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磁気異方性と保磁力の関係を教えて下さい!! B-H曲線について勉強してそのヒステリシスからの考察です。 また、物質によって保磁力の大きさに違いが生じる理由はなぜですが?

A 回答 (1件)

下記のurlの結晶磁気異方性について説明します。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E6%B0%97% …
 単結晶磁性体においては結晶の方向と磁化の方向は密接に関連しています。一般に磁化容易方向は結晶の一つの軸方向と一致します。
 従って磁性体における結晶の異方性は磁気異方性として現れます。

 金属の多くは多結晶体です。つまり小さな結晶が寄り集まって出来ています。これは溶けた金属が凝固するとき多くの点から凝固し始めるので各点から結晶が成長し、多結晶体になります。この多結晶体の結晶の向きはランダムのように見えますが、統計的にはある方向を向いたものが他の方向を向いたものよりも多い場合が多いのです。それは凝固するとき重力の方向や地球の磁場の方向にそって、結晶が成長しやすい方向に成長するからだと考えられています。このような異方性を結晶の(成長方向の)異方性と言います。
 
 保持力はB-Hカーブ(ヒステリシスカーブ)においてH軸との交点におけるHの値を言います。これは残留磁気の目安です。磁化容易方向を長手方向にして切り出した棒状試験体とこれと直角方向に切りだした試験体とではB-Hカーブが異なり、保持力が異なります。

 これは端結晶体では明らかですが、多結晶体でも結晶の方向に異方性がある場合は保持力が方向によって変わってきます。
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