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No.2ベストアンサー
- 回答日時:
I met the man.「私はその男性に会った」の語順を変えて,
the man I met にすると「私が会った男性」という意味になります。
これは関係代名詞というものが誕生する前から用いられていた英語です。今では,目的格の関係代名詞が省略されていると見なされますが,語順的に,the man を後ろから I met が修飾するというのは非常に自然なことだと思います。
しかし,The man lives in Tokyo.「その男性は東京に住んでいる」の場合はそうはいきません。
the man lives in Tokyo で,lives in Tokyo が the man を修飾しているとは考えられません。やはり,「その男性は東京に住んでいる」としか取れません。
すなわち,the man who lives in Tokyo で,who を取ると,「その男性は東京に住んでいる」という文になってしまい,「東京に住んでいる男性」としたい場合は,主格の who を置くしかないのです。
わかりにくい点があれば何でも言ってください。
ところが,文によっては,主格でも省略できる場合があります。
(1) まず,someday → somebody ですよね。
There's somebody downstairs wants to see Mr.Smith.
の場合,上の説明によると,somebody wants ~で SV という文ができるため,who は省略できないはずですが,There is が前にあるため,somebody は there is とつながると認識され,wants の主語にならない,すなわち,somebody wants ~という文の形にならないと考えることが可能になります。
したがって,who がなくても,wants 以下が somebody を修飾すると判断することが可能になり,somebody wants ~で SV とならずにすむのです。
文法的にはこのように説明できますが,現実的には
Somebody wants ~ という SV の前に,there's の方がついていると感じられるかもしれません。
(説明がややこしくなるので,downstairs「階下に」という副詞は無視して説明しました)
(2)She is not the woman that her mother was.
については,「彼女は,母親がそうであったような女性ではない」のような意味ですが,the man という先行詞と等しくなる関係代名詞 that は her mother was の後にくる(主格)補語の役割を果たしています。
文法的には,主格補語は主格であるため,この that は主格の関係代名詞になりますが,現実的には,後に SV という形がきているため,目的格の関係代名詞と違いはありません。というか,主格補語は,目的格を用いるのが最近の英語です。(It's me. など)
この that は省略しても,her mother was が the woman を修飾しているというのは語順的に問題ありませんので,省略することが可能です。
ご丁寧にありがとうございます。
一つ疑問なのですが1番と2番でそれぞれthatとwhoを省略しなくても
とりあえず間違いではないということでしょうか?
おそらく実際はそう使われないんでしょうが…
No.5
- 回答日時:
アメリカに38年半住んでいる者です。
私なりに書かせてくださいね。文法には3つの文法に大きく分けられると私は言ってきました。 学校文法、社会文法、そして自己文法、です。 日本語の場合で考えると分かりやすいと思いますのでその線から書かせてもらいますね。
学校文法とは学校での英文法、すなわち日本語の学校文法である国語の授業の文法のことを言います。 学校文法の多くは、特に基本文法と呼ばれる中学でなる文法は大変重要な意味合いを持っており、これ無しには英語を使えるようにも試験で良い点を取るためにも必要なものですし、これがないとこのカテで説明することはまず無理でしょう。 なぜなら、多くに人が共通した理解をもっているからなのです。 つまり、基礎文法自体がコミュニケーションに必要な理解とそれを伝えようとする意識それを受けようとする方の理解がマッチできる、と言う事なのですね。 だから、教える・習うと言う状況に「使える」わけです。 ただ、残念なことに実際に使えるようになるための文法的知識を得るにはかなり超人的理解力を持っていないと無理だ、と言う弊害にもなっているのです。 wind-skyさんはこの実力を持っているからこそちゃんとフィーリングを文法と言う道具でしっかり掴むことができるわけですね。
社会文法とは社会が認める表現方法、あるいは社会的に十分認識され慣習的に、無意識的にも、使われる表現方法で、一般的表現方法に非常に根強くつながっています。 これさえ使えばほとんど無駄なく五回なく理解されると言うことになるわけです。
その社会文法のミクロのレベルが自己文法と言うものなのです。 つまり人それぞれが生まれてきてから社会で使われている表現方法を体で、また国語の授業、親からのしつけ、また大人になってからも上司からの教育、社会文法の拡張であるビジネス文法などの習得、そして、ここのカテのようなところ個人的積極性にとんだ習得、などで自分に作り上げてきた文法、表現方法、のことを言います。
私みたいな敬語に疎い人間は社会文法に疎いと言うこと名わけですね。 そして私の自己文法の弱点でもあるわけです。
人によって表現方法が違うと言うのはここから出ていることなのです。 しかし、社会文法から見て問題ない表現であれば良いですが、丁寧な表現を必要とすると社会文法は言うにもかかわらずその必要性のフィーリングを持っていない自己文法の人は「友達同士で使う表現」をそのまま「義理の両親」「上司のまた上司」に使ってしまうことになってしまうわけです。
かなり長い前置きになりましたが、今回の文章で関係代名詞を省略できるができないか、と言う表現は私としては???となるのです。 できるかできないかではなく、するかしないか、省略してしまう人がいるかどうか、その人の自己文法がしてもかまわないと感じるのであれば省略してしまうわけです。 そして、そのような人が多ければ多いほど社会文法としてなりたつわけです。
では、これらの関係代名詞を言わない人がいるかと言うとはっきりいると言えます。 そして、それを聞いた人のほとんどはちゃんと問題なく理解します。
(1)There's somebody downstairs wants to see Mr.Smith.
(2)She is not the woman her mother was.
こういう表現するかしないかは学校文法が管理しているのではないですね。 日本語の使い方を考えれば国語の授業で習った日本語学校文法が日本語の使い方を支配しているのではなく、使う人間が支配しているのだと言うことがお分かりだと思います。
多くの時間や場所を示す名詞が前置詞無しで使われる様になりました。 日本語の助詞を言わない(意識して省略したのではなく)で毎日表現していますね。
つまり、一般的になくても良いもの、つまりなくてもフィーリングがちゃんと伝わる、であれば、言わない方が簡単だ、使っていて慣れてくる、と言う事になるわけです。 慣れてきて定着すれば学校文法は「改善」しなくてはならなくなるわけです。 だから言葉は生きている、と言う言い方をするわけですね。 (無生物は生きていると言う表現はしない、と多分古い文法は「批判」したと思います。)
そして今回の文章も「なくても理解できる」と言うレベルが社会的に認識され実際に使われるわけです。
つまり使われ始めたのは社会の底辺である一般人なのですね。 そしてそれらの一般人の自己文法が作られたわけです。 一旦自己文法が作られれば、その人にとっては問題のない表現としてしまうわけです。 はじめの頃は多くの人がOKと認識しなかったでしょう。 しかしそれが広まり定着すると社会文法自体が自然に変わっていくわけです、 学校文法にかじりついているアメリカ人は英文法のさてで「間違っている」と叫び「表現方法が変わることを拒否しようとしまた使おうとする人には使うな」としています。 ですから定着途中の表現の多くはインターネットのサイトでうるさく言われるわけです。 ちょうど「全然」と言う表現がしばらくうるさく説教する人が日本にいたように。 しかし今では全然と言う単語が肯定文にも使われるようになりましたね。 若い人などほんの10年以前は否定形だけに使われた、なんて聞いたらびっくりする人もいると思います。
使われ、問題ない、とするからこそ今度は学校文法自体が変わってくるわけです。 そして、学校文法は「省略できる」と言う事になるわけです。
2)番は全く問題なく(目的語と感じるから)言わない人が多いですね、 1)の場合はThere isとかThis isなどの表現構えにあると言わないほうが普通と感じる人が多いですね。 Hey, Jack, (ther's) somebody dowstairs wants to see Mr. Smithといってしまうわけですね。 つまり、there is自体すら言わないでもdownstairsと言う場所を示す表現があるのでちゃんとthere isのフィーリングが出てきているわけです。 出ているなら言う必要時ないじゃん、と言う事になるわけです。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
No.4
- 回答日時:
>1番と2番でそれぞれthatとwhoを省略しなくても
とりあえず間違いではないということでしょうか?
省略するしない,という以前に,もともとの英語が誤っているという意味なのでしょうか。
(1)There's someday downstairs「誰かが下に来ている」において,somebody を who 以下が修飾しています。「下に,スミスさんに会いたがっている人が来ています」という意味で,正しい英文です。
(2)She is not the woman that her mother was.
については,関係代名詞が,関係代名詞節内で補語になる例としてよく出てきます。説明用の文で,現実的にはあまり用いられないでしょうが,正しい英文です。
ご質問者が英文法をしっかり理解したい,というのでないのならば,このようなことはあまり気にしなくてもいいでしょう。
どこからか,こんなことわかっても何にもならない,もっと実用的な英語を勉強しろ,という声が聞こえてきそうですが,私はこのようにきっちりと文法を理解することも必要だと思います。
No.3
- 回答日時:
(1)There's somebody downstairs who wants to see Mr.Smith.
(2)She is not the woman that her mother was.
(1)はsomebodyの間違いですね
There is に導かれる場合、多くは「~する人がいる」という場合に関係代名詞を使わずに、There is の後に文を直接つなげる構文が許されます。というより、多く使われるため認められるようになったと言ったほうがいいでしょう。
the woman that her mother was「母親がそうであったような女性」
この場合、who を使うことはできません。前から訳すと分かるのですが、
「その女性、その人は(を)~」のように who は人そのものを指します。この that は人そのものではなく「性質」を指すもので意訳すれば「母親のような女性となり、that は省略できます。
(1)は慣用表現で許されるもので、他には This is の場合にも見られます。There is / This is など紹介文の場合だけの例外とも言えます。
(2)は難しく言えば「主格補語の場合は省略可能」ということですが、そんなに難しく考えなくても
「先行詞+関係代名詞+主語+動詞」のときは省略可能、別の言い方をすれば、
「先行詞+関係代名詞+動詞」のときは省略できない、ということです。いちいち主格か目的格かなんて考えているわけがありません。
The man you met yesterday is my father.
*The man came here yesterday is my father.
下の方は接続詞も使わず、動詞(述語)がだらだら続いていくので感じが悪いから避ける(その男は昨日ここに来た私の父だ、ねじれ文です)、関係詞を入れて came here yesterday が先行詞にかかっている感じを出す。
「関係代名詞の後に動詞が来れば省略できない」これだけです。初めから、やれ主格だ目的格だと騒ぎ立てるのはどうにも理解できません。そういうことは専門的に研究すればいいのです。
> 関係代名詞の後に動詞が来れば省略できない
非常にわかりやすかったです。ありがとうございました
私も中学や高校の英語の授業で主格やら目的格やらの言葉を多用するのはどうかと思っています。。
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