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初歩的な質問なのですが、"お" の付け方に迷う時があります。

"答える"のが自分である時でも「そのご質問にお答えします」
などの場合、"お" を付けますが、これは、間違った使い方
なのでしょうか?

書くのが自分の場合でも、相手に対して、「お書きする」とか
の際に "お" をつけてしまっていると思います。
これらの場合、"お" は行動する人ではなく、相手に対しての
意味になりますか?それとも、行動した人に"お"をつけてしまい、
おかしな日本語になるのでしょうか?わかる方教えてください。

A 回答 (6件)

自分側の物事や動作を表す敬語(いわゆる謙譲語)に、「お/ご」を使うのは”場合によって”正しいと言えます。

どのような場合に正しいと言えるのか。自分の動作が<向かう先>(=対象)を立てる場合(あるいは<向かう先>のためにその動作をする場合)です。
「お答えします。」は、「答える」という自分の動作が<向かう先>を持つ動詞を謙譲語にしたもので、正しい言い方です。
また「お書きする。」の場合、「書く」は動作の<向かう先>を持ちませんが、例えば「先生に代わって、私がお書きする。」というのであれば、「先生のために書く」という意味・用法を表しているので、これも正しい謙譲語です。
「私は毎日日記をお書きする。」という言い方は、自分の動作を立てることになってしまうので、これは誤りです。

次はつい先日ご回答申し上げたものに加筆し、訂正したものです。よろしかったら参考になさってください。

接頭語「お」や「ご」は、尊敬語、謙譲語、美化語(以前、「丁寧語」とされていたものの一部)の三つの敬語を作ります。

例文で見ていきましょう。

「お礼を言います」
「ご報告を申し上げます」
…「礼」も「報告」も、文中では自分側の行為(動作性の名詞)です。よって、この「お礼」や「ご用件」は謙譲語です。

「お」や「ご」は謙譲語には使わないという俗説が世間に広まっていますが、それは明らかな間違いです。

なお、「ご報告をいただいた。」という場合の「報告」は相手側に属するものです。よってこの「ご報告」は尊敬語です。

まとめれば、

(1)相手を立てたり(尊敬語)、自分をへりくだったり(謙譲語)するのではなく、自分の言葉遣いを飾る場合……美化語
例「【お札】を数える。」「【お菓子】でも食べようかな。」「(保育士が園児に)○○ちゃんの【お誕生日】をお祝いしましょうね。」

(2)相手側の人物の物事や動作を高める場合……尊敬語
例「【ご返事】をいただく。」「お釈迦様の【ご誕生日】。」「【ご立派な】【お姿】に感動する。」「先生から【お手紙】をいただく。」

(3)自分側の人物の物事や動作をへりくだる場合……謙譲語
「【ご返事】を差し上げる。」「先生に【お手紙】を差し上げる。」

このように、同じ形(上例で言えば、ご報告、ご返事、お手紙)でも違った敬語に分類されることもあるのです。

以上は、去る二月二日、国から発表された「敬語の指針」(文化審議会答申)に基づいてご説明したものです。全文は参考URLをご覧いただくとして、ご質問に関連したところをコピーしておきます。

>【16】自分のことに「お」や「御」を付けてはいけないと習ったような気がする
が,「お待ちしています」や「御説明をしたいのですが」などと言うときに,
自分の動作なのに,「お」や「御」を付けるのは,おかしくないのだろうか。
これは,どう考えれば良いのだろうか。

【解説】自分側の動作やものごとなどにも,「お」や「御」を付けることはある。自分の
動作やものごとでも,それが<向かう先>を立てる場合であれば,謙譲語Iとして,
「(先生を)お待ちする。」「(山田さんに)御説明をしたい。」など,「お」や「御」を
付けることには全く問題がない。また「私のお菓子」など,美化語として用いる場合
もある。
「お」や「御」を自分のことに付けてはいけないのは,例えば,「私のお考え」「私
の御旅行」など,自分側の動作やものごとを立ててしまう場合である。この場合は,
結果として,自分側に尊敬語を用いてしまう誤用となる。
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この回答へのお礼

ご丁寧にご説明いただきまして、ありがとうございます。
すごく役に立ちました。日ごろ自分で使って、はて?これは
正しい使い方なのかな?と思う事がよくあります。また何か
わからない事があれば教えてください。

お礼日時:2007/07/10 12:51

#1です。



自分の行為に対して、「お」や「ご」をつけても問題ないというのは、一般的には、妙な文法的な解釈から反対する人もありますが、そうした事例で適切なものもあるのは、迷作といわれる小説などで実証済です。

ただ、全ての状況に於いてそうした用例が適切かというとそうではありません。
#3の方が指摘していらっしゃるように、「先生のために私がお書きする」という表現は成り立ちますが、「~のために」がない場合、「お書きする」という表現は、奇妙な表現となります。そこに、敬意を評する人に代わって書くという、上下関係のベクトルが存在しない場合、謙譲ではなく、自分の行為や行為の対象となる「もの」を尊敬することになってしまします。
くれぐれも、動作のベクトルということを考えて、敬語を使った方がいいと思います。

ファミレスの「お下げしますか」は、やはり「下げてよろしいですか」というマニュアルに書き換えてもらいたいものです。「下げる」は自分の自身の行為であって、敬意を表する相手に向かっての行為ではありません。このとき、「下げてあげましょうか」というような恩着せがましい感情が入っているとしたなら、「私は勝手にしてください」という気持ちになるでしょう。こうした状況ですから、「下げる」という行動に「お」を付けるのは、謙譲ではなく、自分の行為に尊敬の「お」を付けることとなってしまいます。

そういえば、昭和30年代に「ざあます」ことばというのがありました。
今年の2月に「敬語指針」が発表されましたが、そこで追加された「美化語」の極端な例です。「お料理」「お酒」は許されますが、「お紅茶」や「おコーヒー」は、誰に敬意を表しているのか分かりません。

基本として、敬意を表する人間の行動や所持品など付帯物には、尊称の「お」や「ご」をつける。これは、分かりやすいと思います。分かりにくいのは、自分の行為に対して、「謙譲」の「お」を使うかです。これは、行動のベクトルがどちらに向かっているかを考えれば、おおよそ見当は付くでしょう。
言葉とは一概に言えないので難しいけれど、何に対して敬意を表しているかを考えれば、敬語の使い方もはっきりと認識できるでしょう。
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この回答へのお礼

本当に言葉は難しいです。
再度ご説明いただきまして、ありがとうございます。

お礼日時:2007/07/10 12:57

はじめまして。



ご質問1:
<答える"のが自分である時でも「そのご質問にお答えします」
などの場合、"お" を付けますが、これは、間違った使い方
なのでしょうか?>

間違っていません。正しい使い方です。

ご質問2:
<書くのが自分の場合でも、相手に対して、「お書きする」とか
の際に "お" をつけてしまっていると思います。
これらの場合、"お" は行動する人ではなく、相手に対しての
意味になりますか?それとも、行動した人に"お"をつけてしまい、
おかしな日本語になるのでしょうか?>

おっしゃる通り自分の動作を表す語に「お」をつけるのは、「相手に対しての敬意」になります。おかしな日本語ではありません。

3.上記の回答の根拠を説明します。

確かにご質問の例文の場合「答える」「書く」は自分の動作です。

しかし、「答える」「書く」は「相手」に対してする動作です。

従って、「答える」「書く」という動作を受ける「相手」に対し、敬意を払うことも必要です。

ここでは、「答える」「書く」という自分の動作が、「相手」に及ぶ意味で、相手に敬意を表し、「お答え」「お書き」と言っているのです。

「お答え」「お書き」の「お」は自分の動作につきますから、文法上は「謙譲語」の用法になります。「謙譲語」とは、自分の動作を下げることで、自動的に相手を上に持ち上げる効果がある、修辞法です。

ちなみに、
「ちょっとお尋ねします」
「お邪魔致しました」
「ご連絡します」
などの用法も、同じ用法になります。

「尋ねる」「邪魔する」「連絡する」これらは自分の動作ですが、相手にもその動作が及ぶため、その相手に対する敬意として、謙譲語の「お」「ご」が使われているのです。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

言葉って本当に難しいですね?
対象がある動作に対しては、お を付けても間違いではない事
がわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/10 12:55

よくある質問なので、結論だけ。



自分の行為が相手に及ぶときに、相手を高める意味で自分の行為に「お」「ご」をつけるのは、正しい敬語の一つとして認められています。
「お」「ご」をつけないと、状況によっては尊大な言い方に聞こえてしまうことがあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/07/10 12:54

まちがいですね。



そのご質問の答えはOOです。

お客様のご質問に対する答はOOでございます。

いただきましたご質問の答えはOOだと存じ上げますが。

簡単なもので言えば

自分に持ってるものにはおをつけません。

謙遜語、尊敬語という辞書がありますので
学んでください。
奥が深く、ここでは無理。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/07/10 12:53

敬語の「お」は、動作の対象に対して敬意を払うものです。


「答える」のが目上である場合、答える相手に対して敬意を払い、謙譲の「お」を付けるのは適当です。

「書く」については、行動の対象は紙などであって、紙に敬意を表するのは、適当ではありません。「書いて差し上げる」とするならば、行動の対象についての敬意なので適当です。

よく、ファミレスなどで、食べ終わった食器を下げるときに、「お下げしますか?」と聞く、ワカランちゃんがいますが、その時は、「お下げでも、三つ編みでも好きなようにしてね♪♪」と私はお答えします。(ワカランちゃんに敬意を表することはないだろぅ~ (゜゜;)バキッ☆\(--; コラ
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この回答へのお礼

お下げしますか?と聞くのは間違いなのですか?
よく聞く気がしますが・・・。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/07/10 12:52

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