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前回の質問「既習の外国語で新しい外国語を学習している人って http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2849088.html」で戴いたご回答を元に疑問点を整理し、再度質問させていただきます。

その質問では とある方によると既習の外国語で新しい外国語を学習するのは いくら既習の外国語が出来ても母国語のように使いこなせるわけではないので効率が悪いが、また別の方によると 既習の外国語をマスターしていればむしろ合理的というような回答を戴きました。私は恐らくそれは語学力の臨界点の問題だと思うんですが、その臨界点を超えることは難しいんでしょうか?どのようにしたら超えられるでしょうか?

また、このような方法は混乱を招きやすいとの意見も戴きましたが、どのようにしたら混乱を回避できるでしょうか?

A 回答 (2件)

以前、フリジア語のご質問で答えさせていただいた際、次のように申し上げたものです。


> http://www.dila.co.jp/language/index.html
> 大学や企業での外国語学習の振興事業をしている研究者団体がありま
> すが、上記のDILAの責任者が推進していたと思います。

団体そのものが、津田塾学長や文科省の取り組みによって設立された組織だったと思いますが、彼らの統計と研究があきらかにした点は、第一言語(母国語)でない習得言語からの第三外国語の学習は、第一言語からの学習よりも効率が劣る、というものです。なので、現在の一般的な大学や企業で、英語を使ってスペイン語や中国語などを訓練するべきではない、という結論に至っています。

わたしは語学学習は門外漢で、強いて言えば精神科療法の分野から言語に深くたずさわらざるをえないだけですが、門外漢から見ても次のようなことがいえます。
人間の精神は言葉の力でまとまりがついているものですので、第一言語は人間にとって本質的なものです。第一言語ははじめから複数でもかまいませんが、これについてはまだ詳しくはわかりません。
コミュニケーションは、言語のやりとりにかかる部分よりも、話者と受けてのそれぞれの統合事情にかかる部分のほうが比率が大きいです。
つまり、概念を裏付ける厖大な大系が背後にあります。わかりやすい点をあげれば、感情の学習が最初の言語で為されていることが大切ですし、幼児になると、自意識、性の意識、他者の認識が、無自覚の状態でコミュニケーションに多大な働きをします。
なので、臨界点とおっしゃっているものを超えたいとなると、なかなか困難と思いますが、たとえば、外国語で赤ちゃんの模倣からやり直す特殊な療法があります。しかしこれは第一言語が封印されるものです。
たぶん、表わす感情だけでなく押し殺す感情まで、第二外国語で形成できるような場合、また、セクシュアリティにかかわる感覚もすべて第二外国語で形成できる場合、そして、精神的に崩壊する狂気の心をを第二外国語でむしばむことができるような場合、おそらく、第三外国語への移行で効果をあげることが可能ではないかと思います。
習得の早さについて、第一から第三と、第二から第三ではそれなりの差が生じるであろう理由は、私から見ればこんなところでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>第一言語(母国語)でない習得言語からの第三外国語の学習は、第一言語からの学習よりも効率が劣る、というものです。
これは私の言う「臨界点」を超えていないからでしょう。

>そして、精神的に崩壊する狂気の心をを第二外国語でむしばむことができるような場合
これは極端だと思うんですが、例えばフィリピン人がフランス語を学習する場合、タガログ語で学習するのが効率が良いのか少し疑問です。

お礼日時:2007/04/09 09:18

前回の質問でも申したようにこれは どれだけ基礎を極めたかの問題です。

あと、これは多くの人が見落としている点なのですが、日本人にとって最初の外国語である英語を覚えるにも高度な国語力が要求され、それは日常会話や学校で習う国語とも方向性が違うことです。英語は多くの生徒が脱落しやすい教科ですが、これも英語を理解する為の国語力の欠如に起因する場合が大半を占めています。また、英作文なんかだと ある意味 一般の英語のネーティブさえ凌駕する英語力が求められる場合もあります。日本語と英語のバイリンガルの誰もが通訳を出来るわけではないのです。ですから、仮に英語を母国語並みに操れても、英語で他の外国語が簡単に学べるわけではありません。
しかしながら、英語を文法からキチンと学んだ人は 一般の英語のネーティブよりも英語の解析能力が高いです。これは一つの大きなアドバンテージです。

ご質問の方法に臨むには 何度も申しますが とにかく基本を極めることなんです。先ず、語学は毎日欠かさずコツコツとやることです。時間のある日は欲張ってどんどん進んで忙しい日は休むというような学習法はいけません。それから、無理な背伸びをしないことです。ご質問の方法を実践するには、既習の外国語が英語だとして、英英辞典を使うと英語が上達するからと、いきなり難しい英英辞典で今まで使っていた英和辞典代わりに使うと確実に失敗します。易しい辞典で知っている単語を虱潰しに洗い直すことから始めましょう。そして何より、簡単に思えることを馬鹿にしないことです。「こんなの中学で習うレベルじゃん、何を今更」という人は ご質問の方法は向きません。それから、これも重要なんですが、基礎は何度も言うように重要なんですが、違った角度から捉え直す姿勢です。

私の場合は前回の質問でも書いたように、フランス語ベースでイタリア語を学習していますが、いくらフランス語が出来ても やはり外国語なのでハンディキャップはあります。しかし、それを差し引いても大きなメリットが残ります。似ているだけに混乱する部分はありますが、日本語ベースでイタリア語を学習した方が混乱するような気がします。なぜなら、嫌がおうにもイタリア語はフランス語と似ていることを感じますから、無意識にフランス語の癖をイタリア語に持ち込んでも これがなかなか気付きにくくなるんですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど、私も英語を毎日学習しているわけでもないし、背伸びして難しい英文を読もうとしていますが、これはマイナスだったんですね。

お礼日時:2007/04/09 09:23

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