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ドルは言わずと知れた世界の基軸通貨ですよね。
良く分からないのですが、その基軸通貨としての利点は非常に大きくて米国はその恩恵に服しているとよく聞きます。
基軸通貨の恩恵とその理由とは具体的にはいかなるものなんでしょうか?

A 回答 (5件)

ちなみにNO2さんの意見に対しての質問者さんの↓のレスですが



>貨幣の鋳造権なら日本にもありますし、過剰にドル紙幣を流通させればインフレ、つまりドル価値の下落につながるのでは?

これの返答が

>3.米国以外の貿易でも利用される為(米国製品を買う以外にもドルは必要なので)、ドルの需要が高く経常赤字を続けてもなかなかドル安にならない(輸入が続けられる)。

なわけです。
つまり円は日本製品を購入する時にしか使えないわけです。
したがって沢山すればすぐに円の価値は落ちます。しかしドルは国際決済通貨なので、アメリカ商品を購入する以外にも使い道が沢山あるわけです。
また4で説明したとおりいざとなれば各国が助けてくれるのは皆分っていますからなかなかドルの価値が落ちないわけです。勿論これは貿易通貨としての役割ですから国内で刷りまくればインフレになりますし、ドルの信用だって無限では無いですが他の通貨に比べればバツグンの信用力があります。



ただ、皆さんがよく注目するのはこの3と4なのですが、実はアメリカにとって最も重要なのは『1.為替変動リスク』だと思います。
経済において『安定』と言うのはとても大切な事です。
例えば経済では同じ3%の利益でも、平均3%の利益と、安定的に3%の利益では雲泥の差が有ります。
平均3%では一時的には損をするのかもしれないので、その時の備えのため余力を残しておくが必要なわけです。対して、安定3%では絶対損はしないので全ての力をそこに注ぎ込む事ができます。
アメリカは基軸通貨を普段から利用しているので、アメリカから見れば為替が変動しても短期的には同じ値段でモノが買えますし、モノが売れます。
例えば、ドル安になっても石油は1バレル=○ドルという価格で取引されます。また何かを輸入する時でもいつも国内と同じドル価格で売れるわけです。すると為替が変動しても相手の儲けが上下するだけで自分の儲けはいつも一定なわけです。
つまり先の事についての見通しがその分付きやすいわけです。これは経済では非常に有利なわけです。

まあアメリカだって長い目で見れば、ドル安ドル高はアメリカの輸出入に影響を受けますが、アメリカ以外の国に比べるとその影響をゆっくりな緩やかなわけです。
他国では通貨の先物取引で為替リスクを軽減していますが(というかその不利な面を是正する為に考え出されたのが通貨先物取引)、そこには手数料もかかりますし、ドルとの間では不利な面があるのは事実だと思います。

この回答への補足

ようやっと、基軸通貨の強さがわかりました。
ありがとうございました。

補足日時:2007/08/12 23:16
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 以前の質問とその回答です。



< ある小説の一説に下記のようなアメリカドルについての会話があります。

「・・・・・・・それはいつでも金と兌換できるという実力の裏づけがあっての事だった。しかし、アメリカは、もう三十年も前に金との交換を停止してしまっている。こうしてドルと銘打った紙切れが量産されていく現場にいると、アメリカこそ壮大な紙幣乱造国家だという気がしてくるな」
「まるでアナーキストの意見を聞いているようだ」
「いまやドル紙幣はその七割が海外で流通している。つまり、世界中でアメリカだけが、利子を払う必要の無い『ドル紙幣』という名の米国債を発行している事になる。こんなうまい商売は世界中にたった一つしかない。」

とあります。
で、質問なのですが、「利子を払う必要の無い『ドル紙幣』という名の米国債」とはどういう事なのでしょうか?アメリカが金本位制から変動為替相場制に移行し、その結果ドル紙幣が"実質的に「利子を払う必要の無い米国債」となっている"という事の様ですが、なぜ利子を支払う必要の無い国債であるという位置づけと見ることができるのでしょうか?

経済にお詳しい方々、解説やご説明の書き込みをいただきたく思います。
よろしくお願いします。>

 回答として(世界通貨=基軸通貨と考えてください。)

< 私はドル紙幣のことを、アメリカ政府発行の偽札が混じっていると普段から言っています。その仕組みは以下の通りです。

 この考え方の大前提には、世界通貨とそれ以外の経済弱小国の通貨では、通貨の取り扱いが扱いが異なることが原因としてあります。

 ドル・ユーロ・暫定世界通貨の円は、それぞれ相互にお札と言う名前の紙切れ同士が、通貨として変動相場制のもとで、ほぼ同じ値打ちと考えられる金額同士交換されています。しかし、100ドル札・100ユーロ札・1万円札それぞれ製造原価は20円以下です。つまり、ヨーロッパ・アメリカ・日本は紙切れをお互いに約束の下で通貨として使用しあっています。

 ところが、経済弱小国の通貨はインフレなどで紙切れになったことが過去にあるため、誰も大量に保有したがりません。例えば、ボリビアの通貨を1億円分円に替えてくれとボリビア人が頼んでも誰も変えてくれません。世界通貨同士のように大量に交換して貰えないのです。

 ではボリビアの人が世界通貨であるドルやユーロ・円を手に入れるにはどうすればいいでしょうか?

 それは、10000円分の通貨を手に入れるには、ボリビア国内の1万円分に相当する「現実の物」を日本に輸出するしかありません。そのとき、ボリビア人が手に入れた1万円で「日本の物」を買って、ボリビア国内に持ち帰れば経済的に大きな問題は起こりません。

 しかし、過去に大インフレを経験した国々、例えば南米の大金持ちは儲けたお金を、自分の国の通貨で保有することはあまりしないのです。
 アメリカ経済圏の彼らは、海外に亡命したときなどにいつでも使えるように、「ドル」で箪笥預金しているのです。(銀行に預けると、預金封鎖・銀行の倒産などのリスクがあり、相続などでも税金を取られるため。)

 この海外にある、箪笥預金されて使用されないドルは、元々アメリカが20円以下の印刷費で作ったものを、これらの経済弱小国の人々が生産した現実の物100ドル分(1万円以上)と交換した結果、これら弱小国の人々の手元にあるのです。

 発行されたドル紙幣の7割がこのような状態で外国に保有されていることを、利子を払わなくて良い債券と表現しています。
 私は、この7割のことをアメリカ政府発行の偽札(実際の通貨として流通していない紙に印刷されたもので、他人の資産を手に入れるのに使われたから。)と呼んでいましたが、いざとなると流通も可能な紙切れですから、偽札より「利子を払わなくても良い債券」の方が適当な表現ですね。

おまけ:
 ユーロや円のように世界通貨扱いの場合は、このシステムからは一応独立しています。相互に通貨(つまり紙切れ同士で)交換可能ですから。しかし、ユーロが通貨統合により世界通貨として確定したのに対し、円はアジアの暫定世界通貨です。

 日本がアジアで経済一強の地位を失えば、世界通貨としての地位も失い、無利子のアメリカ国債を掴まされる運命となります。

 1日24時間、ビジネス活動時間が8時間とすると、世界通貨は三極まで共存可能です。
 日本が中国・アセアン・オーストラリアなどと共に、ユーロのようなアジア共通通貨を作り上げることができなければ、中国の経済発展のペースから考えて、アジアの世界通貨は中国の「元」になってしまいます。

<暫定機軸通貨の円>
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2447194.html No2、No3

 日本とアメリカの政治的距離は、オーストラリアがアメリカとの間で取っている位の距離が適当ではないかと思います。

 あまり日米同盟を強くすると、国際政治上のリスクも日米共に似たものになってしまうため、ドルに対するリスクヘッジとして『円』が機能しなくなり、基軸通貨としての性格が失われます。これは日本経済にとってはっきりマイナスと言えます。
 
 経団連首脳など、経済界の国際政治に対する言動を見ると、日本政府と違い、中国・アメリカ双方に対してかなり中立的です。(日本の貿易相手国は、長い間アメリカが第一位でしたが、現在は中国が第一位となりました。経済界の態度は、貿易額を意識したものと思われます。) 

この回答への補足

つまり、本来ならインフレを引き起こす紙幣乱造が、その需要ゆえにインフレを防げると言うわけですね。
なんだか基軸通貨って裏ワザ使い放題な通貨ですね。

補足日時:2007/08/12 23:05
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1.基本的に全てがドルでやり取りされるので、為替変動リスクを受けない。

つまり米国は輸入業者も輸出業者もドル価格で安定して貿易ができるわけです。他の国は為替変動リスクを抑える為態々先物取引などで為替変動を抑えて取引しています。
2.為替の両替の手間がかからない。
3.米国以外の貿易でも利用される為(米国製品を買う以外にもドルは必要なので)、ドルの需要が高く経常赤字を続けてもなかなかドル安にならない(輸入が続けられる)。
4.ドルの信用が失墜すると大変な事になるので、いざとなったら米国以外の国もドルの信用回復に協力してくれる。

一言で言えば、自分の土俵(ドル)で貿易(金融もです)ができるという事ですね。

この回答への補足

3と4はなるほどなと思いました。
確かに世界規模でのドル需要があれば、ドル安にはなりにくいですよね。
しかも、他国がドルの価値を維持するために協力してくれるなんて願ったり適ったりでしょうね。

補足日時:2007/08/11 00:27
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端的に言えば、米国政府は、必要に応じていくらでもドルを印刷することができる。


ということになります。
買い物がしたければ、働いて給料をもらわなくても、自宅の印刷機でお札を印刷してお買い物ができる。
というのを、個人レベルではなく国家レベルでやっていることになります。

この回答への補足

貨幣の鋳造権なら日本にもありますし、過剰にドル紙幣を流通させればインフレ、つまりドル価値の下落につながるのでは?

補足日時:2007/08/11 00:31
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基軸通貨のとは、世界中でその通貨が現地通貨と交換可能であることです。


基軸通貨であれば、世界中の商品を購入することが可能ってことになります。その際に各通貨に両替を行いますが、その手数料も少なく、一回で済みます。

しかし、基軸通貨で無い場合は、取引の少ない通貨との両替には一度$などの通貨に両替してさらにもう一度現地通貨に両替をするため2度の手数料がかかります。

為替手続きが多ければそれだけ為替の変動の影響を受けます。

これだけではないと思いますので、他の人の回答も見てくださいね。

この回答への補足

確かに、貨幣を交換することなく取引できれば、他国企業に比べてアドバンテージがありますね。
ありがとうございました。

補足日時:2007/08/11 00:29
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