よく知られているように、電磁波は周波数が上がるとその指向性も向上します。
以前はなんの抵抗もなくそういうものかと思っていたのですが、
最近ふと疑問に思い考えてみるとうまく説明できないことに気付きました。

『なぜ周波数が上がると指向性が出てくるのでしょうか?』

無理やり考えると、アンテナサイズが小型化できるので、
指向性を持たせたアンテナ設計が可能になるのでしょうか…?
しかし高周波電磁波そのものに指向性という性質が現れるとしか思えません。
(今まで出会ったものは、「周波数が上がる→指向性が上がる」
と当たり前のように書いてあるので、恐らく何かあるのではないかと・・・)

この疑問を解決して気持ちよく新年を迎えたいものですf^^;
ご存知の方、ご教授頂けると幸いです。
宜しくお願いします。

A 回答 (6件)

周波数が高くなるほど直進性や指向性が強くなるという文面は良く見かけます。

しかし確かに漠然としていますね。前提条件の記載不備ではないでしょうか。

直進性すなわち影への回り込みに関しては、遮蔽物寸法と波長の比が同じであれば周波数に関わらず相似的な現象になる筈です。しかし暗黙の前提として地形や建物の大きさなど、人間の社会基盤に合わせて遮蔽物寸法が固定されれば、波長が短くなるにつれ回り込みの絶対寸法が減少する様を「直進性が強くなる」と表現することも無理ないように思えます。

指向性に関して「アンテナが同じ大きさであれば、周波数が高いほど指向性の強いものが作れる」と言うのは事実でしょうが、ご質問のニュアンスは「指向性が強くなる」、もっと必然的に「強くなってしまう」という感じかもしれません。そのような表現も、適当な前提を付加すれば可能です。「同一電界強度の場で同一受信電力を得る為には、周波数が高いほど指向性が強くならざるを得ない」と言えそうです。

例えば半端長ダイポールアンテナの指向性は波長によらず同一ですが、取り出せる受信電力は、そこに渡来する電力密度に実効面積(おおよそ 0.1 λ^2 )を乗じたもので、周波数と共に減少します。実効面積はしばしば性質的に、素子に沿った方向にλ/2、直角方向にλ/4の範囲として解釈されます。周波数が高くなれば小型にはなりますが、相応に感度が低下するわけです。受信機のS/N比はアンテナからの信号電力と初段増幅器の雑音で決まりますが、周波数が高いからといって雑音は容赦ありませんから、同じS/Nを保つ為には、アンテナからの電力を同様に確保せざるを得ません。つまり周波数が高いほど波長に比べて広い範囲(断面積)に渡来する電力を捕らえる必要があり、単なるダイポールアンテナでは用を成さなくなると考えられます。複数波長に及ぶ大きな面積の電波を合算するには、部分要素からの位相を合わせて正しく加算する必要があります。それを実現するアレイアンテナやパラボラアンテナ、八木アンテナは、いずれも強い指向性を持つものとなります。斜めからの入射に対して合算位相が合わなくなる傾向は、波長に対して全体構造が大きくなるほど強くなることは想像に難くないでしょう。

受信電力確保の点からは周波数が高くても無闇に小型化できません。そして複数波長に及ぶ電磁界電力の合算構造は、好むと好まざるに関わらず指向性を発生させてしまうと考えては如何でしょう。
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この回答へのお礼

回答有難うございました。
なんだかまだもやもやした感じも残るんですが、
アンテナ構造などの細かい部分の理解を抜きにすれば、
少し雰囲気が掴めたような気がします。
有難うございました。

お礼日時:2008/01/07 08:40

“ホイヘンスの原理”で説明できます。



電波に限らず波の性質として、波がスリットを通過する時に
スリットの幅が波の波長に比べて小さい場合は円形の波になり
大きい場合は平面的な波になります。

スリットではなく障害物の場合には波長に比べて小さい障害物の場合は
その後ろにも波が届くのに対し大きな障害物の後ろには波が届きません。

周波数が高いと波長が短くなるので同じ障害物でも後ろに波が届きにくくなります。

参考URLでスリット幅を変えたときの波の広がり方を見ることが出来ます。

参考URL:http://202.250.123.44/buturi/Huygens/default.html
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この回答へのお礼

遅くなってしまいましたが、回答有難うございます。
ホイヘンスの原理、懐かしい響きです。もう一度見直してみます。
有難うございました。

お礼日時:2008/01/07 08:32

導波器や反射器の長さが波長と合わなくなるのでゲインが低下するのです


電波を導いたり反射させる機能が低下するのです
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この回答へのお礼

再度回答有難うございました。

お礼日時:2008/01/07 08:31

周波数と指向性の直接的関係は有りません。


私自身は、周波数が高いほど指向性が上がると言う言葉を聞いたことは有りません。
どういう場面で、どう言うふうに使われているかで、意味合いが変ります。
一つは、#1さんが言われているように、アンテナが同じ大きさであれば、周波数が高いほど指向性の高いものが作れると言うことが有ります。
後は間接的な意味合いで、
二つ目は、周波数が高いほど回折が小さくなりますので、建物の影や中に届きにくいことから、指向性が高いという場合もあるかもしれません。
三つ目は、周波数が高いほど、波長が短くなるため、電波を使った測量などは周波数が高いほど細かく測定できると言う特長が有るため、このあたりのことかもしれません。
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この回答へのお礼

指向性が上がるというのは私の勘違いだったようです。すみません。
回折と周波数に関係があったのを思い出しました。
回答有難うございました。

お礼日時:2007/12/29 10:50

電磁方程式の解によると、指向特性はヘルツ双極子で sinθ、半波長空中線で cos{(π/2)cosθ}/sinθ、θは角度・空間方向。



したがって、指向性に周波数は関係ありません。なお配列空中線などでも周波数には関係しないようです。

私にはわかりませんが指向性というより、直進性の問題ではないですか?
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この回答へのお礼

回答有難うございました。
endlessriverさんが仰られるように、直進性と指向性を混同してしまったようです。
すみません、あまり馴染みがない分野で私の勘違いでした。

改めて質問となりますが、周波数と直進性には関係があるのでしょうか?
ANo.3さんが仰られるように、スリットを通したときの回折の強さと
周波数に関係があるのはなんとなく理解しています。
では、回折ではなくて、何もない自由空間(例えば真空中)を
伝播するときに、その直進性は周波数に依存するでしょうか?
ご教授頂けると幸いです。

お礼日時:2007/12/29 10:47

アンテナの大きさが同じなら波長が短いほうが指向性が強くなる


ということでアンテナと波長の両方が関係します

指向性アンテナは指向性を持たせる電波の波長にあわせて設計するので波長がずれると短波長長波長ともに指向性は低下しますというかゲインが低下します
テレビのアンテナがその例

レーダーでは同じ波長でも大きいアンテナほど指向性が強いです
6フィートアンテナは約1度3フィートアンテナは約2度です
波長は3cm
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この回答へのお礼

回答有難うございます。参考にさせて頂きます。
設計波長からずれるとともにゲインが低下するというのは、
高周波回路で考えると、アンテナとのインピーダンスマッチングが
取れなくなる、と理解できますが、これで間違いないでしょうか…?

お礼日時:2007/12/29 10:36

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分かり易く言うと、まっすぐな電線に電流を流すと右ネジの法則にしたがって、周りに磁界が作られます。その磁界に回りにさらに電界が作られ、また、その周りに・・・という言うように伝わります。
こんな感じ↓
●http://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h17/buturi/image/s_5.JPG
●http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/rel/rel2.html

普通は、こんな波で表されることが多いです。↓
●http://blog12.fc2.com/s/synm/file/tatenami.gif

ちなみに、電気系の人は電界、磁界といいますが、物理系の人は電場、磁場と言っていますが意味は同じです。
詳しいことは、マクスウェルの方程式を学ぶといいです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2

#3です。
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振幅は電束密度、磁束密度(若しくは単に電界、磁界)になります。
分かり易く言うと、まっすぐな電線に電流を流すと右ネジの法則にしたがって、周りに磁界が作られます。その磁界に回りにさらに電界が作られ、また、その周りに・・・という言うように伝わります。
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●http://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h17/buturi/image/s_5.JPG
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 どちらなんでしょうか?

Aベストアンサー

こんにちは。

>>>どちらなんでしょうか?

電磁波のエネルギー、波長は、電磁波として考える。
音波のエネルギー、波長は、音波として考える。
ということになります。


電磁波(レーザー光など)を音波のエネルギーとして考えるためには、
電磁波を音波に変換して考えなければいけません。
たとえば、電磁波を集光して、電源なしのゲルマニウムラジオのアンテナに当てる、などです。
変換してから、初めて、
音速 ÷ 音波の波長 = 音の振動数
という考え方になるのです。

逆に、音のエネルギーを電磁波のエネルギーとして考えるためには、
音を電磁波に変換して考えなければいけません。
たとえば、音を反射などで集めて、それをマイクロフォンに入れて、
増幅しないで電気信号として取り出し、
それをさらに電磁波に変換する、などです。

なお、上記の「変換」は、現実には効率100%にはできないと思いますので、
イメージとしてとらえてください。

以上、ご参考になりましたら幸いです。


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