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「夢」という言葉は、睡眠中に見る夢、将来の展望としての夢、と2通りの使い方しますよね。
英語の「dream」も全く同様に2通りの使い方をするとういう点について、不思議に思うのは私だけでしょうか?

どちらの使い方も、「想像上の自分に関するイメージ」という点では共通しているので全くかけ離れた使い道とは言えないかもしれませんが、他にも共通する言葉はいくらでもありますし、英語と日本語というまるで成り立ちの離れた言語でぴったり同じ使い方をするのは偶然とは考えにくいですよね。

可能性として、
簡単な英語が日本人の大衆に広まった時代(戦後?)以前には日本語の「夢」には片方の使い道しかなく、英語の普及とともに、もう片方の意味を後付けした
という仮説を思いつきましたが、かなり無理があると自分で思います。統合以前の片方に相当する言葉がバッサリ根絶されたことになるし、とか。

ご存知の方や別の説を思いついた方、ぜひ教えて下さい。

A 回答 (4件)

確かにおっしゃるように日本語の「夢」という言葉は、元々「イメ=寝目」から転じたと言われていますから、最初は夜寝ているときに見るものだけを言っていたのかも知れません。



しかし、人間の発想や連想には共通点が多く、だからこそ言葉が違っても意思の疎通ができるのではないでしょうか。

先日、ネイティブの英語の先生に習ったばかりですが、「私は傘を(家に)忘れた。」というとき英語では「I left my unbrella at home.」というのが正式だそうですが、略式の言い方として「I forgot my unbrella.」とも言うそうです。ただし、この場合は「at home」という場所は言わないのが自然だそうですが。

この言い方は「忘れた」ということの感覚が日本語でも英語でも普遍的に通ずるところがあるという証拠のような気がします。
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この回答へのお礼

なるほど、確かに「忘れる」は記憶と所持と、異なる方面を共通の言葉で表しますね。互いに関わらずに発展した言語といえども、似たような部分が現れるのはむしろ当然、ということでしょうか。そんな気もしてきました。
丁寧な回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/10/10 04:11

「day dream」「白昼夢」みたいなものもありますね。

まぁ、これは訳語なのかもしれませんが。たぶん、半分は偶然でしょう。もう半分は、「同じような使い方をするには、何か理由がある」ということですが、あると思うんだけどなぁ、ないのかな?
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この回答へのお礼

英語ではgoldとmoneyをきっちり区別しますよね。これには(日本語と)同じ使い道をしない理由というのがあるのでしょうか。
そういえば小学校の頃、道路を英語でロードというと知り、語感が似ていることから人類は皆、道を見ると同じような音を連想するんだ、と思いこんでいたのを思い出しました。
理由、とは例えばそんな事なんでしょうかね。違うか・・
ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/12 03:44

参考までに…。


漢字の「夢」の意味は、元々は
「眠っている時に見る心理的現象」又はそれを見る事(動詞として)

多分、中国の古典には上記の意味でしか使われていないと思います。
又、{自分の将来のイメージ、目標}という意味の「夢」は、
古来は「志」とか「望」とかいってたのではないでしょうか?

ですから、chocolate_pafeさんの推測のように、英語の「dream」が「夢」に当てられた結果、「夢」に本来意味の無い{将来の展望としての夢}という意味が流入したと思われますね。

これは、私の私見が多分にありますので、学説上の根拠には乏しいと思われ、力になれてないと思われるので、大変申し訳ないですが、少しでも何らかのお役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

この疑問を解くカギは中国古典にありそうだ、と漠然と考えていたので、非常に参考になります。申し訳無いなどという謙虚なお言葉は恐れ多いです、こちらが勉強させていただいている立場ですので。
にしても一度捨てかけた逆輸入説が再浮上した形になり、疑問は増える一方ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/12 03:33

私も不思議に思っていました。


でも特にそれで日本語と英語の関係が云々てことはないのではないでしょうか?同様の例を探せば、他言語間でも結構あるのではないでしょうか。
相違点もあり、日本語では『夢を見る』と言いますが、英語ではそのまま『dream(直訳では"ゆめる"でしょうか)』で動詞でしょう。ここまでは一致していませんね。(ちなみに韓国語では英語と同じで『ゆめる』という形で使います)
こういう例もあります。馬の脚にはだ円形の模様が付いています。馬は夜にでも活動していることから、この脚に付いている模様が実は目で、これで夜はものを見ているのだと思われていました。その部分の名称は日本語では『夜目』と言いますが、英語でも全く同じ発想で『night eye』と言うのです。(実際には目ではありません)
このように、同じ人間の発想なので、たまたま同じ用法をする言葉があっても不思議ではないと思われます。
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この回答へのお礼

おっしゃる通り、他言語間でも似たような例は相当あるでしょう。逆に「心臓と心」の様に明らかに根源の近い用例なら、別の単語を割り振った言語などほとんど無いのではとさえ思います。
「夜目」については初めて知りましたが、語源となった発想が容易に想像がつくという点において、「夢」の例とは分けて考えさせていただきます。(非常に興味深いお話ですが)
鋭いご指摘をありがとうございました。

お礼日時:2002/10/12 03:21

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