IS線の利子率や、LM線の利子率は、実際の経済の金利のなにに相当するものなんでしょうか?教えてください。また、現実経済と経済理論とを照らし合わせるのに、よい本があれば教えてください。

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A 回答 (3件)

Cainさんのレベルに応じた回答ができる人は、ここにはいないと思います……。



ここでは、伊東光晴『「経済政策」はこれでよいか』(岩波書店)に拠りつつアドバイスを出します。カッコ内の数字は、同書のページを指します。
ヒントだけですので、お答えは別途お考えいただければと思います。

利子率を集計可能な変数としているのは、私が見た教科書では「中谷マクロ」の1冊だけですが、中谷マクロも利子率が実際の経済の何に相当するかについては言及していません。
とすれば、日本の利子率は、公定歩合に従属すると考えざるを得ません。
公定歩合が下がれば、理論の利子率も下がります。しかし、具体的なデータは出てきません。
貨幣利子率についても債券利子率についても、集計したデータを出している教科書は見当たりません。
#方程式に代入すれば、出てくるはずなんですけどね。。。

日本銀行は、バブルの崩壊後、公定歩合を下げつづけました。もとより、アメリカ・ケインジアンやアメリカ新古典派の理論に基づきます。しかし、彼らのモデルでは上昇するはずの投資は伸びず、景気も回復しませんでした。IS=LM分析が有効性を持っていないのに、大蔵省は金融緩和を進めました(22-26)。そして、現在でも理論を疑わない人は、金融の量的緩和を求めています。

さらに重要なことは、ヒックス自身が自らの一般均衡分析(ノーベル賞受賞の対象になった業績)を否定しているということです。それがアメリカには伝わらなかった(33-34)。もちろん、彼を受け継いだドブリューなどの業績もありますが、ヒックスが否定した理由ぐらいは知っておくべきでしょう。
そういう理論を後生大事にする官僚は、偉いのか、馬鹿なのか。。。

理論をどう取るかはその人によります。
現在のアメリカや日本は、理論をやらないとアカデミズムのポストが取れないということもあって。かつて心理学でも実験をやらないと教授になれなかったそうですが(35)、今の経済学では理論をやらないとポストが取れません。
理論を擁護しないとアカデミズムの世界に入れない。
経済学界は、「言論の不自由」が横行しているようです。

IS・LM理論も「理論」でしかなく、それ以上使えば人間を不幸にさせる可能性もあることを考えなければいけないはずなのですが。
「トービンのq」も、実証されているとは言えないのはご存知でしょう。

モデルは、現実を説明するためのもの。
社会学も政治学も、モデルを持っていれば経済学のように学者が行政に口を出すことができるはずなのですが、残念ながら、数値化されたモデルは存在しませんので、現実の政治・行政においては、これらの学問は「経済学帝国主義」の支配下です。
どう取るかは、学者次第なのですが……。

私が今使っているテキスト(浅子マクロ)には、実証分析の参考書として
小川一夫・玉岡雅之・得津一郎『マクロ経済学』(有斐閣、1991年)
がありました。
しかし、分析はバブルの発生以前に限られ、バブルの分析は自力で行なっていただく必要があります。
実証と言っても、IS曲線のモデルに数値を導入すれば、利子率は1通りに決まりますから、意味があるのかどうか……。

これをどう取るかもCainさん次第。
お粗末でした。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。

伊東光晴『「経済政策」はこれでよいか』(岩波書店)は、よさそうな本ですね。購入してみます。

あと、実証分析の参考書は古そうですが、探しているタイプの本かもしれません。ありがとうございます。

ところで、ヒックスが自らの業績を否定したお話はなにをみればよいでしょうか?IS=LMもヒックスでしたよね。かなり気になります。ぜひ、ご教授を。

お礼日時:2002/04/02 15:55

理論と現実を照らし合わせようとするとこのような疑問が


生じるのは自然なことですね。

ただ、IS-LMモデルに出てくる利子率は現実のどの利子率
に対応するのかということはあまり重要ではないような気
がします。というのも、IS-LMモデルは、外生変数が変化
したときに利子率と国民所得がどのように変化するかを表
している点に意義があると思うからです。
たとえば、政府支出を増加させるとIS曲線が右にシフトし
て、利子率が上昇し、国民所得が増加するという関係です。

モデルの中に出てくる利子率が現実のどの利子率に対応し
ているかが重要な問題となってくるのは、IS-LMモデルを
実際の経済変数を用いてモデル化しようとするときでしょう。
現実に2つの曲線を引こうと思えば、経済変数と整合的な
利子率を選択しなければなりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ただ、ほとんど答えていただいていない気がします。というのも、私の質問は

>現実に2つの曲線を引こうと思えば、経済変数と整合的な利子率を選択しなければなりません。

とおっしゃるように、そのときの金利は何かというものです。つまり、投資の水準決定に関わりが深く、かつ貨幣需要の決定にかかわりの深い「整合的な」単一の金利は何がふさわしいかということです。下記sassy様が言われるように、そもそも集計化できるのかという気がしてならないもので。

いずれにしても、難しい問題だということがわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/02 16:15

難しい質問です。


IS-LMの枠組みでの利子率は一般的な概念であり、
現実にどの金利が当てはまるとは一概にいえません。
ただいえるのはどの視点でとらえるかということです。
例えば、財政という点からの資金調達を考えれば
国債の金利がよいかもしれません。
しかし国債の金利では一般の企業は
資金を調達できません。
企業の行動が重要だと思うなら、
貸出約定金利が適当でしょう。
長期プライムレートもあります。
要は分析の主眼をどこにおくかによって
どの金利に注目する関わってくるということです。
一言付け加えますが、
すべての金利は国債の金利に影響を受けますので、
金利の水準にこだわらなければ、
国債の金利で十分だと思われます。
ちなみに私が以前分析したときには、
金融債の金利を用いました。

「現実経済と経済理論とを照らし合わせるのに、
よい本があれば教えてください」
とのことですが、このような本はあまりありません。
強いて役に立つとするものを上げれば、
某新聞の「経済教室」と「やさしい経済学」でしょうか。
(経済学を勉強した私の私見では、普通の人にとって
決して「やさしい」ものでもありませんが)
話題がタイムリーとは必ずしもいえないのが
たまにきずです。
自分で考えてみるのが一番早く、確実です。
単純化されてしまっている経済理論では、
現実に照らし合わせたとき、
あっちを立てればこっちが立たない
といった事態になることがほとんどです。
今現在の経済についても、
乗数効果の小さい財政政策は無意味、
と主張する人もいますが、
実質ゼロ金利で流動性のわなに陥っている。
だから財政政策が有効だと考えることもできます。
(もう少し複雑な問題ですが、
結論はだいたいこんなところです)
計量経済学の分野も一助になるでしょう。

長くなりましたが、
参考になりましたでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

>すべての金利は国債の金利に影響を受けますので、金利の水準にこだわらなければ、 国債の金利で十分だと思われます。

抽象理論を用いて現実を観察するときには、水準は分析にあまり関係なさそうなので、おっしゃることは、私には説得的です。

お礼日時:2002/04/02 16:03

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Qマクロ経済学の教科書

政治学をやっている院生です。

直接経済学を専攻するわけではありませんが、政治研究上、また隣接分野の教養として、マクロ経済学を中心に独習したいと考えています。目標としては、並みの経済学修士課程、または公共政策大学院経済学系修士課程、の修了者レベルには到達したいと考えています。

とりあえず中谷『入門マクロ経済学』、マンキュー『マンキュー マクロ経済学(I)(II)』は読了しました。その後のテキストについて、いくつか標準的なステップを教えていただきたいです。宜しくお願いします。

Aベストアンサー

政治学者が学ぶなら、それだけ読めば十分です。
あとはもっと経済学を総合的に学ぶべきです。
経済学はマクロだけでは不十分です。
マクロで上から下に見ると同時に、ミクロで下から上に見る必要があります。

ですから、まずは経済学全体を学ぶべきかと、ステイグリッツ入門経済学やマンキュー入門経済学や伊藤元重の入門経済学などを読むべきだと思います。

その後は、もう少しミクロ経済学を学ぶか、もしくは経済学史を学ぶべきです。
ミクロは経済学の本質です。これを理解せずに経済学を扱うのは危険です。

また経済学史は経済学の思想の歴史そのものであり、思想としての経済学を学ぶには最適です。
経済学が何をどう考え何を目指し、経済学をどのように使うかを知るには経済学史が役に立つわけです。
『経済学をめぐる巨匠たち』(自由や活力視点)や『経済学の歴史』(平等や安定視点)などがお勧めです。
他にもネットでは、↓が秀逸です。これでは政治と社会と経済の関わり方の変化という視点から経済学史を述べています。
http://yanagi.web.infoseek.co.jp/het05/lecnote2005.htm
しかし本一冊分くらいあるので一度紙に印刷してから読んだ方が良い気がします。

最後に経済史というのも役に立ちます。
社会のおいて経済はどのように変化し、どのような経済政策が成されてきたかというのが分かると、色々問題があっても過去の類似した問題から対策のヒントが出てくるわけです。
近代以降の『図説西洋経済史』や『概説日本経済史 近現代』なんかがいいと思います。

政治学者が学ぶなら、それだけ読めば十分です。
あとはもっと経済学を総合的に学ぶべきです。
経済学はマクロだけでは不十分です。
マクロで上から下に見ると同時に、ミクロで下から上に見る必要があります。

ですから、まずは経済学全体を学ぶべきかと、ステイグリッツ入門経済学やマンキュー入門経済学や伊藤元重の入門経済学などを読むべきだと思います。

その後は、もう少しミクロ経済学を学ぶか、もしくは経済学史を学ぶべきです。
ミクロは経済学の本質です。これを理解せずに経済学を扱うのは危険です。
...続きを読む

QIS-LM分析の縦軸が名目金利でなく実質金利だったら

IS-LM分析の縦軸は名目金利だと思うんですが、もし縦軸を実質金利としたらIS-LM曲線はどのように変化しますか。
例えば、かくかくしかじかの経済情勢の時には、かくかくしかじかに変化する。とかいう事例で教えていただけると有難いです。
変な質問だと思いますが、とても気になって頭がおかしくなりそうなので助けて下さい。

Aベストアンサー

> IS-LM分析の縦軸は名目金利だと思うんですが

IS-LM 分析は静学的分析なので、物価変動の影響ありません。したがって結論は実質金利でも同じです。
ただし、流動性の罠の議論などは実質で議論すると利子率が負になることを許すために影響を受けることになります。

また、動学的な分析を行っても、いくつかの仮定の下では価格変動を考慮しても全く同じ結論が得られることが分かっています。

Qマクロ経済学の範囲

経済学は、アダムスミスから始まり、4つの市場の均衡、セイの法則、その後、有効需要の発見によるケインズ経済学、その後も新古典派経済学と変遷してきましたが、マクロ経済学はこれらの上に立つ最終的なモデルと考えて良いのでしょうか?例えばislm曲線は、有効需要を考慮してのモデルなのか、などです。確か45度線分析は考慮していた気がします、つまりマクロ経済学、ミクロ経済学を基礎から上級まで習得すれば、行動経済学などの新しい見方の経済学を除いて、歴史から出された合理的人間をモデルとした経済法則の体系を理解出来るのでしょうか、これからの学習の上で知りたいと思いました、おねがしいます。

Aベストアンサー

>マクロ経済学はこれらの上に立つ最終的なモデルと考えて良いのでしょうか?

全く違います。

政府が関与しない、市場そのものの動向を調べるのがミクロ経済学であり、そこに政府が介入すると市場がどのように変化するかを考えるのがマクロ経済学です。


アダムスミスらは、市場競争により市場均衡が達成されると社会全体の利益である総余剰が最大になり、政府がこれに関与しようとすると総余剰が減少してしまうことから、政府は市場に干渉すべきでないと考えました。したがって、アダムスミスの経済学にはマクロの部分はありません。強いて言うならば、「補助金などの政府の関与は総余剰を減少させるので、政府は市場に介入すべきでない」という結論を出した部分がアダムスミスのマクロ経済学です。

しかし、アダムスミスの理論では不況も失業問題も生じないはずでした。1930年代の大恐慌はアダムスミスの理論では説明できなかったのです。

そこでケインズが登場します。ケインズは、労働市場を調べ、労働の価格が下方硬直的であることを見い出しました。つまり、労働市場に関して、アダムスミスのミクロ経済分析は間違っていると主張したのです。労働市場の分析とデフレスパイラルに関する考察はケインズ経済学のうちのミクロ経済学の部分です。1930年代の大恐慌の対策としてケインズはニューディール政策を提案しました。これがケインズ経済学のうちのマクロ経済学の部分です。

他の経済学に関しても、その中にミクロの部分(政府の関与のないときの市場の分析)とマクロの部分(政府の関与による市場の変化)があります。

月ロケットを、正確に月に送り届けるためには、まず地球を出発したロケットが月へ届くための軌道を計算します。次に、太陽の重力によってその軌道がどう変化するかを計算します。

ミクロとマクロというのはこれと同じで、まず市場そのものの動向を調べ、次に政府の関与による影響を調べるのです。

>マクロ経済学はこれらの上に立つ最終的なモデルと考えて良いのでしょうか?

全く違います。

政府が関与しない、市場そのものの動向を調べるのがミクロ経済学であり、そこに政府が介入すると市場がどのように変化するかを考えるのがマクロ経済学です。


アダムスミスらは、市場競争により市場均衡が達成されると社会全体の利益である総余剰が最大になり、政府がこれに関与しようとすると総余剰が減少してしまうことから、政府は市場に干渉すべきでないと考えました。したがって、アダムスミスの経済学にはマク...続きを読む

Q国内利子率>世界利子率のとき・・

『国内利子率が世界利子率より、少しでも高ければ、資金の移動に費用がかからないから、資金の借り手は海外からの資金を調達しようとするので資金が流入する』
のだそうですが、利子率の低いほうから資金を借りようとするのは納得いくので、
「資金の借り手は海外からの資金を調達しようとする」ということはわかるのですが、「資金の移動に費用がかからないから、」の部分の意味がわかりません。

なぜ、国内利子率>世界利子率のとき、資金の移動に費用がかからないですか??

Aベストアンサー

「資金の流出・流入には費用がかからないものとする」と仮定されているからです。

一般的に言えば、「資金」はグッズのように物流コストがかかりません。手数料等は通常の資金調達の規模に比較すれば僅少だから「費用がかからない」と無視できる程度だと言えるためかもしれません。

Qマクロ経済学でI=Sということが言われますが、これは均衡財政と貿易均衡

マクロ経済学でI=Sということが言われますが、これは均衡財政と貿易均衡を
前提としているのでしょうか?

Aベストアンサー

> マクロ経済学でI=Sということが言われますが、これは均衡財政と貿易均衡を前提としているのでしょうか?

その通りです。
均衡財政と貿易均衡からの帰結としてI=Sが導き出されます。
これは何らかの仮定等に影響されない、恒等的な関係です。

Qマクロ経済学~IS-LM分析について

 テストが近いのですが、プリントしかなく自分の答えに自信がないので教えてください。

 ○IS-LM分析についての以下の記述は不適切である。正しい文章となるように、「」の言葉を訂正しなさい。

 1、投資の利子感応性が「マイナス無限大」になるとき、IS曲線は(国民所得を横軸にとる時)垂直に描かれる。→「ゼロ」

 2、利子率と国民所得の均衡水準が達成されるまでの動学的不均衡の調整過程を示す位相図において、LM曲線を通過する時は「国民所得」の動きはいったん休止する。→わかりませんでした><

 3、「取引需要」とは裏を返せば、株式の売却である。利子率が低い時に、このタイプの貨幣需要が大きいのはファンダメンタルズを重視する株価決定理論から説明される→「投機的需要」

 4、IS-LMモデルを一本の式に集約すると「45度線」になる。→「垂直線」

 ご指摘お願いいたします><

Aベストアンサー

1、3はOKです。
2の「LM曲線を通過するとき」の意味がわかりません。それから4の「IS-LMモデルを一本の式にする」というのはどういうことでしょうか?それらがわかれば答えられそうです。

Qマクロ経済学の初歩で出てくるIS-LM曲線で出てくる利子率(金利)は、

マクロ経済学の初歩で出てくるIS-LM曲線で出てくる利子率(金利)は、
長期金利のことですか?
短期金利のことですか?
または両方を含んでますか?

Aベストアンサー

> マクロ経済学の初歩で出てくるIS-LM曲線

マクロ経済学の初歩では、長期・短期を分けていません。したがって、いずれも含んでいます。

現実問題としては長期金利と短期金利は異なっていますが、これは長期金利の方がリスクが高い=その分だけ金利が高い、ということであり、リスクプレミアムと呼ばれます。マクロ経済学の初歩ではリスクはゼロと仮定されていますから、長短の金利差は発生しません。

Q閉鎖経済 最適投資水準と均衡利子率

2期間の閉鎖経済を考える。政府活動は存在しないものとする。代表的消費者は1と2期にそれぞれ1とyの所得を外生的に得る。1期に所得の一部を消費し、残りを投資する。投資技術は線形である、1期にkを投資すると、2期にAkの消費財を得る。(A>1) kは1期に消滅してしまい、2期に残らないものとする。すなわち、消費者は2期に外生的な所得と投資からの消費財の合計y+Akを消費できる。紅葉関数はU=ln(c1)+b*ln(c2)である。
1)投資が負にならないことに注意しながら、最適投資水準を求めよ。
1=c1+k
y+Ak=c2 ここから、y+A(1-c1)=c2, y+A=Ac1+c2
ラグランジュの関数は G=ln(c1)+b*ln(c2)+lambda*(y+A-Ac1-c2)
微分すると、1/c1=lambda*A b/c2=lambda, ここから 1/c1=bA/c2 これを予算制約式に代入して、c1、c2とkを求めることができると思います。しかし、次の質問で困ってます。
2)投資が負にならないことに注意しながら、完全競争均衡における利子率を求めよ。(効用最大化のための一階条件に注意せよ)

2期間の閉鎖経済を考える。政府活動は存在しないものとする。代表的消費者は1と2期にそれぞれ1とyの所得を外生的に得る。1期に所得の一部を消費し、残りを投資する。投資技術は線形である、1期にkを投資すると、2期にAkの消費財を得る。(A>1) kは1期に消滅してしまい、2期に残らないものとする。すなわち、消費者は2期に外生的な所得と投資からの消費財の合計y+Akを消費できる。紅葉関数はU=ln(c1)+b*ln(c2)である。
1)投資が負にならないことに注意しながら、最適投資水準を求めよ。
1=c1+k
y+Ak=...続きを読む

Aベストアンサー

・ max U(c1,c2)
s.t.
c1 + k + s = 1 (1)
c2 = y + Ak + (1+ r)s (2)

(1)と(2)を効用関数に代入し、kとsについて微分すると、最大化の1階の条件(クーン・タッカー条件)
  
   - U1+ AU2 ≦0  k > 0のとき等号が成り立つ   (3)
 
   - U1 + (1+r)U2 = 0                   (4)

を得る。これらより

   1+r = U1/U2 ≧A   k > 0のとき等号が成立   (5)

(5)より、k >0ならば、等号が成立するので、1 + r = A、すなわち、この経済の利子率rは
  
    r = A -1

と求められる。
 
・ U(c1,c2) = lnc1 + blnc2のとき、U1/U2 = c2/(bc1)だから、(5)の等式バージョンに(1) と(2)代入し、かつマーケット・クリアリング条件s=0を代入すると

    (1-k)/(y-Ak) = A

を得る。これをkについて解くと

    k = (Ay-1)/(A^2 - 1)

を得る。これが最適投資水準である。この式より、kが正であるためにはAy > 1でなければならないことがわかる。
   
コメント。 上で説明しなかったけれど、sはこの代表的主体の貸借市場(lending and borrowing market)の貸借額だが、この経済には代表的主体しかいないので、均衡においてはs=0である。貸借市場は利子率を明示的に表わすためにこの経済に導入されたが、上で述べたように、実際には(均衡においては)誰も借り手にも貸し手にもならないので、この貸借市場はアクティブではない。
コメント。Kuhn-Tucker条件は、選択変数に非負条件や制約式が等式ではなく、不等式であるときの最適条件である。
コメント。sは非負制約がないので、最適条件は等式だ。
    

・ max U(c1,c2)
s.t.
c1 + k + s = 1 (1)
c2 = y + Ak + (1+ r)s (2)

(1)と(2)を効用関数に代入し、kとsについて微分すると、最大化の1階の条件(クーン・タッカー条件)
  
   - U1+ AU2 ≦0  k > 0のとき等号が成り立つ   (3)
 
   - U1 + (1+r)U2 = 0                   (4)

を得る。これらより

   1+r = U1/U2 ≧A   k > 0のとき等号が成立   (5)

(5)より、k >0...続きを読む

QAD-AS曲線(マクロ経済学)

最近マクロをまじめに勉強し始めたんですが(^^;)、AD-AS曲線の意味がわかりません。

というかマクロ経済学全体的に苦手なんですが・・・
どなたかご存知でしたら簡単なマクロの教科書的サイトを教えていただけませんでしょうか??

お願いいたします<(_ _)>

Aベストアンサー

AD曲線はIS-LM分析で物価が変化したときに国民所得がどのように変化するかを表しています.実際に物価を変化させてみればAD曲線がどのような形になるかはすぐ理解できるはずです.IS-LM分析は短期では物価は変化しないという仮定の下に成り立っていますが,仮に物価を変化させてみると,モデルの中では物価が下がるとLM曲線は右にシフトします.
なぜなら,LM曲線は貨幣市場を均衡させる利子率と国民所得の関係なので,
物価の下落⇒実質マネーサプライの増加
ということになり,この状況の下で貨幣需要が貨幣供給とつりあうためには,国民所得が増加するか,または利子率が上がる必要があります(理由は自分で考えてください).そうするとLM曲線が右にシフトすることがわかりますね?つまり,物価が下落するとLM曲線が右にシフトするので国民所得は増加します.物価と国民所得は負の関係になっているのです.

一方,AS曲線は労働市場を均衡させる物価と国民所得の関係と考えればよいでしょう.
つまり,
物価が下がる⇒実質賃金の上昇⇒労働需要の低下
⇒生産量の低下⇒国民所得の減少
となるので,最初と最後をとれば物価と国民所得は正の関係を持っていることがわかりますよね.

AD曲線はIS-LM分析で物価が変化したときに国民所得がどのように変化するかを表しています.実際に物価を変化させてみればAD曲線がどのような形になるかはすぐ理解できるはずです.IS-LM分析は短期では物価は変化しないという仮定の下に成り立っていますが,仮に物価を変化させてみると,モデルの中では物価が下がるとLM曲線は右にシフトします.
なぜなら,LM曲線は貨幣市場を均衡させる利子率と国民所得の関係なので,
物価の下落⇒実質マネーサプライの増加
ということになり,この状況の下で貨幣需要が貨幣供...続きを読む

Q現在の経済に合致した経済理論はありますか?

昔の経済は、アダムスミスやケインズの理論でよく説明ができました。
しかし現在の経済は、国際貿易、為替レート、株価、高度情報社会、などの要素が複雑にからまりあい、公共事業を投資しても景気回復しないし、不況の中のインフレなどという珍現象も登場しています。

現代の複雑な経済システムを説明する理論があるのですか?
有力な経済理論があれば教えてください。

Aベストアンサー

経済学はもはや現在の複雑な経済を扱えないか?といえば
必ずしもそうではないと思います。

たしかに一時期「ケインズはもはや通用しない」と
言われたこともあったようですが
その後ケインズ派はミクロを取り込んでバージョンUPし
ジョセフ・スティグリッツをはじめ
現在の主流となってるようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453219010X/ref=pd_sxp_elt_l1/249-9346052-2678725

>不況の中のインフレなどという珍現象
を例に挙げていらっしゃいますが
これなどは#1の回答にあるポール・クルーグマンが
(とても古典的な理論である)「流動性の罠」というモデルで
明解に説明しています。

日本が流動性の罠にはまっている、と
イチハヤク主張したクルーグマンは、その解決策として
「インフレ期待をつくることが必要である」と提案しました。
これが、昨今話題の「インフレ・ターゲット論」の始まりです。
http://cruel.org/books/krugman/index.html
本を探す前に下記のウェブページなどに目を通してみるとイイかも。
http://www.post1.com/home/hiyori13/krugman/japtrapj.html
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/stiglitz.html

問題は、経済学が現在の状況をモデル化できないのではなく
そのモデルと、そこから導かれた処方箋を信じるか否か?
だと思います。
というのも、ご存じののこととは思いますが
インフレ・ターゲット論には「反対者」が多いわけで
要するに「構造改革派」と「リフレ派」の争いになってしまい
なかなか出口が見えてこないのが現状。
そして、これは経済学の問題というより
政治の問題になっているんじゃないか?と、思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872337956/249-9346052-2678725

先に引いたクルーグマンは国際貿易や為替の権威です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453219010X/ref=pd_sxp_elt_l1/249-9346052-2678725

最後に、個人的な感想ですが
スティグリッツやクルーグマンの論文は
とってもシンプルかつ理論的な一方
構造改革が必要だ!と叫ぶ人達は
何だか「構造改革」という言葉の響きは魅力的ですが
その中身は単に扇情的なだけだったり
根拠がよく見えなかったり
それ以上に、例えば「インフレ・ターゲット」のような
具体的な金融施策を打ち出して失敗すると責任を取らないといけないから
財政政策でごまかしながら
響きのいい言葉で問題を先送りにしているだけのように
思います。

経済学はもはや現在の複雑な経済を扱えないか?といえば
必ずしもそうではないと思います。

たしかに一時期「ケインズはもはや通用しない」と
言われたこともあったようですが
その後ケインズ派はミクロを取り込んでバージョンUPし
ジョセフ・スティグリッツをはじめ
現在の主流となってるようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453219010X/ref=pd_sxp_elt_l1/249-9346052-2678725

>不況の中のインフレなどという珍現象
を例に挙げていらっしゃいますが
これなどは#1の回答にあ...続きを読む


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