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- 回答日時:
弱酸性に調整することで、鉄以外の金属陽イオンがフェナントロリンとキレートを作る
のを防げるから、だと思います;
http://www.bunseki.ac.jp/naruhodo/jugyou09.html
(『【アドバイスおよび実験上の注意】』の「1.」を参照)
つまり、酸性してフェナントロリン上の孤立電子対の配位力を低下させる(→プロトン
付加)ことで、キレートを作るのに最もイオン半径が適している鉄だけが選択的に
配位するようになる、ということです。
(フェナントロリンは芳香族環上の窒素の孤立電子対が配位するため、EDTAなどの
ような鎖状配位子と違って変形ができず、結果として陽イオンのイオン半径の差が
シビアに効いてくる、と;
全鉄分析の際には、鉄(III)イオンは亜硫酸塩などの還元剤によって鉄(II)イオンに
還元してやる必要が生じるのもこのため)
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