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知覚動詞の受動態についての疑問です。

参考書(アルクの『キク英文法』p237)に、
We hear the Spanish language spoken.を受動態にしたら、
The Spanish language is heard spoken.になると書いてあったのですが、
私は、この文を受動態にしたら、
The Spanish language is heard to be spoken.になるのではないかと思うのです。

違いは"to be"のあるなしだけなのですが、これは省略されたと考えればいいのでしょうか?省略するのが通常の使い方なのでしょうか?それとも私は何か根本的に間違っているのでしょうか。受動態にする前の文で使われているのが原型不定詞なら受動態にしたときにto不定詞になることはわかっているのですが…。

以上、どなた様か教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

はじめまして。



1.知覚動詞hear、see、feelなどは目的語Oと補語Cを持ってきて、SVOCの第5文型になることは、ご存知だと思います。
例:We hear the Spanish language spoken(能動態)

2.ここでは、the Spanish languageが目的語O、spokenが補語Cになっており、OとCの関係はthe Spanish language (is) spoken「スペイン語が話される」と、既に受身になっています。

3.Cには動詞の原形がこなくてはいけないのに、ここではbe動詞が省略されています。本来は
We hear the Spanish language (be) spoken
となるのに、何故be動詞が省略されているのか? それは、過去分詞が「受身の状態を表す形容詞」のような働きになっているからです。

4.これは、現在分詞~ingが付帯状態を表す働きをするのと同じで、現在分詞も過去分詞と同じくbe動詞は省略され、受身もto不定詞をともないません。
例:
I hear him (be) singing.
He is heard (to be) singing.

5.つまり、SVOCの構文で補語Cが受身の過去分詞の場合、能動文の段階ですでにbe動詞は省略されるのです。それを受身にしても、原形動詞be動詞は既にないので、原形動詞につくto不定詞の出番はないということなのです。

the Spanish language is heard (to) spoken
もともと原形動詞beがないので、toは不要ということです。

6.では、知覚動詞の構文で補語Cのところに過去分詞が来たら、be動詞は絶対に必要ないか、と言えば「絶対に」とは言い切れません。

I hear Spanish (be) spoken by him.
「私はスペイン語が彼によって話されるのを聞く」
Spanish is heard (to be) spoken by him.
「スペイン語が彼によって話されるが聞かれる」

と、能動・受動の文でbeを省略しなくても間違いではありません。しかし一般には省略されて使われており、文法もそのように教えています。

以上ご参考までに。
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アメリカに38年半住んでいる者です。

 私なりに書かせてくださいね。

この受動態と言うタイトルで質問されるのを(このカテでよく)聞きますが、なぜ、能動態を受動態に変える、と言う表現をするのですか? (今書いた文章を後から引用します)

人間誰も、英語の表現で、能動態を受動態にかえる、と言う作業はしないのです。 受動態のフィーリングを表現したいと言うフィーリングがあるから受動態の形の文章にするのです。

つまり、We hear the Spanish language spoken.と言う表現のフィーリングはスペイン語が話されているのをが聞こえる、ですね。

そして、何かに理由で話されているスペイン語が聞こえる。と言いたいときに、The Spanish language is heard spoken.と言うような表現をするときがある、と言う事なのです。

なぜ、受動態が使われどのようにフィーリングが変わるのかをかんじてもらいたいのです。

そうでなくて、受動態とはこういう形に変えることができる、と言う方程式だけに関心を持つと、まったく使えない、まったく使われない、おかしな文章さえ作ってしまうのです。 そして、悪いことに、おかしな表現を作ったとは全然感じない人が出てきてしまうのです。 俺は受動態に変えることができるんだ、といかにも言っている様にしか見えないのです。 6年間も英語を習ってきた日本人としては恥ずかしいことなのです。

話されているのを聞く、と言う表現は、hear xxxx spokenなのです。 お分かりでしょうか。 

ご質問の文章には受動態が二つ使われているのです。 話されている、と言う部分はxxx spokenなのですね。 xxx is spokenなのです。 

そして、その言葉が聞こえる、と言う日本語の文章は、「受動態の形の日本語に直すと」、その言葉が聞かれる、ですね。 xxx is heardなのです。 ですから、これらをつなげると、The Spanish language is heard spokenと言う表現になるわけです。

しかし、誰がどんな状況でこの表現をするでしょうか。 そして、本当に、この表現をしたいと一瞬思ったときに、「誰がそれを聞く」のか表現したいと思いませんか?

私がそれを聞くのかほかの人が聞くのか、私たちにはこれが聞こえたのか、とにかく、誰が、部分を表現したい状況なはずなのです。

ですから、機械的に受動態にしたくなるという学校英語教育に負けないで、日本語のフィーリングをまず感じてください。 そのフィーリングに応じて英語で表現するのです。

そのフィーリングに受動態のフィーリングが含んでいればそれを表現するのです。 なければ表現しないのです。

能動態を受動態に変えるときに使役どうしてあろうと知覚動詞あろうとto不定詞になる、と言う料理方法を覚えるのではなく、「味見をしながら」英語表現を変えてください。

I saw her swim彼女が泳ぐ・泳げるのを見た、と言う表現をShe was seen to swim by meと言う表現をいつどこでするのでしょう。 彼女が泳ぐ・泳げるの私に見られた、と言う表現を日本ではするのですか? 

機械的に文章を形を変えることができても、変えた後の文章のフィーリングに意味がなければその文章を作る意味がなくなるのです。

泳いでいるのを見られた(誰とは言わないけど)、と言うフィーリングがあるのであればShe was seen swimming.なのです。 She got caught swimming.とも言います。 しかし、見たのが私なんですよ、と言うのであれば、I saw her swimmingと言う立派な英語表現をするのです。

フィーリングを感じないままで機械的に変換することに時間とエネルギーを費やすから結局英語をかけない、しゃべれない、と言うことになってしまうのです。 私の知っている学校文法の優等生がまったくと言って良いほど通じない、でも学校文法には完璧に正しい文章を作ってもまったくおかしなことをしているとは感じないのです。 

受動態は非常に便利な表現方法です。 なぜなら、私たち、英語でも日本語でも、受動態のフィーリングを表現したくなるときがあるからなのです。 だから習うのです。

>それとも私は何か根本的に間違っているのでしょうか。

知覚動詞を使った目的語自身が受動態のフィーリングを持っていれば、BE+知覚動詞の過去分詞+目的語にかかっていた過去分詞、と言う形を取るのです。目的語の過去分詞にto beは必要ないのです。 入れないのです。 知覚動詞+動詞原型あるいは現在分詞、あるいは過去分詞と言うことは習いませんでしたか? それを応用しているに過ぎないのです。 

Wind-skyさんは深い文法(学校文法ではなく)の知識があるからこそフィーリングを「文法」から感じることができ、今までみてきた使われている英語の文章から、書き直した文章が実際に使われているのか使われないのかちゃんとわかるわけです。 そして、to beは使われない、と言うこともわかるわけです。 

これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 
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この回答へのお礼

非常にわかりやすい説明、ありがとうございます。私は実は短期ですが留学経験もあり、英語を英語のまま理解するとか、英語のフィーリングを体で覚えるとかそういうことも経験してきています。そのかわり、文法を捨ててしまったんですよね、一旦。

ですが今、諸事情により大学受験英語の英文法をしっかりと学ばなければならないことになり、復習中なのです。でも本来はフィーリングとかそういったものの方が大事ですよね。ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/01 08:58

We heard him speak Spanish. のように,


hear 目的語+原形の場合,受動態にすると
He was heard to speak Spanish.
のように,to speak に変わります。

We hear the Spanish language spoken. というのは
hear 目的語+過去分詞で
「目的語が~されるのを聞く」という意味です。
目的語である the Spanish language は speak という動詞に対して,
話す立場でなく,話される立場である場合,
過去分詞がきます。

この場合には,原形 → to 原形という規則は当てはまりません。
過去分詞は原形とは異なるからです。

 基本的に,SVOX(X は O, C, M)において,O が主語になると
O is p.p. X.
のように,残りの部分である X はそのまま残ります。
 原形の場合,例外的に to がつくのであって,過去分詞の場合は,そのまま過去分詞になります。現在分詞についても同様です。

We heard him speaking Spanish. であれば
He was heard speaking Spanish. となります。

 
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この回答へのお礼

なるほど、知覚動詞を用いる場合の補語が分詞である場合の受動態について他のどの参考書にも載っていなかったもので全く理解できていませんでした。おかげさまでよくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/16 08:07

この場合のspokenは形容詞だからです。

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