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子供の頃から、どういう経過で化石ができるのか
イマイチ理解できないまま現在にいたっています。
図書館で化石に関する本を一抱え借りだしても、
種類や分類や時代の事は見事に詳しく書かれていても、
どのようにしてできるのかが、曖昧模糊としている感
じなのです。
羊歯の葉っぱなど、なぜ残るの?と思っていたら、
「雨粒の化石もあるんだよ」などと言われ、ますます
???です。
(その人は言いっぱなしで去っていってしまいました。)
天文学的な確率の偶然のなせる業、と言った人もいて、
それなら納得するしかないと思いますが、どなたか
教えていただけませんか。

A 回答 (4件)

asterさんが述べられているのとは別な


「雨粒の化石」について説明します。
火山が噴火した時、たまたま近くに雨雲があると、
噴火した火山から放出された火山灰を雨滴が吸着し、
これが幾重にも雨滴を囲んで重くなるとやがて
地表に降り注ぎます。
これは「火山豆石」というものですが、
丁度豆を潰したみたいに丸い形をしています。
これがなんらかの原因で、地表下に保存され
数百万年後に掘り出されると、
りっぱな「雨粒の化石」となるわけです。
僕は、沖縄の具志頭村で200万年前くらいの
これを拾いました。
化石って不思議ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
長年の疑問が解けました。
やはり、聞いて見るものですね。
あんまり嬉しくて友人に報告するのが忙しくて、つい御礼を忘れていました。
お詫びします。
何だか「雨粒の化石」ができるところが目に浮かんで嬉しくなります。
「沖縄の具志頭村で200万年前くらいの これを拾いました」なんて
うらやましい限りです。
どこかに展示されていますか。見に行きたい。
こういう日常生活に関係ないことは、なかなか人には聞けなくて
でも、心の中で『知りたい光線』をひそかに発し続けている事が
こうして明らかにされるほど幸せなことはありません。
感謝申しあげます。

お礼日時:2002/08/17 22:56

木や骨の化石などは、元々が堅いから、そのまま「石」になったように思えますが、石炭や珊瑚礁みたいなものを除けば、じつは長い間にそれらの本体は分解されています。



柔らかい葉っぱなどと同じで、周りの泥が「型」になって、中に入りこんだ別の泥が固まって化石になっている。したがって、「骨」の化石でありながら、堆積岩でできている、というものになります。
中国の「石林」というところは、林がまるまる「化石」化して、林をうめた土(火山灰?)が風化してなくなったのに、中の化石だけ堅くて残っているものがあります。

(ときどき、「貝塚」と「化石」を混同している人がいますが、「貝塚」の貝殻は貝殻がそのまま残っています。「神の手」の先生が発掘した石器を「化石」といったことはなかったはず。)
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「化石」というのは、基本的には、昔の生物の遺骸や、その生存・生活状態の痕跡などですが、他に、過去の自然現象の痕跡なども含みます。

石や岩になっておらず、泥を少し固めた程度の堅い土のなかにある、以上のような遺骸やその痕跡等々も化石に入れますが、やはり一般的には、石や岩のなかに入っている、遺骸や生活痕の痕跡などが普通に考える化石でしょう。

化石の出来方は色々あり、化石の種類も色々あります。上に少し述べましたが

1)生物の遺骸が、石化しているのが、まだ残っているもの(石化しない状態のものも含む):例)恐竜の骨、貝類の貝殻、樹木等が炭化石化した石炭、琥珀のなかの虫

2)生物の遺骸本体は分解したが、その痕跡が石に模様となって残っているもの:例)昔の植物の葉の模様、くらげなどの印象

3)生物の生存や活動の痕跡を示す岩石中の印象:例)三葉虫などが這った後の模様、原人などの足跡、水中生物が泥に掘った巣穴

4)無生物であるが、当時の環境や気象,気候を示す岩石中の印象:例)雨の後、海岸の砂浜の波跡の模様、砂漠の風紋の跡

大体、化石というのは、こういうものです。原人の使っていた道具なども、発掘されれば、化石に入ります。

では化石はどうやってできるかといいますと、化石には、

1)生物が死亡した後も、比較的残り易い部分、
2)生物が死亡すると、急速に分解腐敗して残りにくいもの、
3)本来,残っているのが不思議なもの

こういう三種類があり、1)と2)3)では、残り方が少し違います。

まず2)3)は、くらげなどの化石や、砂浜に打ち寄せた波跡などの化石、三葉虫の這った跡などがあります。

生物が死亡すると、すぐ腐敗分解して形がなくなるものと、雨の跡や波の跡など、残っているのが不思議なものなどです。

こういう化石は、特殊な偶然で残ります。カルシウムの骨格とか、キチン質の外骨格など、腐敗に時間がかかるもの意外の、くらげとかなまことか、海草などは、生物が死ぬと、すみやかに腐敗分解してしまいます。

こういうものが残るには、生物が死亡して、腐敗するまでのあいだに、機密性の泥のような土に埋もれて、腐敗の進行が遅延される必要があります。ほとんど空気のない密封状態の泥のなかに閉じ込められ、そのまま数万年数十万年以上が経過すると、生物の本体は分解して、周囲の泥に染み込んでしまいますが、生物を挟んでいた泥が固くなって、あいだに生物が挟まれていた痕跡を残します。

こういうことは、海底だと、海中の地すべりで、密度の高い泥が流れ込んで、生物を埋めてしまうような場合に起こります。有名なバージェス頁岩は、このように、海中の地すべりで泥が、多数の生物を埋め込んだ結果、化石として残ったものです。

地上では、足跡などは、その跡がつけられた後乾燥し、堅くなったところに、泥の濃い流れがかぶさったりして、上に泥土の厚い覆いをかけた時にできます。雨の跡や、波の後は、それができた直後、火山灰などが大量に降り注いで、雨の跡のついた乾燥した泥の上にかぶさったり、砂浜の砂についた波の跡の上を火山灰が覆ったとき、一緒に埋めこまれます。

泥や火山灰で埋めこまれた場合も、カルシウムの骨の骨格や、キチン資の殻など堅い部分は、腐敗分解せず、そのまま一部が残って、化石になります。

陸上の色々な生物でも、火山灰に埋められたり、泥沼に沈んで、無酸素状態の泥のなかに閉じ込められ、やがて泥が固まったとき、石化したものなどがあります。火山地帯で、アスファルトの池がある場所で、間違って池に落ちた色々な動物の骨などが、無酸素状態で保存され、化石になっている例もあります。

動物一個体丸々の化石が見つかるのは珍しいことです。陸上動物の場合、死んだ後、骨などが川に流され、河口のデルタ地形の場所で堆積され、長い年月に、堆積した泥が石になって、そのなかの化石として見つかることがあります。

丸々一個体の化石が見つかるのは、やはり、火山の噴火などの灰で全身が埋もれてしまった場合などでしょう。また小さな動物などは、池などの泥に埋もれて全身が化石として残る場合があります。200万年前ぐらいの原人の少年の全身骨格は、水のみ場の泥に埋もれた結果、全部残ったものです。

大体,泥のような緻密な土や灰に埋もれるのが多いのですが、海で堆積した場合は、砂のなかに遺骸が残ることがあります。

こうして、土や砂のなかに残った遺骸や、その痕跡・印象は、長い年月の経過と、更なる堆積の結果、粘板岩や砂岩になります。また、火山活動の影響を受けて、変成岩になっていたりします。

恐竜の骨格などは、カルシウムが石質となって、岩のなかにほぼ残っています。岩を削って、この骨を慎重に取り出します。三葉虫なども、キチン質の殻を持っているので、その形が、岩のなかから取り出すことができます。

化石は、恐竜とか三葉虫のように、中身が残っている場合は、外側に石の凹ができます。三葉虫などだと、この凹部分も化石になります。二枚貝などだと、凹部と凸部があり、更に、そのあいだに薄く、貝の殻の化石が残っていることがあります。殻のカルシウムが石に分解して溶け出してしまった場合は、凹部と凸部だけで、あいだに何もありません。この凹凸の印象も、化石と呼ばれます。

植物の葉などは、池や湖の底に堆積し、泥で覆われ、無酸素状態になって腐敗が緩やかになっているあいだに、段段泥の硬化が起こって化石になります。葉の化石は、葉自体は普通分解していることが多く、葉を挟んでいた、二つの面に、葉の葉脈のパターンなどが印象として残っています。

石油は、生物とは無関係にできたという説もありますが、普通、海中プランクトンの死骸が大量に長期に海底に沈殿し、腐敗しないまま,土に埋もれて、圧縮を受けて、液体状になった化石だと考えられています。

石炭は、樹木が堆積したか、または海岸などで大量に集まって堆積し、それが泥に埋もれて圧縮され、石炭になったとされます。石炭のなかには普通、植物の葉の化石や、昆虫の化石が含まれています。

琥珀に閉じ込められた昆虫は、姿がほぼ完全に残っており、往時の姿がそのまま見えます(DNAを取り出すことの可能性もあります)。琥珀というのは、植物の流していた樹液が化石になったもので、現代の松なら「松脂」のようなものが化石になったものです。昆虫が、樹液の粘りに捉えられ、樹液のなかに閉じ込められて、一緒に化石になったものです。

細かくケースを考えると、もっとたくさんありますが、大体、以上のような経過で、化石ができます。

(化石ができる可能性は、非常に稀なのですが、生物の個体数と、時間の長さがそれをカバーしているのです。この5千年ほどは、人類が平野部を占め、森林を徐々に破壊して行きましたが、往古は、いたるところが、一種の原始林のような状態であったのです。

気候も現代よりは暖かく、造山運動が活発な時期も多数あり、そういう時代は、火山の噴火などは日常茶飯事でもあったのです。現在でも海底土砂流の発生は多数観測されています。ただ、その結果が化石になるには、遥かに時間がかかるということです)。
 
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化石の出来上がる過程を説明できる理論は「創造論」以外には無いと思います。


少なくとも植物の葉がそのままの形で化石化することなどそれこそ天文学的確率でしょうが
世界には天文学的確率よりはるかに多くの化石が残されています。

進化論と創造論は面白い対決ですが、進化論では化石の説明はできないと思います。
もっとも創造論だと5000年くらい前までは恐竜が生きていたことになり
縄紋時代とジュラ紀を重ね合わさなくてはなりません。

どっちもどっちなのですが、行き場の無くなった進化論よりは創造論が面白いのは確かです。

ああ、化石の出来上がる過程のご質問でしたね、、
創造論関係の書籍をお読みくださいね。
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この回答へのお礼

こういう考え方を始めて知りました。
でも、ピラミッドや、世界中の巨岩の存在や、ナスカの絵や、南極の正確な地図の
存在や、マンモスのおなかの中に緑の草がある話など、いろいろ符合することは多いと思っています。
とても興味深く拝見しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/08/17 23:00

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