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結晶表面に関する文献を調べてレポートを書いているのですが、stiffnessという単語が頻繁に出てくるのですが、これが何をいみするのが調べてもわかりません。だれか教えていただけないでしょうか?
表面のラフニングと関係があるようなのですが。

A 回答 (3件)

 


stiffness というのは、色々な意味があり、普通は「剛性」という訳語なのですが、この場合、多分、「剛さ(こわさ)」というのが、適切ではないかと思います。無論、剛性でもよいのですが。

「剛さ」というのは何かです。「硬さ」「強さ」などと比べて、どういう特性かということですが、硬さというのは硬度のことで、結晶構造の緻密さだとも言えます。「強さ」は、結晶表面に外力が加わると、それに対しどこまで持ちこたえることができるかの程度です。

「剛さ」は「曲げ剛さ」という形でも出てくるのですが、表面が「張りきっている」ような特性です。結晶表面を仮に曲げるような外力が加わると、剛さが高い場合、曲げに抵抗します。この場合、結晶本体の強さが弱いと、表面が(剛さにより)ある程度の力に持ちこたえた後、結晶が壊れるということになります。

他方、剛さが低い場合、結晶表面は外力に対し、曲がり易くなるのです。しかし、結晶本体の強度がある場合、結晶は壊れないで、外力に持ちこたえて、外力が解除されると、元に戻ると考えられます。

表面が強く「こわばっている」特性のような感じです。高い剛さの表面は、結晶の強さとは別に、外力に抵抗して、その形というか、結晶の格子構造を維持するのだと思います。

「剛さ」がこのような特性だと、ラフニングによって、「剛さ」は、低下すると考えるのが自然です。温度上昇と共に、結晶表面は格子構造がランダムになり、「表面剛さ surface stiffness」が低下するのだと考えられます。しかし、結晶の強度は、変りがないのだと思えます。

ラフニングとスティフネスの関係がこういうものなら、上に述べた「剛さ」の特性の大体の把握で合っていることになります。文脈で、どう適合するかです。

注:stiffness には、「靭性」という訳語はわたしの参考書ではありません。靭性は、tenacity です。
 
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この回答へのお礼

丁寧なご説明ありがとうございます。
なるほど!非常によく分りました。
aster様の御回答をもとに再度文献を読んでみたところ、
よく理解することができました。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/08/12 19:13

「靭性」だったりします?


:材料の粘り強さ。材料の中で亀裂が発生しにくく、かつ伝播しにくい性質。

で、「亀裂や切り欠きのある材料の特性。」とあるので、
粗い表面の物性としてはありそうかと・・
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2002/08/12 19:05

「剛性」とか「剛度」とかの訳で通じますか?


→ 参考URL

# 結晶の分野はよく分かりません

参考URL:http://www.nova.co.jp/webdic/webdic.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
英単語を調べるのによいサイトを探していましたので非常にありがたいです。

お礼日時:2002/08/12 19:00

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