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今、理科の授業でエイズについて調べています。
SIVについての資料が少なくてよく分かりません。
中学生に分かるような説明をお願いします。
SIVはサルと共生しているというのは、具体的にどういうことなのですか?

A 回答 (1件)

SIVとはsimian immunodeficiency virusの頭文字をとったものです。

つまりサル免疫不全ウイルスのことを指します。
なおヒトの場合はhuman immunodeficiency virusつまりHIV感染によって後天性免疫不全症候群(AIDS:acquired immunodeficiency virus)が発症します。

SIVとサルの共存についてですが、私も知らなかったのでネットで調べましたら、大体以下のようなことが分かっているようです。

・SIVの自然感染はアジアや南米産のサルではなく、アフリカ産の一部のサル類で見られる。
・アフリカミドリザルからSIVを分離し、その遺伝子解析を行った結果これらのウイルスはHIV-1、HIV-2群とは異なる第3と第4のウイルス群であることを示し、以前の考え方であったHIVのアフリカミドリザル起源説を否定した。
・これらのSIVが米国でアカゲザルより分離されたSIVと異なり、エイズを起こさず、平和共存していることを明らかにした。

簡単に言いますと、同名のウイルスにも亜型が様々あるということです。
とりわけHIVはウイルスの変異(型がコロコロ変わっていくこと)が頻繁であることが知られており、そのことがワクチン開発を難しくしている理由でもあります。
なお、細菌も自らの型を変えていく能力が備わっており、この能力によって薬剤耐性菌が出現してきます。マスコミで時々騒がれているMRSA(meticilline resistant Staphylococcus aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などが有名ですね。
要は奴らも生き延びて仲間を絶滅させないよう必死なのです。
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