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 新約聖書と旧約聖書の違いは何でか。また、それぞれの聖書は、いつ誰が書いたのですか。宗教改革のときルターは、いわば聖書第一主義のような活動をしますが、そのときの聖書とはどちらでか、教えてください。

A 回答 (8件)

>新約聖書と旧約聖書の違いは何でか。



キリスト教ではユダヤ書を古い神との契約としています。
その後神との契約しなおしたのが、新約聖書だとしています。

そしてキリスト教では救世主がイエスで、それによって人類は救済されたということを地球上全ての人に伝える書物が新約聖書だとしています。

新約聖書が神との新しい契約書というわけです。
(随分この契約書は難解で長いですが、もっと整理して人間にもわかるように書けなかったのでしょうか と私的に思います。)


ユダヤ教では神の救済は実現していないとしています。
キリスト教では2000年ほど前に実現し、もっとも深い罪である原罪は全人類から消えたので、今では誰一人原罪を持っていないとしています。
ユダヤ教は原罪うんぬんにこだわっていません。 
神の救済をひたすら今も待望している状態です、



新約聖書のイエスの言葉は、ほとんど旧約聖書からきています。
イエスが言ったとされた言葉も旧約聖書に既に書いてある言葉か、それ以前から口伝やラビ文学などで既に語られていたものです。
イエスの言ったとされたもので一番有名なのが山の上の教訓ですが、それも既に過去の人に言い尽くされていたもの。



旧約聖書が成立したのが、紀元1世紀頃です。

その前から文書はありましたが、沢山の資料・口伝の中から選んで編算したのがユダヤ書。(キリスト教が言う旧約聖書)


ユダヤ書は誰が考え出したのかは、よくわかっていません。
が、創世記の部分はバビロン捕囚でバビロンにつれていかれた祭祀たちが作り出したものだと考えられています。

洪水などの話は、その捕囚先の神話を元にしており、主という意味のエルもその場所で神のことをエルと呼んでいたからのようです。


捕囚先で自分達の民族を考えたとき、選ばれた民で神がいつか奴隷の地位から救ってくれるという信仰が生まれ、それでユダヤ教ができたと思えます。


ユダヤ書は作者不明なのですが、シラの書に関しては、実在の人物のようです。
確かシラの孫が作者だったと思います。
(彼はユダヤ書をギリシャ語コイネーに翻訳した一人)


ユダヤ書において、律法の解釈をめぐって、ヤハウエスト エロイストらの理解から書かれているようですが、どっちが勢力を持ったかで、若干違いが見られる。




新約聖書も誰が書いたのはよくわかっていません。
そもそも、イエスという人物が実在したのかも実のところわかっていません。
4福音書の内容が死海文書の中に痕跡が見られることから、イエスがいたとされるよりずっと前に後に福音書となる文章が書かれていたことになります。
従ってイエスという男が生まれる前から新約聖書はあったことになってしまいます。


イエスの概念が異教の神の概念に似ていることから、それらを習合した結果できた架空の存在の可能性もあります。


また、複数の人の話が一人の人に統合された可能性もあります。

いずれにせよ、ユダヤ書から内容がきている。


ユダヤ教とキリスト教の大きな違いは、ユダヤ教は律法の肯定、キリスト教は律法の否定。
ユダヤ教はイエスを神としていません。

キリスト教は神であるイエスを殺したのはユダヤ教だとしていますが、実在していたとしても、殺したのはローマでありユダヤ教ではない。
ユダヤ教の死刑は石打の刑ですから。
イエスを殺したのはユダヤ教だという考えが起源となり、20世紀のホロコーストは起こった。
福音(グッドニュース9)というより、、、、人類最悪の悲劇の根源の書ということになります。



歴史からするとその当時、支配していたローマのユダヤ地の提督は悪政で、そのためユダヤ人の中にはローマ軍にテロを起こしていたようで、そのレジスタンスの中にイエスというリーダーがいて、その人のローマ軍による処刑と話がごちゃまぜになった架空のストーリのような気がします。


新約聖書の編集はエイレナイオスらがやったそうです。
彼らが新約聖書を作ったわけです。
が、後にその作ることになった理由から、中世を暗黒時代にしてしまった。
異端審問など。
そしてそれがやがて後の魔女狩りの思想に発展していった。


>宗教改革のときルターは、いわば聖書第一主義のような活動をしますが、そのときの聖書とはどちらでか、教えてください。

ルターがユダヤ書の中で否定していたのが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C% …


新約聖書は既にその概念が書かれていた。
ただし、イエスを神とした途端、人類最悪の悲劇がひき起こってしまった。
誰が既に書かれていた神の愛の概念を捻じ曲げ最悪の事態を引き起こしたのか。
解釈の問題であって、文章が悪いんじゃない。
人間の解釈でよくもなり、最悪の惨劇もひき起こる。


魔女狩りが行われた理由はユダヤ書に「魔女を生かしておいてはならない」と書いてあったかららしいです。
その魔女狩りを推奨したのがルターだった。


ご参考までに。
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>新約聖書と旧約聖書の違いは



新約・旧約――これはキリスト教の立場から見た呼び方です。

旧約=神に従えば(つまり掟=律法を守るなら)、イスラエルの民は神の民にな(り神の国に入)るという、イスラエルの民と神との契約。旧い約束。
その内容は、
 神に導かれたイスラエルの歴史
 神に与えられた掟の内容
 神の言葉を預かる預言者たちの警告や救いの予言
 神への祈りや格言など


新約=イスラエルの民が神との契約を破ったので、神=キリストを信じて(掟=神であるイエスが示した愛の掟を守る)人々が新しい神の民となり、神の国に入るという、神と新しいイスラエル=キリスト教信者との新しい約束。
その内容は
 イエスの宣教活動と十字架の死と復活(福音書)
 イエスの弟子たちの活動
 初代教会に対する使徒たちの教え
 救いの成就を予告する黙示録


>それぞれの聖書は、いつ誰が書いた
旧約は紀元前1100年ごろから後1世紀にかけてイスラエル人の無名の著者たちによって、主にヘブライ語で書かれた。さまざまな年代、時期に成立した、もろもろの文書から成る。

新約は、50~150年ごろに初期のキリスト教の共同体の中で、おそらくはイエス語録のようなものを中心に、他の資料が共同体の信仰の中で取捨選択されながら形成された。ギリシア語で書かれた。

聖書の形成と内容については以下に非常に詳しいです。
http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761566700 …

ルターが言う「聖書」は今日のわれわれが言う「聖書」と同じで、両方を併せたものを指します。
しかし、福音主義、を打ち出していることから、重視したのは新約中の福音書でしょう。
なお、ルターは、カトリックが正典と認めている文書の中から、ヘブライ語のものが残っておらずギリシア語のものしかなかった旧約聖書中の文書を拝し、「外典」としました。その区別は今もカトリック―プロテスタント間にあります。
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旧約聖書は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、共通の経典です。


ただし、「旧約聖書」という名称はキリスト教のみの名称で、ユダヤ教は律法書と呼んだり預言書とよんだり、それぞれの頭文字をとった『Tanakh(タナク、タナーク、タナハ、タナッハ)』と呼ばれるようです。
イスラム教では、一部が経典としてつかわれています。
旧約聖書は複数の書物や書簡、詩などで構成されており、どの書物・書簡・詩を正典とするかはそれぞれの宗教・宗派によって違います。

内容は、天地創造からはじまって、イスラエルの民の歴史、預言(予言ではない)、律法、などが記述されています。
キリスト教では、イエス・キリストが十字架上で死んだことで、旧約聖書の預言は完成されたと考えられています。
そして、新約聖書へと繋がります。
※預言とは、神から預かった言葉という意味です。所謂未来を予想する予言とは違います。

新約聖書は、キリスト教と教典です。
また、イスラム教も一部の書を経典として扱います。
内容は、イエスの生涯と言葉・弟子であるパウロやヨハネなどの書簡・イエス死後の弟子の行動などの記録etc、、、です。
こちらも、複数の書物からなりどれを聖典とするかは宗派によって異なります。
キリスト教では、イエス・キリストによって旧約(古い約束)から新約(新しい約束)に更新されたと考えるため、「旧約聖書・新約聖書」という呼称がつきました。

ルターは旧約聖書も新約聖書もドイツ語に翻訳しているので、両方が答えになるでしょう。
ただし、幾つかの書を自分の考えにそぐわないとして排除しています。
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イースターの時期にタイムリーな質問ですね。



旧約聖書と新約聖書の違いは、大まかにいえば皆さんのおっしゃっているように、イエス誕生前と後です。聖書が今の形になった時期については諸説ありますが、大体4世紀ごろ(ローマ帝国におけるキリスト教の黎明期)という説でいいのではないでしょうか?

旧約聖書に描かれているのは、天地創造やノアの箱舟などの神話的な記述から始まり、ユダヤ人の祖アブラハムに起因するユダヤの歴史、(出エジプトやソロモン王、そしてバビロン捕囚などは世界史の教科書にも出てきます)神との様々な契約(つまり戒め)です。
契約で有名なのは、―人を殺すな、とかー父母を敬え、という十戒、
様々な食事の決まり(ユダヤ人は豚を食べない)や安息日(サバッド)割礼など、生活にかんする厳しい取り決めがそこにかかれています。

旧約聖書の中で、神が救い主を使わすという予言がされていますが、
1.キリスト教はその救い主をイエスとし、彼を神の子としてみなすのがキリスト教。
2.イエスを神の子として認めず、救い主はまだ現れていないとするのがユダヤ教。
3.イエスは単なる預言者の一人であり、最後かつ最高の預言者をマホメットとするのがイスラム教。

三つの宗教の神は同じです。

しかし聖典として聖書をつかっているのはキリスト教のみです。
(又、ギリシャ正教もキリスト教の一派ですが、聖典は違います。)
ユダヤ教には他の教典があります。トーラー、ネイビーム、など旧約聖書の内容と重なるものとタルムートといった律法書などです。

キリスト教の聖書の内容は宗派により多少異なりますが、新約聖書はイエスが生まれる前の神からの啓示そして誕生、彼の生涯と、彼の死後の弟子たちの活躍(布教)が描かれます。という事はルターの言っている聖書は旧約、新約聖書です。

イエスはユダヤ人ですから、もちろん旧約に書かれているような教義(聖典は旧約聖書ではなくトゥーラーなどです)に従って布教していました。しかし当時はローマ帝国の支配下、ローマ帝国には独自の神がおり、ユダヤ人の中にも教義をめぐって学者たちが対立していました。
そんな中に、やさしく教えを説いたイエスはユダヤ人によって十字架で処刑される事となるのです。

イエスの死後、弟子たちがイエスの教えを世界に広めようと布教活動を始めます。彼の教えや人生を記したものが新約聖書です。最初にある4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)です、そこには彼の人生や教えが、(ヨハネ以外はイエスの弟子ではありません。ヨハネにしても、12弟子のヨハネではないとする意見が多数派です)あとはイエスの死後の弟子たちの布教活動の記述、弟子や宣教師パウロの書簡(多くを書いたパウロもイエスとは面識はありません。)黙示録という最後の審判を描いているという書、が新約聖書の内容です。

キリスト教には様々な宗派があります。
各彼らが独自の教義をつくったりするのです。
ローマカトリックでは、聖人というものがあります。聖ヨハネとか、聖パウロ(セントポール)、聖書には聖人列挙の記述もないし、教会でおこなわれる様々な儀式の形式化もローマ教会によってなされたものです。

ルターの宗教改革では、当時巨大な力をもった教会では腐敗がすすみ、(一番の例が免罪符)、聖書の翻訳が禁じられていた為庶民は聖書を読むことすらできませんでした。
そこで、簡単にいえば、もっと聖書に書かれている神の教えの原点に立ち返り、庶民にも門戸を広げ(聖書の翻訳)、教会の腐敗を正そうとしたのが、ルターやカルビァンなどです。当時の社会情勢などを反映し、彼らの思想を元に新しいキリスト教新派(国によってプロテスタント、ピューリタン、ユグノーという)が生まれました。


あまり難しく考えずに、
1.ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神は同じ。
2.聖典は違う
3.新約聖書はイエスの生涯とその教えを描いたもの、旧約はユダヤ人の歴史を描いたもの
4.ローマ法王を頂点とする教会をカトリックといい、宗教改革で生まれた新派をプロテスタントなどという。後にイギリスはローマ教会から離れ独自の教会を設立した。

くらい理解しておけば、大丈夫だと思います。
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アブラハムの子孫に、繁栄を約束したのが旧約聖書。


手短に言うと「ヤーウェを信じるお前たち一族を繁栄させてやる、その理由は、世界ができてからの歴史で明らかじゃ」
※ 無論旧約聖書を信じる人々は、旧約なんて言いません。古い約束(=新しい約束で約束し直した)なんて自称しません。
キリストの贖罪によって、人類(と、言っても信じる人だけど)の繁栄を約束したのが新約聖書。
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他の方々が答えておられるように、旧約(旧訳出ない事に注意。

誤解している人が結構多いので)はキリスト誕生以前、新約がその後、と言うことです。
誰が書いたか、は、その時代時代の預言者(予言者でないことに注意。預言者というのは神の言葉を預かった人という意味。)、新約はキリストの弟子、そして預言者、ですね。旧約聖書を行動によって完成させ、新約聖書に導いたのがキリスト、と言うことになります。

ちなみに、ユダヤ教、イスラム教でも旧約聖書は経典として用います。これも知らない人が多いですね。

ルターは、その時本来の教義からずれていたり、政治や権力者の影響が大きくなりすぎていた、利用されすぎていた旧教(カトリックや正教)に対して、聖書の教えを再度見直して目を覚まそう、という行動が発端ですね。当然、旧約、新約両方です。というよりキリスト教である以上、新約聖書が無いとはじまりません…。

しかし、その後のプロテスタントの動きというのはルターが意図する方向とは随分と違う方へ行ってしまったようですね。ルター自身が手記な何かでそういう考えを残していたようです。
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私自身キリスト教信者ではないですが


キリスト教系列の学校に通っていて
聖書の授業があるのでそれでわかることは↓

旧約聖書はキリストが生まれる前のこと
戒めとか教えみたいなのが
神が世界を創ったときの話とか
アダムとイブ、バベルの塔などが有名な話でしょうか
教えなどが箇条書きのように綴られていたりします
そこにイエスはまったく出てきません


一方新約聖書はイエスの伝道の旅を
その弟子が綴ったもの
その弟子が地方の信徒に送った手紙など
新約聖書は何人かの弟子の
イエスのお話し短編集みたいになっていて
それぞれの弟子の視点で書いたものなどで
大まかな話の筋は同じだけど
違う表現の仕方、違うイエスの言葉の解釈などが
たのしめますよ
イエスは旧約聖書を参考に伝道していたとか・・・・
これが私の学校でおしえてもらった聖書です
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細かいことはわかりませんが、カトリックの学校に通っていたときに



キリストが生まれる前の話が旧約聖書
キリストが生まれた後の話が新約聖書

とおおざっぱにおそわりました。アダムとイブの話とか、ノアの箱舟とか、そんな話は旧約聖書の中ですね。キリストの誕生の話とか、キリストが水をぶどう酒にかえた、とか、そんな話は新約聖書です。

新約聖書はキリストの弟子が書いたってことになっているんでしたっけ?それ以上の詳しいことはわかりません。
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