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初心者です。
内藤忍氏などの本を読んで勉強しているのですが、アセットアロケーションのことについて教えてください。
平均的に5%くらいのリターンを取るためのアセットアロケーションが公開されていますが、今は株式市場がずっと低迷していますよね?
仮に日本株式に連動するインデックスファンドを購入して10年とか長期保有した場合、
10年後今より基準価額が全然上がっていなければ、ここからのリターンは0%ということになるんでしょうか??

そうすると、その他のアセット、主に海外資産のほうでリターンが得られなければ、10年後「平均」5%なんてならないわけですよね?

モニタリング&リバランスしていれば「必ず」達成できる目標のように書かれていますが、そうなんでしょうか?

A 回答 (5件)

 アセットアロケーションで、株式と債券を組み合わせる割合を自己決定する場合、その根拠を自分なりにいつも考えています。


 
 私の場合、今は債券のみ100%保持しており、国内債券60%、海外債券40%で、全て直接購入です。債券の場合は(8%以上の利回り債券は購入しない、流通が少ない債券=空港で両替できない通貨債券も購入しない、期間は5年まで等)自分でリスクを判断して直接購入しますので、今は投信を購入してません。

 通常株式と債券に分散投資する理由は、次のような経済の循環が一般的だからです。
 デフレ時には債券が有利となり、その景気刺激策として行われる利下げがインフレを呼び株式が有利となる。
 それを冷やすために利上げが行われ、その効果が出れば景気が沈静化され再び債券が有利となる、ということの繰り返しが一般的であることから株式と債券両方に長期投資すれば損益が平均化されるわけです。
 結局のところ長期に債券で安定した利益を得るとともに、株式をずっと保持しておいて、急激に値上がりするまさにその時にその場に居合わせることに大きな利益があるわけです。

 ここまでは一般論。で、日本の現状はずっと10年以上デフレのままで金利も「世界最低水準」ですから、上記の一般論はあてはまりません。 つまり、債券は安定しているだけで利益は薄く、株式は底辺をうろうろしているだけ。国内資産を保持する意味は、債券に為替リスクがないことぐらいです。

 よって現在の所、販売される投信には海外資産の割合が多い投信がほとんどを占めているのが現状です。今年アメリカ大統領にオバマ氏が就任し、就任演説で「イラク派兵を終結させる。」と宣言したら、それだけでおそらく大きく世界の株式が値上がりするでしょう。民主党でオバマ氏が勝利したらその時点で株式にも一部資金を回すつもりです。

 モニタリング&リバランスとは、このようなことだと理解しています。
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あなたの今思っておられる疑問は大変に大切なものです。



アセットアロケーションの理論は実証的というか経験的なものです。
先のことは分かりません。

内藤さんの本は分かりやすくお勧めです。

インデックス商品の長期ホールドはお勧めです。

ただ、万が一のとき、行動できるだけの知識と経験がなければ、やっぱり本当のリスク管理とはいえないと思うんですよね。
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金融機関関係者による投資本には金融機関側に有利な情報が


特に選ばれて書かれていると考えた方が良いでしょう。
金融機関関係者じゃなくても、
投資本が売れるためには投資がさかんになってくれる必要があるので、
投資する人が増えるような記述が増える傾向が生じるはずです。
著者も編集者も本がたくさん売れて欲しいはずですから。
だからどんなに良いことが書いてあっても鵜呑みするのはまずいです。
投資に関しては「美味しく見えたら必ず誤解している」です。

しかし、長期投資(20年以上できれば30年以上)のつもりであれば、
「適切なアセットアロケーションを最初に設定して、
低コストの優れた金融商品でポートフォリオを組み、
リバランスだけを行ない、基本的に放置しておく」
という投資法はプロのあいだでは常識的であり
(少なくとも年金基金はそのような方法で運用されているはず)、
科学的にも合理的であり、優れていると思います。
内藤氏の本では詳しい数値付きでそのことが証明されているはずです。

しかし、投資リスクがほとんどの人にとって想像以上に大きいことは
もっと強調されてしかるべきだと思います。たとえば
世界株式に分散投資しても一時的に含み損が50%を超えるかもしれない
のような情報をできるだけたくさん示しておくことが好ましいと思います。

債券の割合を増やせばリスクは下がるのですが、
その分だけ期待できるリターンが下がります。
しかし債券のリスクもゼロというわけではない。

もしもユーロ圏が景気後退の危機に陥り、
ユーロの政策金利が下がればユーロ円レートも大きく下がることになり、
先進国債券型インデックスファンドの基準価額もそれに連動してかなり下がることになるでしょう。
先進国債券型インデックスファンドはユーロ建て債券を多く含んでいます。

ここ数年ユーロは上昇トレンドにあったので先進国債券に投資していた人たちは
かなりの利益を得ているはずです。
しかし去年の中ごろから投資し始めた人は円高傾向のおかげで損をしています。
過去数年のデータなどほとんど役に立ちません。
データを眺めるならできるだけ長期で見ないと意味がない。

あと、長期投資であれば一時的な下落は問題にならないかもしれませんが、
長期投資の終わりが近付いて来ているときにはそう単純に考えることはできません。
投資期間の残りが短くなっているのであれば
すでに長期投資モードで投資することは不合理だと考えられるからです。
そのときどのようにリスク管理するかも重要だと思います。
前もって対策を立てておかないと狼狽することになりかねません。
長期投資に関する知識だけで長期投資に挑むのは危険だと思います。

日本の一般個人投資家は科学的に合理的な投資法を始めてまもないので
実際に何が起こるかをまだ経験していません。
しかし、未来を予想し、できるだけ多くのリスク要因を洗い出して、
対策を練っておくことであれば可能だと思います。

私も分からないことだらけなのですが、
ここで質問に答えることによって色々勉強させてもらっています。
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投資本ですので、必ずとは書いていないです。

「リターンを確実に向上させる」アドバイスとは書いてあります。

>そうすると、その他のアセット、主に海外資産のほうでリターンが得られなければ、10年後「平均」5%なんてならないわけですよね?

これは、そのとおりで間違いないです。
分散投資、ポートフォリオ運用というのは、過去の実績から「これなら達成できるはず」というやりかたをしていくのですが、昨年からのサブプライム問題に端を発した世界同時株安のような、何でも下がってしまう状況には無力です。
しかし、ポートフォリオ運用以外の有効な手段は、いまのところないと言って良いでしょう。

日本株の将来が不安なら、そのかわりに何か別な投資先を選定すべきです。本のとおりやって資産が増やせるほど、この世界は甘くないです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>「リターンを確実に向上させる」
とも書かれていますが、「(このやり方で)資産は必ず殖えます」とも書かれています。
良心的な内容の著者だとは思うんですが、やはりいいことしか書いてない気もします。
確かにそれほど甘くないですよね。。

お礼日時:2008/02/17 07:06

本当に「必ず」と書いてあるんですか?あと10年だとみじかすぎます。


しかし、ある資産クラスのリターンがマイナスになっても
他の資産クラスのリターンがプラスになって、
全体でのリターンはプラスになることは十分に考えられます。

どのようなアセットアロケーションが紹介されているのか知りませんが、
過去のデータに基づいて年率5%の期待リターンが得られる
最適もしくはそれに近いアセットアロケーションを計算すると
リスク=リターンの期待値からのずれ幅は10%程度になります。
この数字と正規分布の仮定を使って
数年後のリターンがマイナスになっている確率を概算すると

1年後 31%
5年後 13% (これ以後は5年ごとに大体半分になって行く)
10年後 5.6%
15年後 2.6%
20年後 1.3%
25年後 0.62%
30年後 0.31%

理論的に10年後に含み損になっている確率が5.6%もあるのであれば
「必ず」とはとても言えそうもないように思えます。

実際には毎月の積み立てによるドルコスト平均法を使うべし
のようなことが書いてあるはずなので、
これはよりはずっと安全になるのですが。
しかし「必ず」と言ってしまうのはまずい。

本当に「必ず」なんて書いてあるのでしょうか?
「過去ン十年のデータによればこの方法で10年間投資を続けたときに
最終的なリターンがマイナスになったことは一度もない」
という言い方であれば十分に可能性があるように思えます。
しかし過去は過去に過ぎず、未来ではありません。

P.S. アセットアロケーションの株式部分のアップダウンはかなり激しくなります。
過去のデータによれば株式部分については投資資金の半分まで
含み損が拡大する可能性があることがすぐにわかります。
2000年のITバブル崩壊から始まった世界株式の下落時には実際にそうなりました。
長期投資のアセットアロケーションは
株式部分の資産価値が一時的に半分まで下がっても精神的に耐えられるような
ものにしなければいけないと思います。
毎月の積み立て投資なら株式部分が25%まで下落しても耐えられることを
確認してから投資を始める必要があります。
今回の世界株式の下落は投資のリスクの高さを多くの人に思い出させることになったと思います。
投資本の多くがリスクの高さを十分に強調していないように思えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とても勉強になります。
私の読み方が間違ってるのかもしれませんが、でも、「(このやり方で)本当に資産は殖えるんでしょうか?」「必ず殖えます!」とは書いてありますが。。。
そうなんです、例え上記が「目標」について書かれてるんだとしても、いざそうならなかった場合、方向変換なども含めてどうすべきか・・・などについては全然言及されてないんです。
なので、ほんとかな?と思ってしまうんんですよね。

お礼日時:2008/02/17 07:03

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