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七堂伽藍の中で五重塔以外の建物についてはその役割が分かるのですが、五重塔(三重塔、七重塔も含めて)を建てた目的はいったい何でしょうか。
仏舎利を納めるのであれば、ほんとうに納めた例があるのでしょうか。
もし仏舎利を納めていなければ、あるいは納める予定すら無ければ、
塔は、象徴的な意味しかないと思いますが、
五重塔には何か宗教的な意味があるのでしょうか。

宗教的な意味があるとすれば、禅宗寺院の七堂伽藍には五重塔がないのはなぜか、という疑問が残ります。

むしろ、仏教勢力を誇示するために、最新・最高の技術を見せ付けるために建てたとする考えはないのでしょうか。
2塔を有する寺院さえありますから。

A 回答 (5件)

ただ民衆が遠くから見えるというだけの意味でしょうね,特別に宗教的な意味はありません。

元は仏舎利を収める塔を意味していたのですが,段々と寺を誇示しようとしたものでしょうね,だから塔の中には階段はなくあっても梯子程度になっているのが証拠となるのでしょう。なにせ信者を集めて供養させないと食べていけないのですから,その尊厳性を高める意味で建てたものであると思いますよ。
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この回答へのお礼

「民衆が遠くから見えるというだけの意味でしょうね」
なんだかんだと後から理屈を付けても、結局はその程度の役割しかないと思って質問しました。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/29 14:32

こんばんは。



本来は、仏舎利を納めるものと思います。

テレビのクイズ番組(※)でやっていましたが、
高くしていることによって、境内に入れない人でも遠くから拝めるようにしている、ということだそうです。

(※: たぶん、平成教育予備校、クイズ雑学王、のどちらか)
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この回答へのお礼

「本来は、仏舎利を納めるものと思います。」
私もそう思っています。
しかし、境内に入れない庶民のために、遠くからでも拝めるように
「ありがたい塔」を建てたという説にはある程度納得です。
奈良時代の場合、国家の支配者層のための仏教が、そこまで庶民のためにするのかという疑問が残ります。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/29 14:34

昔の塔であれば、いちおう、仏舎利を塔の下に収めていますよ。

ただし、本物のお釈迦様の舎利ではないでしょうけれど。
今、いくつかの寺院などに仏舎利が伝わっていて、それは中国から請来されたものだと思われますが、たいていが水晶など宝石の類、もしくは玉の類だったみたいです。仏さまの本当のお骨ではありませんが、当時としては高価なもので、それを仏さまのお骨に見立てたわけです。
そういうものが実際に塔の下に収めてあるはずです。発掘調査などで出てくることもよくあります。

まあ、勢力を誇示するためといわればそれまでですが、私見では、勢力を誇示するというよりは、「ここに仏さまのお骨が収まっていますよ。ここへ来て仏さまに手を合わせましょう」というような、布教活動の一環といった方がいいように思います。それによって信者を集めてお金を集めて……などという見方もできるかもしれませんが、日本に仏教が伝わったころの寺院はそういうことよりも、とにかく仏教を広めたいという方向だったと思います。

また、「仏教に関わる知識人は、それまでの日本にない技術を持ち合わせている」=「それだけ仏教が教学的にも技術的にも文化的にも進んでいる」ということを示しているとも言えると思いますが、やはりそれも仏教を広めるためのものだったと思います。

実際に本物の仏舎利が収まっていないのだから塔には意味がない、というのではなく、「仏舎利とはきっとこういうものなんだろうなぁ」とイメージできるような代用品を収めることによって、人々に仏という存在に思いを致すように導くための重要な建物だと、私は思っています。

もう随分前の学生時代に習ったことなので記憶は薄いのですが、法隆寺など奈良仏教の寺においては、塔が一番重要な建物と位置づけられていたはずです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「法隆寺など奈良仏教の寺においては、塔が一番重要な建物と位置づけられていたはずです。」

飛鳥時代に創建の歴史をもつ大安寺は、平城京に移されたとき、東西両塔(七重塔)が金堂から大きく離れ、南大門の外側(南方)に建てられています。
つまり、塔が廻廊の外側に建っています。
そこで、なぜ二つの塔が必要なのかと、塔の目的に疑問をもった次第です。

「人々に仏という存在に思いを致すように導くための重要な建物」
そうですね、おおいに共感できます。
素直にそのように受け取ればよいのですね。

お礼日時:2008/03/29 14:52

 塔は仏舎利のある場所ですから、仏陀信仰の中心ですよ。


 ただ、歴史の中で、仏舎利よりも仏像だの講堂だのの方が重要な要素になっていって、塔が装飾的な位置づけになってしまったという経緯はあります。

 なお、禅宗で塔が無いのは、禅宗が仏教本来の哲学を追求した結果です。そもそもシッダールタは相当な唯物論者で、まさか自分の骨が信仰の対象になるなどとは考えても居なかったでしょう。その意味での真の仏教とは、葬式などしません。死体を野ざらしにしても生ゴミに出しても平気です。生き物は死ねば輪廻転生するのですから、死んだ後の残りかすの死体などは単なる生ゴミですし、ヒトの死は次の生へのステップですから妙な儀式をする意味など全く無いからです。
 まあ、このコンセプトに付いていけるヒトは、今においても少数派ですけれど。(共産主義者はその例外)
 そういうコンセプトを再発見したからこそ、禅宗では塔の位置付けが軽くなっていったのです。
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この回答へのお礼

臨済宗・円覚寺舎利殿は仏舎利を納めた建物だと思っていたこと、また、曹洞宗は瑩山禅師以後、葬式に積極的に関わるようになったという狭い知識の思い込みがありました。
もう少し、鎌倉期の仏教を勉強します。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/30 11:35

皆様のお答えの通り仏舎利を納めてある塔ですね。


塔の階数は宗派によって違うのですが、意味は忘れました。
一般にアジア全体でストゥーパと呼ばれるものが皆それに当たります。
卒塔婆です。^o^
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%92%E5%A1%94% …
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この回答へのお礼

「塔の階数は宗派によって違うのですが、意味は忘れました。」
そうですか!
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/30 11:43

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