A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
個々の細胞は細胞接着装置により結合し、組織を形成しています。
これがなくなると当然ばらばらになってしまいます。
ガンは細胞遺伝子の異常により、無尽蔵に増殖を繰り返しますが、この接着装置の遺伝子に異常をきたすと、がん細胞があちらこちらに散らばり初めます。転移という現象です。悪性度の高いガンほど、接着装置に異常があることが多いと考えられます。
接着装置は細胞がその場所に留まり、群として機能するのに重要な働きをしています。
No.2
- 回答日時:
詳しくということですが,反対に極めて平易に説明します。
動物は単細胞生物が地球の酸素濃度の上昇によりまして,合成に酸素が必要なコラーゲンを合成できるようになります。これを足場にしまして,多細胞生物が誕生しました。コラーゲンとは煮こごりをご存じでしょうか。または,ゼラチンはご存じですよね。あれです。植物はセルロースを合成することで多細胞体へと進化しました。ナタデココはご存じですか。あれはバクテリアに作らせてセルロースです。
細胞接着について詳しくお知りになりたいのならば,下記の成書が良いのではと思います。生化学や分子生物の素養のある人には平易かも知れませんが,素人には大変ですが…小生などはめくっただけで読む気力を失います。
○多細胞体の構築と細胞接着システム(シリーズ・バイオサイエンスの新世紀8)関口清俊・鈴木信太郎 編 3700円
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin0105_0 …
まずは下記をご覧になって判断されたらいかがかと思います。
○細胞接着分子
http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/adhmo …
No.1
- 回答日時:
細胞がばらばらにならないのは、簡単に言えば細胞が直接くっつくか、細胞をくっつける役割をするものがあるからです。
上皮組織は細胞どうしが直接結合装置によってくっついています。結合装置は密着結合、接着帯、接着斑、ギャップ結合の4種類があり、ここでは細胞膜上の網目状の構造がからみあったり、特殊なタンパク質で細胞膜がつながれることで細胞どうしが固定されています。
結合組織は細胞が間質に埋まる形で存在しているので、間質がバラバラにならないかぎりは細胞は固定されています。間質は線維(繊維)と基質からできていて、組織によって硬さや弾力は違いますが流動性がないので組織の形を支えることができます。ちなみにこの線維にはよく聞くコラーゲンも含まれます。
中枢神経である脳や脊髄は、神経細胞からできていますが、これらの神経膠が結合組織の役割をしてくれるため、細胞どうしがばらばらになることはありません。
筋組織では、筋線維の一本一本が筋内膜と呼ばれる結合組織鞘につつまれていて、この筋内膜が筋線維を束ねる役割をしています。
と、こんなかんじの回答でよろしいでしょうか。私も勉強中の身ですので限界がありますが、わからない点があるようでしたら出来る限りお答えします。
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