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中国人の蔡倫の紙の発明(改良という説もありますが)は、世界の歴史にどのような影響を与えたでしょうか。
なるべく詳しく知りたいと思います。

A 回答 (4件)

やはり、日本へ中東へそしてヨーロッパへと、1000年以上かかって紙が伝わっていき、それまでよりは手軽にものが書けるようになって思想などが伝わったことが大きいのではないでしょうか。

特に、印刷ができるようになると、同じものを大量に広めることができ、知識を確実に継承したり(手書きの本のほうが間違えますから)、なにか意見などを広く知らせたりでき、当時は、現代でネットが開通したのと同じような効果があったのではないかと思います。
創元社の知の再発見双書『紙の歴史』に非常に詳しくそのあたりのことが書かれていますので、よろしければ是非ご参照ください。
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この回答へのお礼

参考になりました。
回答および参考文献をありがとうございました。

お礼日時:2007/07/06 15:44

#1です。

お礼有難う御座います。

中世までのヨーロッパでは、書物は羊皮紙という言われる「皮」に書き写すものが主流でした。紙の製法と印刷術が聖書の大量生産を可能とし、宗教改革を生み出しました。また、書籍の流通によって、ヨーロッパの近代思想が生まれたといってもよいでしょう。

「ことば」つまり思想や技術を手軽に伝える媒体としての「紙」の存在は余りあるものでしょう。
メディア論としては、こういうことです。

因みに、文字の国である中国の漢文が非常にコンパクトなものであるのは、紙が発明される以前、木簡や竹簡など容量を取りすぎるという配慮から簡潔な表現になったといわれています。媒体がなければ表現のエッセンスだけを伝えようとする執念は凄いですね。紙のなかった司馬遷の時代に「史記」というよくあれだけ膨大な内容を記録できたものだと感心します。
何かのヒントになれば・・・
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この回答へのお礼

再度のご回答をありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2007/07/06 15:45

紙が一般的になる前は,手紙などは竹簡,木簡などでした。


丈夫な代わりにかさばりました。(削れば何回かは再利用できた??)
例えば「密書」。紙ができてさほど時が経っていない後漢末期を描いた
三国志演義でもたびたび襟に「密書」を縫いつけたとか,
冠に隠したとかなどは「紙」ならではの作戦ですね。

ウィキペディアの「蔡倫」にはこうあります。

蔡倫は現在においても多大な影響を与えている。学者マイケル・ハートの
「世界史上で一番影響を与えた人物」という題目があり、第七位は蔡倫で
あった。ちなみに第一位はムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ,
第二位はアイザック・ニュートン,第三位はイエス・キリスト。
当然紙がなければ出版技術も発達していないし、
現在の比較的裕福な生活は保障されていなかったであろう。

とはいえ具体的にどのような影響を与えたとなると想像できるのが
ウィキペディアにもありますが,中国における詩文,論文への貢献,
その他,文化的に与えた影響は計り知れないと思います。

いまPCを使ってますが,PCの設計図面,企画書なども最初は「紙」に
書かれたのでしょう。木簡や竹簡,はたまた布,木の皮みたいなものでは
思うようにかけないでしょう。となれば,こうして質問を拝見することも
できなかっただろうし,回答させていただくこともできなかったでしょう。
紙がなければ,紙に変わる何かがあったでしょうが,想像つきません。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%94%A1%E5%80%AB
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この回答へのお礼

回答をありがとうございました。

>学者マイケル・ハートの「世界史上で一番影響を与えた人物」という題目があり
「題目」ではなく、下記の書籍のことでしょう。

 「歴史を創った100人」マイケル・H・ハート著(開発社)

お礼日時:2007/07/06 15:43

インターネットなどデジタル化が行われるまでの文化に計り知れない影響を与えました。


多すぎて、書き切れません。
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この回答へのお礼

参考になりました。
回答をありがとうございました。

お礼日時:2007/07/03 21:53

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