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「濃アンモニア水の保存容器は、白色のポリエチレン容器 と 褐色のガラス容器
ではどちらが適しているか」 という質問です。

腐食性が問題になるのかと思い自分で調べていました。
アンモニア水の保存容器としてガラス製を避けるべきという内容の記述のあるサイトを二つ見つけたのですが
その他のアンモニアに関する情報ではそこまで言及していなかったり
逆に、「銅・銅合金・アルミニウム合金及びこれらを含むメッキで表面を覆った容器が不可であり
これらを含まない鉄・鉄合金・ガラス・ゴム・ポリエチレン・塩ビなどの合成樹脂を容器包装材料とする」
という記述もあったり。

アンモニア水と濃アンモニア水でも違いがある可能性も、遮光が問題になる可能性も捨てられないのですが
自分の力では結論に至らないため、質問させていただく事にしました。

どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

我が社ではアンモニア水溶液は「青色の」ポリエチレンタンクにて保存する規定になっています。


なぜ青色かは、単に他の液体と区別するためですので、大きな意味はありません。
ただし、すぐお分かりのように加熱には、タンクも内部の水溶液も非常に敏感で内圧が高くなると事故につながりますので、冷暗所に保存する必要があります。
また、ステンレスの容器を使用しても良いのですが、この場合内圧が分かりづらいので、開ける場合にアンモニアガスの噴出を「予期して」防具などを用意する必要があります。もしくは充分長い柄の付いた開放具を使うなどの注意が必要です。
いずれにせよ大量の高濃度アンモニア水溶液をデッドストックとしておくのは何のメリットもありませんで、出来るだけ、早めに消費し切る事が勧められます。
試薬用程度でしたら、一ヶ所に大量に保管せず、500mLの試薬瓶を必要本数分散して冷蔵庫中に保存するべきです。なお、可燃性がありますので、ポリ袋に包んで輪ゴムなどで口を閉め、膨らんだらドラフト中でアンモニアガスをパージしてやる注意も怠ってはなりません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。

専門家ならではの具体的な、そして丁寧で細かい回答を下さり
ありがとうございました。
私が求めていた以上の+αの知識が得られ、大変感謝しております。

お礼日時:2008/03/04 18:26

ガラス瓶は、経時的に沈殿が発生します。



試薬などもポリエチレンの肉厚の容器になっています。
また、遮光のために乳白とすればよいでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。

経時的に沈殿が発生する という
経験者ならではの明確な回答には説得力があります。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/04 18:23

追記します。

ガラス(SiO2)は酸性酸化物であるため、塩基と反応して塩を生じます。
Ex) SiO2 + 2NaOH → Na2SiO3 + H2O
つまり、弱塩基性のアンモニアも例外なくガラス保存をすると、徐々に反応してしまうので、ポリエチレン容器や、ゴム栓が適当です。
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この回答へのお礼

追記ありがとうございました。
ガラスとの反応が思いだせずにいたのでとてもすっきりしました。

お礼日時:2008/03/04 18:19

簡単な回答でもうしわけないですが、「銅・銅合金・アルミニウム合金及びこれらを含むメッキで表面を覆った容器が不可でありこれらを含まない鉄・鉄合金・ガラス・ゴム・ポリエチレン・塩ビなどの合成樹脂を容器包装材料とする」に関してですが、これは錯イオンが関係しています。


錯イオンとは、『金属イオンに非共有電子対をもつ分子または陰イオンが配位結合したイオン』のことです。
つまり、言い換えると『銅や銀、亜鉛などはアンモニアと配位結合する』ということです。これは何をいっているかというと、配位結合してイオンになるので、溶け合うということです。保存するはずの容器と溶け合ってしまっては保存している意味はないので、こういった金属は不可ということになります。
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この回答へのお礼

早くに回答頂きありがとうございました。
体調を崩し、お礼が遅くなり申し訳ありません。

アンモニアで錯イオンを形成することをすっかり忘れていました。
でもこういうところでとても大切なことなのだと気付きました。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/04 18:17

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