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氷に塩を入れると温度が下がりますが、道路の雪を溶かすための融雪剤も成分は塩ですよね?そこでなんですが、塩は温度を下げるのになぜ雪を溶かすのでしょうか?

A 回答 (7件)

塩は温度を下げるのに雪を溶かすというのは話が逆です。


雪を溶かすには熱が必要で、「雪が溶ける際に周囲から熱を奪うから温度が下がる」というのが正しい因果関係です。
なぜ雪が溶けるのかといえば、これまでの回答にもありますように凝固点降下が原因といえるでしょう。

融雪剤の成分は塩化カルシウムが普通だと思いますが、原理的には食塩の場合と同じです。ただし、異なる点として、塩化カルシウムは水に溶ける時にかなりの熱を発生しますので、その分だけ、食塩よりも効率的に雪を溶かすことができます。また、それ以外にも大量の水を吸い込んで液体になるとか、食塩よりも有利な性質があるためだと思います。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2308589
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少し違う観点から



氷や雪に塩を入れると凝固点が下がります

水のみの場合 0℃ ですが 塩の割合によって、最低 -21℃になります

たとえば 外気温が -3℃の場合 水だけの氷は熔けません(凍る温度より低いから、ますます凍ります)

しかし、塩を混ぜて 凝固点が -6℃になっていた場合は、熔けます(外気温 -3℃ は 凝固点より高いから)

外気との熱のやり取りも考える必要があります
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融雪剤と凝固点降下について補足させて頂きます。


おおざっぱな話だとは思います。余談も入っています。

「なぜ雪が溶けるのかといえば、これまでの回答にもありますように凝固点降下が原因といえるでしょう。」
という文章についてです。
「凝固点降下が原因で雪が融ける」というのは少し違うと思います。塩化カルシウム自体に雪を溶かす働きがあるのではないでしょう。一旦溶けたものが凍りにくくなると理解していただいた方がいいと思います。溶けるために必要な熱は周りからもらっています。溶ければ水溶液が出来ます。その凝固点が水だけの時よりも低いので凍らなくなるのです。固体の塩化カルシウムを用いている場合は濃い溶液が出来ます。水に対する溶解度はかなり大きいです。凝固点の降下度は濃度が高いほど大きくなりますから溶解度の大きい物質が有利です。
たいてい道路の雪はシャーベット状になっています。その時が一番スリップの危険性が高いです。そこから凍ると危険性が高くなります。その時に塩化カルシウムをまくと効果が出ます。夜の寒さでも凍らなくなります。
でももっと温度が低いと凍ります。そのための事故も多いというニュースを見たことがあります。ぬれているように見えるので凍っていることが分からなくてスリップを引き起こすというのが書いてありました。融雪剤は橋のたもとに置いてあることが多いです。気温が下がると橋では上からも下からも冷やされます。地面の上では上からだけ冷やされます。橋の上だけ雪があるというのもよく目にします。
塩化カルシウムの溶解度は食塩よりもかなり大きいです。でも道路にまくというのは値段がやすいということが決定的でしょう。道路の融雪剤として食塩を使えばとんでもない費用がかかるとおもいます。
塩化カルシウムが出来るプロセスの例を1つ上げておきます。高等学校の教科書に載っているものです。なぜやすいかがわかると思います。
「炭酸ナトリウムを作るアンモニアソーダ法では最後に塩化アンモニウムが出来ます。このまま使うときとアンモニアとして回収するときとがあります。回収する時は石灰(水酸化カルシウム)を使います。アンモニアが回収された後に塩化カルシウムが残ります。」

ほとんど産業廃棄物のようなものです。使い道を探しています。
テニスコートにまく加湿剤としても利用していますので中学生や高校生でも知っている人がいると思います。吸湿性を利用しています。「にがり」という言葉を使っているかもしれません。にがりとは元々塩化マグネシウムのことだったのですがいつの間にか塩化カルシウムに対しても使われるようになりました。。豆腐を作るときの凝固剤として手に入りにくいにがりの代わりに使い始めたことが理由かもしれません。

注 にがりは海水から食塩を採るときの副成物でした。純度の低い塩にはにがりが含まれてきます。にがりが残っていると味が悪くなります。すぐにべとついてきます。にがりには海水中の塩化ナトリウム以外の成分が含まれています。塩化カルシウムも塩化マグネシウムも含まれています。でも味の悪くなる原因、苦みの成分が塩化マグネシウム(塩化カルシウムは苦くありません)でしたのでにがりといえば塩化マグネシウムのことという理解になっていました。べとつくのは潮解性のためです。
(炭酸カルシウムが主成分の岩石を石灰石と呼んでいます。これに対して炭酸マグネシウムを成分とする岩石を苦灰石と呼びます。この「苦」はにがりから来ているのだと思います。)
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このような開設のページがありましたのでご参考まで...



参考URL:http://www.kashi-kashi.com/world/kids/05/otona.h …
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塩は通常固体(結晶)ですが、これが水に溶けて水溶液になる際に、周囲から熱エネルギーを吸い取るため、温度が下がります。


一方で氷に塩をかけると食塩水ができます。食塩水は凝固温度が低いので、0度でも水が液体のままでいられます。このため、0度の氷は解けて液体(水)になります。

下記を参考にしてください。

http://www.mpstpc.pref.mie.jp/kids/question/info …
http://www.osaka-c.ed.jp/kak/rika1/jik-db/jik3-2 …
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正確には塩は氷を溶かす働きがあるので、塩を氷にかけると氷が溶け、この溶けるときに周囲の


温度を奪って行くため、周囲の温度が下がります。
 では、道路の雪はなぜ温度が低下したことで再び固まらないのかというと、溶けた部分には「塩」と言う
不純物が混ざるため、0度以下になっても水のように凍ることはありません。
塩が混ざることで、氷に塩をかけて起こる温度低下よりもさらに低い温度にならないと固まりません。
 ちなみに流氷は、ロシアにある河川の河口付近で塩分を含んでいない水が固まって流氷となっているので、
海水が固まったわけではありません。
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氷に塩を入れると温度が下がるというのは、正確に言うと融点(水が氷になる温度または氷が水になる温度)が下がるということですね。


そう、これはまさに凝固点降下現象です。

融雪剤の成分は主に塩化カルシウムや塩化マグネシウムですね。
これを用いることで、凝固点降下現象を起こし、道路が凍結しにくくするわけです。

ですから、塩(塩化ナトリウム)は用いられていないと思いますが…。
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