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 学生運動の時代の大学進学率を考えると、当時は大学に行かずに働いていた青年のほうがずっと多かったはずです。

 彼ら勤労青年の政治意識は、どのようなものだったでしょうか。

 また彼らは学生をどう見ていたのでしょうか。「身体を張ってがんばってくれる頼もしい仲間」なのか「働く苦労も知らずに、小難しい言葉を弄して革命ごっこに明け暮れる連中」なのか。

A 回答 (2件)

まず、認識していただきたいのは、当時の学生運動に参加していた


学生はそれほどの割合ではなく、意外に少ないのです。
多くの学生は、気持ちの上ではシンパシーを感じていてもだいたいは
ノンポリだったのです。
試しに現在の50代大卒の方に聞いてみて下さい。学生運動に参加して
いた人に会えるのは至難の技です。理系の学生はより難しいでしょう。
参加していた学生は、多くは政治家やマスコミや社会活動家になって
おり、人前に発言アピールできる機会が多いため、あたかもあの世代
全員が参加していたかのようなまやかしに、現在の人間はかかってしま
うのです。
そして、当時の中高卒の人間も、労働運動を通じて学生以上にが学生
運動に参加しています。学生運動は、実態は左翼活動ですから至極当然
なことなのです。
こうした勤労青年も、学生よりは生活がかかっているため左翼活動に
参加率は高いですが、おおざっぱに見ればやはり大多数はノンポリ
です。
先に記したように、学生運動に参加した学生は、マスコミや作家、
評論家に転向している者が多いため、当時の左翼活動を自分たちの
学生運動中心にすげかえてしまっているのです。故意か結果的かは
わかりませんが。

ですから、ご質問も「当時のノンポリ学生や若い労働者は、左翼活動
をしている人間をどう見ていたか?」のほうが正しいと思われます。
そして、その答えは、
「現在の若者は、ボランティアやNGO、宗教活動に参加し、討論番組を
熱心に見ている同世代の人間をどう思うか?」の答えに近いと思われ
ます。
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この回答へのお礼

 ありがとうございました。もやもやと感じていたことをずばり説いていただけました。

お礼日時:2006/08/01 01:19

場所にもよりますし、仰るような2つの見方が存在していた事は確かです。


勝手な分け方をすれば、学生運動の盛り上がった時期は2度あり、最初は安保改定と樺美智子さんの死亡のあった60年安保、2度目は日大の不正経理を発端とする学園紛争で、前者は全学連、後者は全共闘が主流でした。
60年安保は労働者が主体を担っていましたので、学生に対しては仲間意識を感じた人は多かったと思われます。
学園紛争に関しては、当初学生側に同情を感じている人が多かったのですが、政治活動に突出していった後半には、かなり遊離したものとなってしまいました。
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この回答へのお礼

 ありがとうございました。運動の前期と後期とでは違うのですね。

お礼日時:2006/08/01 01:18

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