プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 流通の本を読んでいて、戦後は大衆消費市場が発達し・・・などの記述があるのですが、「大衆消費市場」の意味が、いまいちよく分かりません(なんとなくは分かるのですが・・・)。
 「大衆消費市場」の具体的な意味を教えていただけないでしょうか。あるいは、学問的に定義などがありましたら紹介していただければ幸いです。
 よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

学問的な定義は、特にないと思うんですが。



大量生産・大量販売・大量消費型の市場です。
マス・マーケットのことです。

まだモノ不足で
みんなが欲しくて仕様がなかった耐久消費財が
あった時代の市場で
具体的には昭和30年前後の「三種の神器」。
電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビのことですが
とにかく「みんな」が欲しがった訳です。
そんな「みんな」は「大衆」と名付けられ
そんな「商品」は「大衆商品」と呼ばれ
そんな「市場」は「大衆市場」と呼ばれた訳です。
昭和40年前後になるとイザナミ景気がやってきて
カー、クーラー、カラーテレビが「3C=新・三種の神器」と呼ばれ
本格的な高度経済成長に突入します。
マイ・カーの時代、などともいわれ
例えばカローラは「大衆車」と誇らしく呼ばれていた訳で。
昭和80年前後になると「みんな」が欲しいモノより
みんなとちょっと違うモノの方が売れる時代になります。
いわゆる「分衆」「少衆」の時代と呼ばれましたが
このあたりから大衆が、大衆市場が見えにくくなり
マス・マーケティングが困難になっていきます。
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