アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

私は現在大学4年生、社会学(福祉・教育)を専攻していました。けれど卒業を前に「法学って面白い!」と知り、独学で勉強していきたいと思い始めました。
そこで、大学の法学部ではどんな勉強をしているのか、法学を勉強する上で必要な基礎的な知識をどう学べばいいのか、モチベーション維持の為に資格を目指すとしたらどんなものがあるのか、など教えていただきたいのです。
漠然とした質問で申し訳ないのですが、こういう本を読めば取っ掛りが見つかるのでは?というアドバイスも嬉しいです。

卒業後は行政事務の仕事に就きます。そのため少しでも役に立てばと、(福祉のテキストで)障害者基本法を勉強したりする中で、法律の作られた過程、法律によって何が変わったのか、文言一つに込められた意味の重要性など、いろんなことをもっと深く(法学の視点から)知りたいと思いました。いずれは、放送大学の大学院:政策経営プログラムで修士号を取るのを目指せたらいいなぁと夢を描いています。それにはまず、基礎の基礎を固めたい!!公務員試験の勉強では過去問中心に一通り勉強しましたが、テストのための勉強ではなく、純粋に法学の楽しさを味わえるような勉強がしたいのです。
こんな私に何か、アドバイスいただければ嬉しいです。

A 回答 (3件)

教養としての法律なら、日々の事件に疑問をもつのがいいと思います。


私は、職業・○○・年齢が、どこそこで△△の容疑で逮捕された。
という報道を耳にするたびに心を痛めております。

日本社会において、上述のように報道されることは社会的な抹殺です。
報道されること=真実、容疑=有罪という図式がはびこっています。

正しく法知識を身に付けていれば、こんなおかしなことはありません。
ですが、毎年、多くの法学部の学生を輩出しているにも関わらず
上述の事例は多くあります。

言いたいことですが、学部での法の勉強は入門でしかありません。
ですから、あえて自信を卑下せずに取り組むといい思います。

その際にですが、法制史と法哲学を最初にされるといいでしょう。
何故、法が必要なのか。人が人を裁いていいのか。
そして、人が人を殺してはいけないのか。
公共の福祉と個人の自由のせめぎ合い、同様に報道の自由とプライバシー
そもそもの根本がわかれば、現代社会の問題点を浮き彫りにできると思います。

おすすめの本ですが、ぱらぱらと見て、読みやすいのがいいと思います。
関心を強くもった分野であるならば、判例・通説・多数説・少数説・有力説と
いろいろな見方を習得されれば、より一層深い法の知識を習得できると考えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

メディアリテラシーを高めたい…そういう思いが、法律を勉強したい根底にあるように思います。hamakko_2003さんの回答を読み、自分が一番勉強したいと思っていることが何かに気が付きました。ありがとうございました。
22日付けの朝日新聞に、高橋源一郎さんの「憲法は矛盾があることに意義がある」というような内容の記事がありました…面白そうと思ったので、まずはここからかじってみようと思います。
せっかく今まで障害者福祉を勉強してきたのだから、マイノリティーの視点を大事にしたり、、私なりの読み方で法を学んでいけたら…と思います。


3人の方の回答、大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/23 13:28

明大法学部OB兼現役東北福祉大生の私は、あなたと逆手順(最初に法律を学び、今は福祉を学んでいる)です。

居るんですね、私みたいな人(笑)

法律というのは、いや一般社会においてもすべては「事例検討」なのではないでしょうか?例えば、野球を見る人は誰しもが監督になった気分で野球を見ますし、サッカーもそうです。もちろん法律を学ぶ人だったら、誰もが「弁護士」になった気分で事例を自分流に解釈していき、法律に即した自分の解釈を導き出すのではないでしょうか?ちょうど今、島田紳介の法律相談所なんかは、まさにそうではないでしょうか?

ゆえに、いきなり「民法総則」とかっていう本もいいかも知れませんが、私は逆に「事例に即した考え」っというのを身に付けて欲しいので、演習系の本をおすすめしたいですね。例えば、公法系(憲法・刑法・刑事訴訟法)だったら元司法試験委員の前田雅英先生が書いた「Lesson刑法37」とか、私法系(民法・商法・民事訴訟法)だったら星野先生が書いた「判例に学ぶ民法」なんかがいいと思います。

そのうえで、下記の方が紹介している本なんかを読むとかするといいのではないでしょうか。ただ漫然と憲法とは…とか、民法とは…っというよりも、事例に即した法解釈を学んだ方がいいと思います。

そのうえで、福祉法学に生かしたいのであれば、志田先生の書いた「福祉法学」、まぁこれも結局は不法行為による損害賠償とかというリスクマネジメント論(例:老人ホームで利用者が転んだ場合、監督責任とかなんとかみたいな法解釈になるんだが…)みたいにはどうしてもなってしまうんですが、結局は法を基点として、あなたのフィールドが福祉か行政のどっちかは知りませんが、そちらに持っていくという視点で考えるように至れば、よりわかりやすいのではないでしょうか。

まずはケーススタディーを心がけて、法律を学んでください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ひとつの分野を深く学ぼうとすれば、他の分野も深めなければならない必要性を感じますね…。
確かに、憲法総論っぽいことは公務員試験で既にやっている気もするので、事例を見ることで法学的な思考回路を身に付けられるかもしれませんね。おススメの本や、新書などを読みながら必要に応じて総論に戻るようにしてみます。
フィールドは学部時代は学際領域だったため、はっきりとしたものはありません。どちらかと言うと福祉よりでモノを考えていましたが、これからは行政の視点で考えることになるかと思います。
回答ありがとうございました。お礼が遅くなりすみません。

お礼日時:2007/02/21 21:05

法学部で国際政治学を専攻している者です。



法学部には法律学と政治学があります。
法律学には、公法(憲法・刑法・行政法など)と
私法(民法・会社法など)の2つに大別できます。
お国が関わるのが公法、民間人の我々や企業同士の
関係を規定するのが私法、と考えるといいでしょう。

学問的なおもしろさで言うなら、公法の方が、
「法律とはそもそも・・・」という意味で
近いですから、憲法なんかを勉強するといいのでは
と思います。

法学部生ではないので、簡単に読める本であれば、
伊藤真の
・伊藤真の図解 憲法のしくみがよくわかる本―知っておきたい日本国憲法の原理と姿 (単行本)
・伊藤真の憲法入門―講義再現版
・高校生からわかる 日本国憲法の論点 (単行本)
なんかがとっつきやすくて、読みやすいと思います。

難しい本であれば、いくらでもあります(司法試験向きとか)。

法とはどうあるべきか?という問いであれば、「法哲学」でしょうね。
普通の人が読むと、屁理屈にしか聞こえないかもしれません(笑)。

ボクは、法律学がなじめず国際関係・政治に進みましたので、
国際関係・政治にも興味を持って欲しいとは思いますが 汗。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。
伊藤さんって、伊藤塾の先生ですよね。初心者にも分かりやすそうですね。さっそく憲法からかじってみようかな…。
国際政治の方は、1年の時の一般教養で「国際法」「国際関係」の授業を取りました。その授業が本当に面白くて、専攻を選ぶとき『難民支援』か『障害者支援』かすごく悩みました^^;結局障害者福祉・教育を選んだのですが… 今も国際関連のニュースを聴いてはいろいろ考えています^^ ただ今回は、4月から公務員ということで国内の法律・政治を勉強したいなぁと思っています。
ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2007/02/21 20:59

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!