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こんにちは。
先日の朝霞で行われた観閲式で初めて生で観た自衛隊に影響を受けて、それから軍事について勉強を始めたものです。ようやく自衛隊が使用している装備を少し覚えた覚えた程度なので、まだまだ超初心者ですが、よろしくお願いします。

今回は海軍について質問させていただきます。
空母についてなのですが、本を読んだり、ここでの過去の質問を見て、現在の日本には(戦闘機用の)空母がないことはわかりました。
その理由として、維持費などが挙げられていましたが、カタパルトの問題もあると挙げられていました。
私の空母のイメージとしては、WWII時代の日本軍の空母のイメージしかなく、カタパルトでそんなに苦労するとは思えません。カタパルトの何が特に問題なのでしょうか?
当時と現在の戦闘機では離陸に必要な距離や、方法がそんなにも違うのでしょうか?
最後に、現在の軍事戦略上、空母というのはそれほど重要視されていないのでしょうか?

詳しい方がいらっしゃいましたら、御回答のほど宜しくお願いします。
あと、軍事について詳しい方々はどのような方法でその知識を身につけているのかを教えていただければ幸いです。

A 回答 (14件中11~14件)

維持費用に関係しますが


訓練が非常に重要です
4000mもの滑走路であれば、少しくらい技量が落ちても、それなりに離着陸できます

しかし 300m弱の滑走路に時速200kmで着陸するには、常に訓練を続け、技量を維持しなければなりません
それが厚木基地でのタッチアンドゴー です

離陸には自力では滑走路が短すぎて離陸速度を確保できませんから カタパルトです射出しますが、このときには数Gの加速度がかかり
視野狭窄や空間認識失調を起こすそうです
上昇していれば、回復して正常な操縦が可能になりますが、少し角度が変わって僅かでも下降方向になれば、水面に激突です

それを防止するためにも訓練が欠かせないわけです

その割りには 空母の防御力は弱く 飛行甲板に僅かな損傷を与えられただけで着艦不能になります
近くに着陸できる飛行場が無ければ、飛行機を着陸させることはできません(乗員だけ脱出して機体は投棄するしかなくなります)

そのために複数空母とその周辺を空母を護衛する艦隊で構成する輪形陣の機動部隊になります

空母自体は調達できても、それを維持運様するシステムは膨大になります

1000以上の滑走路を確保できる空母であれば 要求される技量はかなり低くなりますが、防御性能・移動性能を確保するのが難しくなります

機動部隊を必要とする国しか、空母の実質的な必要性はありません、また維持する国力も必要です

空母よりも、偵察衛星と艦対地ミサイルのほうがコストパフォーマンスの良さは桁違いです
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WWII時代の代表的な艦上戦闘機零戦21型の離陸滑走距離は290m(増槽投下後200m)でしたが、現在の艦上戦闘機の場合、ジェット化されていることもあり、F4で710-880m(機種により異なる)も必要です。

 空母はもちろん軍事戦略上非常に重要な役目を果たします。 特に本土が核攻撃を受けても、相手国にかなりの反撃が可能な可動基地としての役割は、大きな抑止力となります。 しかし、他の回答者さんも指摘されておられるとおり、空母の運用には莫大な費用が掛かります。 よって現在実質的に空母を効率的に運用できているのは、世界でも米国のみでしょう。あと強いて含めれるとすれば英国の軽空母インヴィンシブルくらいです。 アジアでは、唯一タイが軽空母ですがVSTOL(垂直離着陸機)を載せたまともな空母を持っています。 しかし予算不足で装備が不十分なこともあり、活躍できるのは災害救助くらいのようです。 それでも南シナ海の海賊や、領海侵犯する外国艦船に対して、それなりに睨みが利いてもいると言われてもいます。
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>>カタパルトの何が特に問題なのでしょうか?



No.1さんの言われるように、構造が簡単なように見えて、以外とノウハウが必要なんだと思います。

さらに、着陸時に戦闘機等がフックで引っ掛けて使用するくアレスティング・ケーブルですが、単なるケーブルに見えて、詳細は、軍事機密になっているようで、やはりノウハウのかたまりみたいです。

海外ドラマの「犯罪捜査官ネイビーファイル」では、このケーブル切断事故をネタにしたストーリがありますが、機体重量に合わせて、張力調整したり、使用回数制限など、細かな規定があるみたいです。

>>最後に、現在の軍事戦略上、空母というのはそれほど重要視されていないのでしょうか?

重要視されていると思います。が、日本では、自衛隊は「専守防衛」という位置づけのため、「なぜ防衛に空母が必要なのか?海外侵略に使うのではないか?」と国内外から思われるため、持ちにくくなっています。空中給油機も同様の意味で持てないようです。
仮想小説?で鳴海章氏の『原子力空母「信濃」』シリーズが11冊出ていますけど、(日本が原子力空母を所有し、それを運用するストーリ。)空母を所有するまでの日米での密約など、紆余曲折が面白いですね。

>>あと、軍事について詳しい方々はどのような方法でその知識を身につけているのかを教えていただければ幸いです。

私は詳しくありませんが、書店に行くと「軍事研究」って雑誌が出ています。自衛隊がらみの情報など、いろいろ出ていますね。小火器をめぐる情報となると、国際出版が出している月刊誌「Gun」とか、その他の出版物があります、以前の付録DVDでは、ライフルの狙撃訓練シーンや正しいピストル射撃の技法など紹介されていました(ピストルネタは、安全上、防衛的な技法の紹介ですが、マガジンチェンジの方法など、専門的でした)。

それから、落とせないのは、スカパーではないでしょうか?「ヒストリーチャンネル」「ディスカバリーチャンネル」では、ピストル・マシンガンや、弾薬といった小さいものから、スクリュー軸を巨大旋盤で製造するシーンとか空母「ジョージ・ブッシュ」のドックでの巨大パーツの組込みシーンまで、ちいさいものから、大きなものまで、古代から現代・近未来の武器・戦闘などを解説・放送してくれています。

P.S.
福田・小沢会談などを経て、たぶん自衛隊は、法的にも、装備でも、軍隊らしく整備されていくと思えます。

元自衛隊の方が「大切なのは報復能力」って言われていました。国民が拉致されたら、特殊部隊を送り込んで奪還するぐらいじゃないと、国民の安全は守れないと。まあ、そういう方向性では、「核武装」ってなるわけですが、それは難しい面がありますからね。でも、それ以前に法的な整備が必要でしょうね。
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通常の戦闘機が空母から離陸・着陸することはできません。


そのためにカタパルトで射出しますが、現在の戦闘機は重量やサイズも大きくなっていてその戦闘機を射出するためには大きな力が必要ですが、それだけのパワーを持つカタパルトを作るのには技術的な蓄積が必要です。
そのようなことから空母では水平に離陸するのではなく、スキージャンプ方式といって斜め上方に飛び出す方式もあります。
空母が重要視されていないともいえませんが、もちたくてもカネと技術の問題でもてないというのが現実です。(ソ連は断念しました。中国がもとうとしているようです。)
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