
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
お話を整理する必要があると感じました。
まず、資本の欠損とは、純資産の欠損ではありません。
ここでいう資本の欠損は、資本金の欠損もしくは資本金と法定準備金の欠損のことですので、純資産=資本という話は成り立ちません。
というのも、資本という言葉は場面によってさまざまに使用されており、資本金を意味したり、純資産を意味したり、あるいは総資産を意味したりするからです。
それに、いま資本の欠損という概念はあまり問われなくなっているため、古い概念と現在の概念とがごちゃ混ぜとなって、めいめい好き勝手に論じられているのが現状だと思われます。
たとえば、資本の欠損という場合に、評価換算差額はどう取り扱うのか、(その他の)資本剰余金はどうするのか、など従来資本の欠損ということが盛んに持ち出されていた時代にはなかったものが多数出現しています。
したがって、資本の欠損といった場合には、利益剰余金がマイナスである状態から、資本金>純資産のところまで考えられ、定まった定義はもはや存在しないと考えてもよいと思われます。そうすると、利益剰余金は十分にあっても、有価証券評価差額金が利益剰余金以上の評価損を抱えている場合、これは資本の欠損に当たるのか否かという問題も発生します。
ですので、資本の欠損は古い概念としてあまり気にしないほうがよいと思われます。いまだに論じているとしたら、知識が古いままである可能性も高いと思います。なお、もし新たに純資産の欠損という概念が生じているとしたら、申し訳ありませんが以上の議論は的外れだったかもしれません。
債務超過は比較的単純ですが、資産<負債という関係をいうことでほぼ一致しますが、それでもいくつかの議論はあるようです。
なお、No2の回答は申し訳ありませんが、一部正しいですが、正しくない部分もあります。資産<負債+純資産という不等式は成り立ちませんし(必ずイコールです)、欠損は、資産<負債+純資産でかつ、資産>負債の状態とは限られていません。
債務超過も資本の欠損の一種です。
これはNo2への批判ではなく、混乱するかもしれないのであえて言及させていただきました。ご了承ください。
No.4
- 回答日時:
そうでした。
不正確な回答で申し訳ありません。ご質問文を拝見して、直観的に商法(会社法)関連だろうと思い、その場合によく用いられるT勘定(繰越損益に関する部分を除いた図)を思い浮かべつつ、あまり考えることなく投稿をしてしまいました。No.3のnewcinemaさん、フォローありがとうございました。債務超過でない資本の欠損(繰越欠損金が存在するものの資産が負債を上回っている状態)と、債務超過(資産が負債を下回っている状態)とを区別する意義は、債務超過かそうでないかという意味で、減資可能性や倒産可能性の大小を見極めるための材料のひとつになる点にあるかと思います。
そのため、資本の欠損そのものについて論ずる意義は、現在では確かに少ないように思います。
No.1
- 回答日時:
欠損とはありていにいえば損益累計が赤字である状態であり
(厳密にはちょっと違いますけど)
資産超過となっているケースも多々あります
したがって債務超過とは内容的に違います
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