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最近アメリカから帰国した者ですが、最近感じることは”日本人はどの状況においても他人と同じでいることを好む国民” というのを強く感じます。 例えばスーパーでの同じサイズのフルーツや野菜類、同じファッション、そして同一行動。 これらはどうやら農耕生活が背景にあるようなのですが、本当のルーツを探しています。どなたか参考文献・URLなどご存知でしたら教えてください。

A 回答 (3件)

農耕民族論、或いは稲作農民論は一見わかり易い理論ですが、無理があるような気がします。

先ず農耕民族は日本人だけではないこと、モンスーン地帯で稲作に従事してきたのは日本人だけではないからです。

私は現在の日本人の原型は江戸時代のゼロ成長経済と身分制度に起因するような気がします。発展の余地のない社会では人口を押さえ皆が協力一致して突出することを認めず、同じことをするのを善しとせざるをえなかったのではないでしょうか。

現代でも社宅に住む社員はみな同じような生活を送っています。同じ生活をすれば住み心地がよく、突出した生活を望むものは居心地が悪く、何れ社宅を出て行きます。江戸時代はこのような生活が全国規模で行われていたと思われます。

現在の日本では個性が認められ各人が自由な生き方を選べるようになりましたが、外国から日本を見れば依然として日本人は同じような生活スタイルで同一行動を取る民族にみえるでしょう。しかし、これは程度の問題であり、日本人はこのような批判に敏感で気にしすぎという事もいえます。フランス人はアメリカ人と同じような生活を好まず、スペイン人はドイツ人のような生活を好まないでしょう。夫々の国民や民族はあるスタイルを持って日常生活を送っています。アメリカ人は車庫に
日曜大工道具一式を揃え、小さな庭(日本に比較すれば大きい)に出来ればプールを作り、週末にはパーテイに呼んだり呼ばれたり、皆似通った生活をしています。
芝の刈り方、刈る回数まで隣近所と合わせています。

アメリカ人より歴史が古く、文化的にも優れ、伝統ある生活を送っていると自負するヨーロッパ人は「アメリカ人は・・・」といって彼らの生活スタイルから食べ物まで批判しますね。遠くから見れば個性豊かなアメリカ人も同じ行動をする民族と見なされるのです。

具体的な参考書名をあげることは出来ませんが、書店へ行けば、国民性、しぐさ、比較生活文化の参考書類は多数見つかると思います。

参考URL:http://www.is.hse.tut.ac.jp/bon/List_PP/3-07_p1. …
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この回答へのお礼

社宅生活が江戸時代からの流れとは・・・うーんびっくりです。
少し遡って調べてみようと思います。 ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/20 15:46

昔、イザヤ ベンダサンというペンネームで山本七平氏が「日本人とユダヤ人」


という本を書き、一世を風靡しました。
それまでにも学術的な「日本人論」は沢山あったものと思いますが、一般大衆に
受け入れられた「日本人論」としては初めてだったと思います。
私の勝手な解釈ですが、その本を読んだ日本人の多くが、そこで論じられている
日本人に自分の自画像を見たからだと考えます。

前置きが長くなりましたが、その中で日本人が他人と同じ事をしたがる理由として
「日本人が農耕民族だから」の他に大きな要因として「季節の移り変わりが速く
はっきりしている」点を上げていました。
No.1さんの言っているように「日本人が農耕民族だから」という理由だけでは
私も納得しなかったのですが、「季節」に着目した説明は妙に納得しました。

人が田植えをしようが私は自分の好きなときに田植えをする、と考えても、季節が
移り変わってしまえば田植えのタイミングを外し、収穫できません。
したがって、人様の行動が気になり、人が田植えをしたら自分も田植えをする、という習慣ができ、それが万事に適応され同一性ができあがった、確か、このような
展開だったと思います。

彼の説に異論を持つ人たちも多いと思いますし、また、他にも優れた日本人論があるとは思いますが、一読をお勧めします。

書評は、以下にありました。
http://www.mm-labo.com/culture/literature/review …

本は、アマゾンのweb書店にありました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043207 …
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この回答へのお礼

山本七平ですか。 初めて耳にしました。 送っていただいたURLを覗いてみたところ、なかなか興味深い本で・・。 読んでみようと思います。 ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/20 15:40

 私も興味がありますが、何故農耕生活に起源を求めるのでしょうか?農耕民なら各地に存在しておりますし、却って遊牧民の方が族長のもとに同一行動を余儀なくされるのではないでしょうか。


 参考文献としては、やはり 柳田國男集 に、まず当たるべきでしょう。
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この回答へのお礼

柳田國男・・・思いもよりませんでした。 探してみます。 ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/20 15:36

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