者であるいかなる紛争についても、この憲章に定める平和的解決の義務をこの紛争についてあらかじめ受諾すれば、安全保障理事会又は総会の注意を促すことができる。
3 本条に基いて注意を促された事項に関する総会の手続は、第11条及び第12条の規定に従うものとする


「第107条〔敵国に関する行動〕
この憲章のいかなる規定も、第二次世界戦争中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない」

http://www.lares.dti.ne.jp/~m-hisa/uncharter/jap …

つまり読みようによってはイタリアもこの条約に該当します。というか、法律というもの自体が、その時々の条件・状況によって解釈の余地を残しているものです。
しかも、敵国条項自体が第35条をお読みになれば分かるように、日独共に国連に加盟している時点で死文化しています。
(日独は死文化しているから削除を要求しましたが、他の国が手続きが面倒な上に、死文化しており、なおかつ緊急を要する内容でもないので、「このままでも問題ないんじゃん」という態度です)。

だから「イタリアは敵国条項に該当しないから戦勝国」というのも、不正確な内容です。

イタリアは敗戦国か否かといえば、No.2さんの言われるように敗戦国です。
バトリオ政権がムッソリーニ政権に宣戦布告し、連合国側に付きましたが、それをもってイタリアを戦勝国扱いするのは、当時日本領であった韓国(含む北韓)が、「抗日戦線を行っていたから、韓国は戦勝国」とみなすことと同じでしょう。

もっともイタリア人自身が長い年月、ローマ・ベニス・ナポリなど都市国家としてまとまっていたという国民性から、イタリアという統一国家意識が希薄なところも、政権と国は別物という意識がはたらくのかもしれませんね・
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この回答へのお礼

貴重な意見ありがとうございます。難しいテーマになってきた気がしますが、がんばってみます!

お礼日時:2006/06/16 23:17

No.7さんの「対独・対日宣戦布告を行い、両国から賠償金をせしめている(但し両国とも講和は拒否)」ですが、それをもって戦勝国というのも、少し乱暴な意見だと思います。



「軍事板常見問題」より
http://mltr.e-city.tv/index02.html

【質問 サンフランシスコ講和条約で、イタリアとスイスは日本に賠償を求めたそうですが、いったい何を理由としていたのでしょうか】
http://mltr.e-city.tv/faq08h20.html#01245

【回答 スイスの場合、彼の国の国民が、日本政府に抑留されたことを根拠として賠償請求をしています。
 イタリアの場合は、1943年の降伏時に接収された艦艇、商船の喪失に際しての賠償請求と、国民が日本政府に抑留されたことを根拠として算出したのでしょう。
 南米のABC諸国は、日系人抑留の経費とかでしょうか。
 その他のアジア諸国は、国内が戦場となった際の復興費用とか】

関連
【質問 イタリア・ドイツは日本より先に降伏しましたが,日本の敗戦までの期間は,国内にいた伊・独人はどのように扱われたのでしょうか?】
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq08j …

【回答 東京周辺の枢軸国人については,軽井沢と富士五湖へ,関西近辺の枢軸国人は神戸山手・有馬近辺へと軟禁(移動の自由がないだけで,牢獄にぶち込まれることはない)されていました.
 但し,反ナチと目された人間に関しては,大使館のSSが降伏後も,と言うか降伏後束縛が無くなり,日本の憲兵と協力して彼らを逮捕し,危うく空襲で焼き殺される所だった,と言うケースもあったそうです】
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