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知り合いの医師(年配)に聞いたのですが、

「医者は治療のことはわからん!」
「診断はかなり勉強するが治療についてはあまりやらない!」
「栄養学がわからないから、「栄養のいいもの食べて寝てください」とだけ言っている」
「薬は薬剤師に聞け!医者に聞いても詳しくワカラン」
「療養中の栄養は栄養士に聞け!」

とか、めちゃくちゃなこと言ってましたが、

1.現在の医学部では栄養学とか薬学?は、どの程度勉強しているのですか?

あと、

2.内科とかで受診しても、療養中のアドバイスを詳しくしてくれない感じがするのですが、やっぱり詳しいことはわからないんでしょうか?

3.「適度な運動と栄養を摂ってください」とだけ言う医師があまりにも多い気がするのですが、詳しいことは栄養士や作業療法士などに聞く方がいいんでしょうか?



出来れば医学生、現役医師、医療に詳しい方、医大教授などにお答え頂ければうれしいです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

私の場合、在学は10年以上前になりますが、私の経験でも大体は他の投稿者様と同じです。



栄養学は専門的にはほとんど習っていません。しかし、各疾患を学ぶときに食事療法などの観点から学ぶことはあります。ですから、一般的なビタミンとか、蛋白質とかカロリー計算とかは肥満症などを扱っておられる医師以外は得意分野ではないと思います。

また、薬学については基本的な薬剤についての作用機序と副作用なんかは学びます。しかし、実際に使用する場合、使う薬剤の名前は商品名ですし、基本的な構造を改良して商品化されているため、薬品名も変わっていることがあります。そうすると、学生時代の知識は直接的には役に立ちにくいです。大きい範囲で習っている分、薬品の特性が判れば大まかな作用や副作用は判ることが多いですが、細かな部分は把握していないことが多いです。自分がよく処方する薬剤については比較的よく知っていますが、そうでない薬は本を見ないと判らないこともたくさんあります。それに10年もすると新しい薬が出てきます。自分の診療科であれば把握することも可能ですが、それ以外では詳しく把握することは難しいでしょう。

医師は診断から治療・生活指導まで全般的に見る必要がありますが、それらの一部分を専門的に学んでいる専門職の方には到底知識は及びません。学生時代をとっても、同じ2年間勉強するとして、薬学の他にも、生理学、生化学、病理学などの基礎医学を複数勉強する医学部と、薬学を中心に勉強する薬学部とでは、すでにその時点で差が付いていると思いませんか?

要は、「餅は餅屋」です。栄養学も薬理学もそれ自体が大きな一つの学問です。医学と言う大きな範囲の中には入っているでしょうけど、すべてに精通することは到底できません。医者は診断学と治療学の専門家です。それ以外の分野では専門職の方が知識は豊富ですし、新しい知識も仕入れやすいと言うことです。

ですから、「診断はかなり勉強するが治療についてはあまりやらない!」は違うと思います。確かに治療方針を知っていても診断が出来ないと始まりませんので、ある意味言い得ているのかも知れませんが、診断と治療は車の両輪と同じでどちらがかけても医療行為は成り立ちません。文面そのままでは片手落ちと言わざるを得ないでしょう。多分、診断の大切さを大げさに言っておられるのでしょう。

ちなみに、(3)についてですが、栄養について、作業療法士さんは余り詳しくないと思うのですが。
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この回答へのお礼

作業療法士+運動と繋げたつもりでした;;
わかりにくくてゴメンナサイ

お礼日時:2006/09/12 02:23

年配・・・と言うと、かなりですか?  


戦中に看護兵で活躍し、戦後に医師に・・というヒトなら確かに正規の医学教育を受けていないでしょうから、分からないでしょうね。(^_^;)

言っていることはかなり危ないですが、治療を知らないでは通りませんね。(^_^;)

確かに栄養学は私は医大時代では1時間しかやっていません(全科目必須ですから休んではいません。居眠りはしたけど)。
ビタミン・・・なんて出てきて喜んでいたら、直ぐに終わってしまいました。 これらは自分で勉強しました。 元々医大は三回目の大学で自分の健康目的で入りましたから。

薬のは基礎過程でも臨牀過程でもやりますが、難しいので(私の場合は)、良く使う医薬品以外の話なら、的確なのは専門の薬剤師に・・・は正解と思えます。

3のは保険では其処まで時間をかけられませんからですね。詳しくはかなり時間がかかりますから。

他はすでに回答なさっている先生のお話通りです。
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医学部の講義では、栄養学という講義はないところがほとんどと思います。

薬理は基礎医学系で講義かありますが、臨床医が教えるわけではありません。
じゃあ、医者は栄養学と薬学を知らないのか、といえばそうではありません。臨床は医学部の講義の知識だけできるものではなく、医師になってからの勉強、経験から得られる知識のほうが重要だからです。
薬の知識についていえば、自分がよく処方する薬と、処方したこともないような薬では当然知識量が違ってきます。知識のない薬を処方するときには、まともな医師であれば事前に調べます。その時に役に立つのが医学部で学ぶ薬理学です。全ての薬を医学部で学べるわけではないです。
栄養学も同じです。栄養が大事な科(例えば消化器とか)の医師は卒業後に知識を得ますが、栄養に関しては問題ない患者が多い科(眼科とか整形外科など)では専門的な知識を持っている医師は少ないです。そういう科では、自分で知識を持つよりも、必要なときに専門家に相談できる能力のほうが大切になります。
栄養学は大切ですが、例えば救急甦生の知識と技術のように、あらゆる医師が精通していなければならない分野ではないということです。
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