dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

看護師として10年目になります。
途中妊娠出産などがあり臨床から離れていた期間もありますが、内科慢性期病棟、精神科の経験があります。

自分自身が漢方薬を飲むことがあり、それから興味を持ちはじめました。2年ほど前から文献を読むとか時間のあるときに職場の薬剤師の先生とお話しする程度です。それでは物足りないないと感じはじめ、家族の理解もあり将来的には進学を考えています。

漢方を専門的にというとやはり鍼灸専門学校になってしまうのでしょうか、あとは薬剤師でしょうか・・・30歳の私でおそすぎではないでしょうか?じっくりしっかり学んでステップアップにつなげたいと思います。

どんな情報でもかまいません、教えていただけたら嬉しいです。

A 回答 (2件)

 jinno39さん こんばんは



 薬局(漢方系の医薬品を売る率が高い)を経営している薬剤師です。

 jinno39さんが看護師さんならお解りになると思いますが、「医学を学びたい」と言っても例えば「思春期のお子さんでタミフルを服用して脳神経症状を起こす理由を研究する」等の基礎研究的な勉強と、臨床の場で直接生かせる例えば血圧の測り方から始まって血液検査値の解釈やMRI・CT等のデーター解釈等の方法を学ぶのとでは違いが有る事がお解りだと思います。それと同様で、安易に「漢方を学びたい」と言っても漢方薬の事を学びたいのか、鍼灸等の事を学びたいのかによって細かくは違いが有ります。ですから、何を学びたいのかで、どう言う所で学べば良いかがある程度決ってきます。

 まず薬科大学に付いてですが、#1さんは「漢方科」と言う学科が有ることを記載されていますが、私が物知らずなんだと思いますが知りません。と言う事より有ったとしても少ないでしょう。例えば富山医科薬科大学医学部には漢方の大家の寺沢教授が居て漢方科で診療されているのですが(現在は2005年より寺沢教授の母校の千葉大医学部に戻り、千葉大附属病院で「漢方科」の設立に伴って出来た「和漢診療学教室」の教授をされています)、同大学薬学部では薬学生向けの漢方講座が授業としてある様です。それ以外の多くの大学では、生薬学や薬用植物学担当の教授等が漢方のさわり的な講座を選択科目として行なっている程度です。そう言う薬科大学では、より漢方に近い授業として「生薬学」や「薬用植物学」等の授業があり、内容はjinno39さんもご存知の便秘薬として使うセンナの成分が「センノサイドA・B」でCassia angustifoliaまたはC. acutifoliaと言う学名の植物の小葉を使う等と言う薬として使う植物(生薬)の原植物名・薬用部位・成分等を学ぶ(と言うより覚えさせられる)と言う授業がある程度です。したがって「葛根湯」が云々とか「小青竜湯」が云々と言う具体的な漢方薬の授業は有りません。したがって薬剤師が漢方を勉強する場合、色々な所で開催されている漢方講座を受講したり漢方の専門書を読んだりして独学で学ぶか、昔の言い方の「生薬屋(「きぐすりや」と読みます)」等の刻み煎じで漢方薬を出す漢方薬局で修行するしかないんです。したがってjinno39さんがどの程度本格的な内容を学びたいか解りませんが、薬科大学に進学されても希望の漢方は勉強出来ないでしょう。
 私の場合は薬科大学を卒業後漢方薬局(生薬屋ではなくエキス製剤を販売する薬局)に勤めながら、母の友人の知り合いで生薬屋を経営している薬剤師に師事して漢方の基礎を教えて頂きました。

 今は漢方がブームらしく漢方薬を置いてないくすり屋を探すのが難しい時代ですが、薬剤師を含め多くのくすり屋の販売員が正しい漢方薬の知識のない方が殆どの様です。そんな関係で、各漢方メーカーではくすり屋の販売員対象の販売に直結する簡単な漢方薬の講座を開講しています。そう言う簡単な講座の発展系的な講座として、医師・薬剤師・看護師等の医療従事者対象のより本格的な漢方講座を開催しているメーカーや「日本東洋医学会」等の漢方系の協会が有ります。そう言う医療従事者向けの漢方講座を受講されてみては如何でしょうか???お勤めの病院の薬剤部の薬剤師さんと気軽にお話出来る様ですから、その方にお願いして漢方メーカーや卸のMRさんにそう言う講座を調べて頂いては如何でしょうか???
 上記講座の内容としては、本格的な漢方を勉強すれば勉強しなければならない可能性が高い「傷寒論(「しょうかんとん」と読みます)」・「金匱要略(「きんきようりょく」と読みます)」と言う中国古典の漢方医学書を読む内容~具体的な症状と処方名をあげて説明している内容まで色々です。内容を吟味して、受講してみたいと思う講座を受けられると良いでしょう。

 もし漢方を「鍼灸」等と考えているのであれば、鍼灸の学校に通われるのが手っ取り早いでしょう。簡単に健康の事を「病気」・「元気」と言う要に、漢方では「気」を重要視して考えています。(「気」の説明すると長くなるので割愛します。)そう言う「気」の流れを良くする事で病気を治そうとするのが簡単に言う「鍼灸」の考え方なんです。その為の色々な内容を学べるのが鍼灸の学校です。漢方薬を勉強するのとは少し違う感じですが、漢方薬を理解する為の手助けになる内容も学べるかと思います。

 以上簡単(でしたか???)に説明したつもりですが、何を学びたいかで選ばれたら良いと思います。長々記載しましたが、何かの参考になれば幸いです。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

ありがとうございます。
私が学びたいのは漢方薬、薬草について、また回答者様がおっしゃる「症状と処方」などが学びたいのです。

鍼灸が学びたいというよりは、いろいろ自分なりに調べてみた結果鍼灸専門学校で「気」を学ぶことが漢方薬を理解するのに生かされると聞き、鍼灸学校しかないのかなあ・・・と思ったのです。

職場の薬剤師さんにも「そんなに興味があるんだったら、大学時代の先輩で漢方薬局を開いている人がいる、紹介してやるから修行でもしてきたらどうだ」と冗談交じりに言われてたのですが、それもひとつの道として考えてみたいと思います。

詳しく教えていただき大変参考になりました。

お礼日時:2007/03/31 08:18

>家族の理解もあり将来的には進学を考えています。


⇒漢方だと、薬学部で漢方科のある学校がありますね。もっとも国家試験に漢方は出ないそうで、授業でも予想外に少ないようですが・・・・。

少なくても医学部ではやりませんでした。知識は自分で台湾や本土で勉強したものです。

>30歳の私でおそすぎではないでしょうか
⇒薬学部でこの間お会いした学生は60歳でしたし、私が医学部に入ったのは20代終わりの頃です。結構医療系にはそういう人は多いです。 特にナースからだったら経験があるので、比較的楽に授業内容をまとめられると思いますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

年齢が気になっていたんです。また、家族の協力があるとはいえまだ下の子は2歳・・・学生になったはいいが大丈夫かなあ~~なんて気持ちもあります。

薬学を総合的に学ぶ場としては薬学部ですかね・・・う~ん、でも6年・・・。
受験対策もあるのでじっくり考えて見たいと思います。

60歳の学生の方いらっしゃると聞きすこし勇気が出てきました!

お礼日時:2007/03/31 08:24

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!