プロが教えるわが家の防犯対策術!

フランス語の質問です。フランスという国名は女性名詞ですが、なぜ
そうなったのでしょうか?歴史を振り返れば、悲しいことに常に男性優位社会が続いてきたわけですが、自国を女性名詞にしたことにどんな
理由があったのでしょうか?詳しい方がもしいらっしゃったら、教えて下さい。

A 回答 (11件中1~10件)

他の言語でも「国」はたいてい女性です。

「母国」というくらいですから。みんな、そこから生まれるからかな。どんなに偉いオヤジも、おっかさんには敵わないんじゃないでしょうか。
    • good
    • 1

普通名詞と同じで形で決まったのではないでしょうか。

e で終わる名詞の多くは女性名詞のように(例外も少なくないですが)。
ラテン語でも国名は a で終わる女性名詞が多くあります。Hispania, Gallia, Britannia, Germania など。

terra (fr. terre)(土地、大地、国、地域など)が女性であることも何らかの影響が感じられます。

Mexique は男性ですがこれはスペイン語の Mejico (Mexico) の影響ではないでしょうか。

余談ですがドイツ語では多くの国が中性です。Vaterland(祖国:父なる国)という語もありますが、これも中性です。
    • good
    • 1

仏語はインド・ヨーロッパ語族(印欧語族とも言う)


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3% …
の中の「ロマンス諸語」と呼ばれるもので、ラテン語を起源とし、その仲間には伊語、西語等があります。

上記サイトの説明にもあります様に、インド・ヨーロッパ語族の祖先であるインド・ヨーロッパ祖語には、名詞に男性、女性、中性とありました。仏語では中性名詞は消滅しましたが、独語には残っています。

さて、この名詞の性ですが、これはもともとの性をそのまま名詞の性として表わす場合(例えば“pe`re”(父)は男性名詞、“me`re”(母)”は女性名詞)と、全く関係ない場合とがあります。レストラン(restaurant)は男性名詞で、レタス(laitue)は女性名詞ですが、別にレストランが男っぽい場所だからとか、レタスは若い女性が好んで食べるから、といったことから来ているのではありません。

他にも女性名詞で国名になっているのは、英国、ドイツ、スイス、ベルギー、イタリア、スペイン、オーストリア、スウェーデン、ロシア、韓国、北朝鮮、中国、オーストラリア、ニュージーランド等があります(ここにはその仏語のスペルは書ききれませんので、ご自身で確かめてみて下さい)。しかし決してこれらの国々がレディーファーストの国だとか母系社会の国ということとは全く関係ないことは、既にお分かり頂けたことと思われます。

ただ、共通点としては、仏語での国名表記の最後が“e”で終ると女性名詞になる場合がほとんどで、例外が“Le Mexique”(メキシコ)で、“e”で終っているのに男性名詞の国名になっている、と、私が通っているアテネ・フランセのフランス人の先生が教えてくれました。
    • good
    • 0

宇宙の卵からエロスが生まれたとき、


殻は二つに割れ、空の神ウラノスと大地の神ガイアになりました。
エジプトの神話で、ギリシャ神話のルーツです。

大地の神はガイアといって、女神です。
昔のヨーロッパの人々の世界観では、ヨーロッパのまわりには、
東方であるアラビアがあって、かかわりの深いエジプトがありました。インドや中国の遠いところもありました。
地図にすると変ですが、その先は滝になって落ちていました。
「女神が作った古い土地」は、女性名詞です。

ギリシャ神話では、
オケアノスという男の海神がいました。
オケアノスはフランス語でOceanです。
太平洋の国々は、ちと発見が遅れましたので「比較的新しい地域」でして、
どうやらオケアノスのものらしいと考えました。ゆえに男性名詞です。
ちなみにヨーロッパは、エウロペという女神が支配しています。
    • good
    • 0

#4さんの考え方でいくと、欧州の、古くからある国名は全て女性名詞という結論になってしまいますが、



“Les Pays-bas”(オランダ)
“Le Portugal”(ポルトガル)
“Le Danemark”(デンマーク)

はいずれも男性名詞です。しかもいずれも新興国ではありません。新興国というなら、国家としての統一が他国より遅れたドイツやイタリアがそうなってしかるべきですが、両国とも国名は女性名詞です。従って、名詞の性と国名あるいは地域、国が古いか新しいかということは、全く関係ありません。

確かに#4さんのおっしゃる様な基準を設けてくれれば、名詞に性がなく、冠詞もない日本語を使う我々日本人にとっては大変有り難いのですけれど……。
    • good
    • 0

5さんがあげているのは新興国ですね。


La RomesそしてLa Byzanceの滅亡くらいまでかな、
土地が神話の恩恵にあずかるのは。

文明史に興味ないと、なかなか神話と歴史はつながらないかもね。
国家の話じゃないんだ。国家史とは関係ない。

まあ、神話なんだから理詰めでなく夢のある話ってことです。
私の考えなどではなく定説ですけど。
    • good
    • 2

仏語と独語で女性、男性違う名詞があります。

海だったかスプーンだったか忘れましたが(すいません)。もしかすると単語によっては意味を考えずに発音の便宜上(発音しやすさを優先して)女性名詞か男性名詞か分けているものがあるのかなって気がします。質問のように理由、法則などが分かれば冠詞を覚えるのも楽なのでしょうが。。。
    • good
    • 1

France の原義は ラテン語の女性名詞Franciaです


今日このFranciaはイタリア語やスペイン語では
そのままのスペルで残りフランスのことです

このラテン語Franciaはフランク(Francs)人の国との意味でした

この国の東側はFrancia orientalisと言われ、今日のドイツに
そして西側はFrancia occidentalisと言われ、コレが
la Francieを経て、今日のFranceとなっています

ですから姓は当初から姓(女性)を保っています

余談です
France を男性名詞としてLe France と言えば
仏と米国を結ぶ豪華客船のことを意味しました
    • good
    • 2

さすがanapaultoleさんは言葉に歴史や文学の背景をお持ちです。


フランスに限らず、国の名というものは、何々の土地、誰々の土地という意味ですね。
私も学習辞書の見出しでは調べられないことを教えて差し上げたいと思っています。
私にとって、語学は道具でしかありません。ただ、専門は宗教史や秘教史や精神分析学、解釈学ですから、多少は言葉の背景を掘る手立ては持っているかなと思います。
神話から続く女性名詞の国というのはぴんとこない方にはぴんと来ないでしょうね。
3世紀までのヨーロッパの国というのはもちろんRomeが最大で、イベリア半島にはEspagne,Betique,Lusitanie,
今のフランスにはGaule,Aquitaine, Lugdunaise,
イギリスはBretagne, ご存知のBelgique,Germanie-superieurと Germanie-inferieur,
東欧にはRhetie,Norique,Pannonie,Dalmatie,Mesieが並び、
バルカン半島にMacedonie,Achaie, トルコあたりをAsieといいます。
チュニジアあたりをAfriqueといい、アルジェリアとモロッコにまたがってNumedieとMauretanie,
その東は沿岸にひろがるEgypteで、さらに東はArabieです。
その北にはMesopotamoieとAssyrieが広がり、黒海の先にはBosphoreの国があります。
こんなものです。すべて女性名詞です。
3世紀を過ぎると、ItalieやPannonieが登場します。ゲルマン人の流入で、Franc人がガリアに降りてきます。
フランス語では、ヨーロッパは女性名詞の土地として動いてきたのです。ずっとずっと、神話からです。
DanemarkやPortugalは、フランス語にとっては外来語です。
    • good
    • 1

言語学では、文法上の「性」と呼ばれているものは、gender「文法性」と呼び、生物学的な『自然性』(sex)とはまったく別のものとみなします。


そうでなければ、生物以外の物をあらわす名詞にも文法性があることが説明できませんから。

そして、無生物の名詞を、男性名詞、女性名詞のいずれにするかは、フランス語でも他の印欧言語でも一貫したルールは無いのです。(語尾の音とはある程度の関係が見られますが...)

そもそも名詞に2つのグループがあるのを、「男性」名詞、「女性」名詞と呼び分けることにしたから混乱するんですね。例えばA群名詞、B郡名詞、としてもよかったんですよ。ただ、伝統的に、(自然性の)男に関連する名詞が多く含まれているグループの方を『男性』名詞と呼び、女に関連する名詞が多く含まれているグループの方を『女性』名詞と名付けてしまったということ。
中国語に2つのgender(文法性)があったなら、男性・女性でなく陽・陰の名詞と呼んだことでしょう。
言語学ではこのようにひじょうにドライに(科学的に)考えています。

そもそもフランス語の源であるラテン語は3つのgender(男性名詞、女性名詞、中性名詞)があります。現代フランス語で「海」は女性名詞ですが、語源のラテン語の「海」は中性名詞でした。だからといって、古代ローマ人が海に対して中性的イメージをもっていたとか、フランス人は海に女性的イメージを持つとかいうことはありません。
(そう主張する詩人や文学者がいても、それは全て後付けの理屈。)

というわけで、特定のフランス語の単語が、何故男性名詞なのか、女性名詞なのか、という問いに対しては、答えは「わからない」。
    • good
    • 3

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A