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- 回答日時:
反応の際に冷却する目的の一つは、温度上昇によって副反応が起こるのを避けることです。
つまり温度は上がり過ぎると、望ましくない反応が起こり、目的物の収量が減少する可能性があるということです。もう一つは安全のためです。
多くの反応は発熱を伴います。結果的に反応溶液の温度は上昇します。高温では反応速度が増大しますので、単位時間内に発生する熱も多くなります。そうするとその発熱で温度が上がり、発熱はさらに増大し・・・・
といった感じで反応が制御しきれないほど暴走してしまいます。そうなりますと、爆発や発火の危険性が高くなります。
こういったことは、反応のスケール(使った薬品の量)とも関連します。量が多くなるほど冷却効率が悪く、反応温度の制御が困難であり、しかも絶対的な発熱量も多くなりますので、慎重な制御が必要です。
反応の暴走は、化学実験における事故の原因のひとつです。
この実験においても、上記の2つの理由で温度を制御しているのでしょうが、特に、実験中の事故はなんとしても避けたいでしょうから、特に後者の理由が大きいでしょうね。
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