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現在身内が病院に入院しているのですが、以前は耳にしなかった事ですが、病院側から盛んに退院を促す様な言葉を聞きます。理由を聞くと法律が変わった為と言っていますが、実際以前よりどの様に変わったのか具体的にご存知の方、是非教えて下さい。

A 回答 (2件)

法律が変わったわけではありません。


病院の説明がすこし、説明不足ですね。
病院は機能分化が進んでいます。
昔は1病院完結型であり、長い間入院できていたりたとえば3ヶ月毎に大幅に入院基本料が下がるので3ヶ月したら退院を言われたりしていたかと思います。
今は、3ヶ月という期間ではなく、「急性期病院での治療が終了したと考えられる時点での退院」となります。
つまり、手術をしたり、重篤な状態に対する治療をしたりする事が終わり、ちょっとした点滴だけだとか、寝たきりであるとかそういった状態だけになると「自宅へ退院」するか、難しければ「病状・状態にあった病院に転院」をするか提案されます。
病院の都合から言えば、病院は平均在院日数という、全患者の入院日数の平均により入院基本料が変わってくるため、より高い入院基本料を取得しようと思うと、治療が必要でなくなった患者さんには退院をしてもらい・・・と言うこともありますし、より手術や治療が必要な患者さんを受け入れるという病院の使命もあります。
患者さんからすれば、「まだ点滴がついているのに」「寝たきりなのに」「人工呼吸器がついているのに」「おむつがいるのに」など思われることだと思うのですが、リハビリが必要であれば、よりリハビリの時間が多い専門のリハビリ病院に転院をする方がその人にとっては有益だと考えますし、もう少しゆっくり入院したいという希望であれば、療養型の病院で療養しながら今後を考える方が良いような気がします。
入院先にソーシャルワーカーがいれば、きちんとその辺りは説明をしてくれると思いますし、今後どうしたらいいか相談に乗ってくれると思います。
医師や看護師で「なぜ退院しなければらないか?」をこのような法律が・・云々でしか説明が出来ないのは悲しいですが、そういった人が多いのも現実です。
こういった医療費の仕組みになっているため、これを「法律」といっているんだと思います。法律ではないんですけどね・・・。
日本の医療施策の一環です。(医療費削減を含めた)
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。丁寧な解説ありがとうございました。なるほど機能分化ですか。確かに最近一般病棟と療養病棟に分けたという話も聞きましたし、そういう意味では事細かに制度が変わってきてるんですね。しかし例にも書いてあるように今までの考え方や入院のとらえ方ではとても退院など、と言いたくなりますが国も当然予想しえた状況なんでしょうね。そうなると私たちの今までの考え方を少しずつでも変えていくしかなさそうですね。

お礼日時:2006/11/27 17:14

国民皆保険は患者3割、国7割で負担する制度なのは知っていますよね。


で、この皆保険制度は価格統制がされていまして、この治療法は何円、この治療法は何円、という風に全ての値段は国が一方的に決めています。診療報酬というのですが、健康保険で診療する以上は必ずこの値段に従わなければいけません。
で、昨今の医療費削減問題で長期の入院患者に対しての診療報酬が絶望的なまでに下げられてしまいました。何故かというとお年寄りが長期間入院すると医療費を食い潰すので、国としては自宅で看病してもらいたいからです。
そこで国はほとんど赤字になるくらいまで値段を下げてしまいました。これなら病院に置いておきたくてもできません。確実に赤字になる患者をたくさん置いておいたら病院が潰れてしまうからです。
そして病院側はある期間がきた時点で、患者さんに治療費を自費で全額払うか、退院するかという選択をさせざるを得なくなった訳です。病院側としても潰れる訳にはいきません。

かなりはしょって要点だけ書きましたがこんなんでどうでしょうか?
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。早速の回答ありがとうございました。実は投稿前ネットでキーワードを色々入れて検索してみたんですがキーワードが的外れのためなかなか狙い通りの検索結果が出ませんでした。しかし回答中の゛診療報酬゛から検索したら平均在院日数という言葉がでてきてまた更に色々見ていくうちにおぼろげですが全体像が見えました。とても助かりました。

お礼日時:2006/11/27 17:20

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