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このサイトの英語の質問を見ていて感じるのですが、日本の高校や進学塾で教えている、大学受験で良い点数を取る為に英語(仮に受験英語と呼ばせて頂きます)をマスターしても、日常的な英会話にも事欠くような英語力しか身に着くことはないようです。

もし受験英語の目的が、英会話ではなく、英語の読み書きに指導の重点を置いてあったとしても、それほどの成果は上げているとは思いません。

知り合いに、日本にある某有名大学を卒業し、アメリカにある某大学の教授をされている方がいます。その方から頂くメールの英文を見る度に、いつまで経っても日本人が書いた日本人英語の域を越える事はないなという感想を持ってしまいます。

(↑この人の悪口を言っているのではありません。ご本人も自覚されていらっしゃるようですし、英語の事ー発音や表現の仕方ーでは在米生活○○年でも、悩む事があると言われています。)

前置きが長くなりましたが、受験英語をマスターすることによって、何を得られか? ということをお伺いしたいと思います。

尚、お礼はすぐには書く事ができないと思いますが、必ず書きます。
よろしくお願いします。

A 回答 (32件中11~20件)

TUNE0040さん



>★明らかに誇張があるように見えます。これでは正当な根拠ある批判であっても、単なる非難としか見えないのではないですか。
「救い」のない話ばかりをされるとつらくなる気持ちはわかりますが、非難としか見えないならそう見ればぁ、ってとこですか。その見方には反省もなにもない、それもまた救いのない話です。
>>問題にかろうじて答えるのと、それを理解できない他者に説明するのとでは必要な力に大きな違いがあります。その点をどの程度理解しておられるのか。
>★教員として当たり前のことのように思えますけど。まあ「当たり前ができてないじゃないか」ということなんでしょうね。
そうです。
>★極端に言えば、地域や学校によって現実は異なります。
極端な話をしていません。個別の問題に摩り替えて般化した問題をうやむやにするのも教育現場の常套手段です。
>あなたと同じ価値観を持ってなければ、その力がないと判断するぞ・・・ということですか。
価値観ではなく教師をしていくのに不可欠な見識の問題です。

>★No.16は読みましたよ。しかし「低く見ても英検準1級」の根拠は見当たりませんね。
大学入試問題の易しいのだけ選んで取り組んでいればそうした素朴な世界観になるだろうと思います。大学入試は「高卒」であるかどうかを確認する試験ではありません。「やがて大卒になる」資質があるかどうかを確かめる適性検査です。
なお私は「1級」と言っています。「準1級」とはいっていません。

>>そうした大学はここ10年で淘汰されていきます。
>★大学淘汰はすでに始まっています。3年生の活動を見ていると、定員割れを起こしているところもあ>ります。それでも、大学入試の平易化(誤解を生むようであれば「学習指導要領準拠化」といってもい>いです)は中堅クラスと言われる大学にも浸透してきています。
そうなれば英検2級の空威張りでも受験指導が大手を振るって出来るようになって、うれしいでしょうね。
>これから閉鎖される大学は相当数出てきそうですが、すべてなくなるとは思えないんですけどね。
残ったとしても、かつての高卒並みに扱われる大卒を生み出す大学です。大卒並みの大卒(つまり英語も使える)を生み出す大学は限られます。そして、いまの高校の教室で育つ生徒は大学に行って「からやがて大学卒になる」準備ができていなかったことを思い知らされるんです。
>で、高校教員ならば私の述べたような生徒に対して何か対策はお持ちでしょうか。状況はかなり深刻なのですが。
まず中学の先生がよく勉強しなくては解決しませんね。でも中学を変えられないのなら、高校ではレメディアルの一語に尽きるのではないですか。週1回の小テストで前の週に高校入試の英文(全国の公立高校の問題はネットで無料で手に入ります)を課題として配布して(1週間準備させた上で、質問も受けます)内容理解のテストをする。いい復習になります。数学や地歴と違って英語は単元が変わっても同じ学習項目が繰り返し出てきます。高校の教科書を扱うとき、新出の項目だけでなく中学の内容も合わせて説明することも大事でしょう。生徒がどこまで分かってないかの当たりをつけるのも教師の力量です。
>>私の身の回りで起っていることです。明々白々たる事実です。それが教科書、教材を含むセールストークの内容に反映してるとなれば、私の限られた環境や経験だけでなく、一般化したことだと判断しても危うくはないでしょう。
>★これが事実だとすれば、英語教育以前に、公務員・教員として問題なのではないですか。よく保護者も黙ってますね。なぜ学校全体の問題としないのですか。
ためしにあなたも問題にして御覧なさい。どんな目にあうかよく分かります。
>>手間ヒマがかかるからやらない、それが現実でしょ。統一と打ち合わせはワンセットのはずですが・・・・
>★あなたは統一テストに賛成なのですか。反対なのですか。No.19では反対のように読めますが、No.21ではそうでもないみたいですね。どうなんでしょう。手間ひまかかっても、時間のやりくりをしてこなしているのが現実でしょ。
手間ひまかけて1)打ち合わせに基づいて正しく授業もやり2)授業に基づいたテストを作り3)その手間を研修しない言い訳にしない-なら統一に賛成です。
それが出来ず、1)いつの間にか馴れ合いで打ち合わせをはしょり2)出来合いの問題を考査に使い3)まだほかにいくらでもある雑務を言い訳にして研修はしない-のなら統一に反対です。
>>よく参加しています。(中略)なかには私の学校の校長に「告げ口」をしてきた卑劣漢さえいました。
>★なんかよっぽど悲惨な経験をされているようで・・・、どんな地域なんでしょうね。
>校長に告げ口って・・・子供のけんかじゃないんだから・・・って感じです。
私もそう思います。
>以上長くなりましてすみません。
いちいち謝ることはありません。
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Meursaultさん



>私は現職の高校教師です。中学校の現場もいくらか知っています。
★そうでしたか。大変失礼いたしました。
 あなたの判定基準によれば「意見を言ってはならない」立場からレスさせていただきます。
 現在の英語教育・・・というより「英語の授業環境」といったほうが適切ですね・・・に顕在する問題点をわたしは否定していませんし、そういう回答をしてきたつもりもありません。あなたと同様に私たち教員の意識改革・努力が必要であることにも同意します。ですが・・・。

>問題である事実を現場を知らない部外者の方に知らせるために、枝葉を切って話した内容です。問題でない部分をわざと含めてませんから誇張があるように思えるかもしれません。
★明らかに誇張があるように見えます。これでは正当な根拠ある批判であっても、単なる非難としか見えないのではないですか。

>問題にかろうじて答えるのと、それを理解できない他者に説明するのとでは必要な力に大きな違いがあります。その点をどの程度理解しておられるのか。
★教員として当たり前のことのように思えますけど。まあ「当たり前ができてないじゃないか」ということなんでしょうね。
>そもそもTUNE0040さんの学力が英語教育について語れるだけのものなのか懸念されます。現場にいるだけで、現実を見定め判断するだけの力がなければ、いわゆる「床屋政談」のようなものでしょう。
★極端に言えば、地域や学校によって現実は異なります。あなたと同じ価値観を持ってなければ、その力がないと判断するぞ・・・ということですか。

>No.16を読んでいただいたのでしょうか。このスレッドの中では私の意見がもっとも現状の大学入試問題の内容に肯定的です。大学入試で求められる英語の知識は実用的で網羅的、教養の養成にも役立ちます。
★No.16は読みましたよ。しかし「低く見ても英検準1級」の根拠は見当たりませんね。
>今の自分の力で教えられると「思いたい」のでそう見えるのです。
★その根拠は何ですか。とても現場にいる教員の現状認識とは思えませんね。ちゃんと進路指導やってます?
 「大部分の私大」=国公立や私大のトップ校といわれるところを除けば・・・あなたがいう状況にはないでしょう?
 あるいはそういう大学向けの受験は相手にしてないということでしょうか。
>そうした大学はここ10年で淘汰されていきます。
★大学淘汰はすでに始まっています。3年生の活動を見ていると、定員割れを起こしているところもあります。それでも、大学入試の平易化(誤解を生むようであれば「学習指導要領準拠化」といってもいいです)は中堅クラスと言われる大学にも浸透してきています。
 これから閉鎖される大学は相当数出てきそうですが、すべてなくなるとは思えないんですけどね。

>教師というのはよくうそを言うもので・・・(中略)・・・おおかたアイアムえーとスチュデント、えーとはいらんよぉの世界でしょう。
★要するに「どうせ日本語でやってんだろう」ということですか。皆さんがんばってますけどねぇ・・・。ま、ここで言いはっても信用されないんでしょうがないですが。
>要するに、ALTを有効に活用する力が教師にないんです。
★これはそのとおりだと思います。
 で、高校教員ならば私の述べたような生徒に対して何か対策はお持ちでしょうか。状況はかなり深刻なのですが。

>私の身の回りで起っていることです。明々白々たる事実です。それが教科書、教材を含むセールストークの内容に反映してるとなれば、私の限られた環境や経験だけでなく、一般化したことだと判断しても危うくはないでしょう。
★これが事実だとすれば、英語教育以前に、公務員・教員として問題なのではないですか。よく保護者も黙ってますね。なぜ学校全体の問題としないのですか。まして一般的なこととして述べるなどもってのほかです。
>手間ヒマがかかるからやらない、それが現実でしょ。統一と打ち合わせはワンセットのはずですが・・・・
★あなたは統一テストに賛成なのですか。反対なのですか。No.19では反対のように読めますが、No.21ではそうでもないみたいですね。どうなんでしょう。
 手間ひまかかっても、時間のやりくりをしてこなしているのが現実でしょ。
 ちなみに私は統一テスト賛成派です。確かに作成や準備、授業進行に手間ひまかかりますし、ある程度譲り合いながら授業内容を選んだりして、腹の立つことや歯がゆい思いをすることもありますが、公には同じ科目の評価として出るわけだし、特に低学年ではクラス替えなどのことも考えると個々のやり方だけでっていうのには抵抗あります。

>No.16で「敗北主義の感染」という言葉を使いました。(中略)「大学までいって英語を勉強した先生でもこの程度なのだ、私たちに出来るはずがない」というメッセージしか伝わらないことなのです。 
★そのとおりと思います。
>中堅以下校ではほとんど並行学習になるようです。
★すみません。受験校については伝聞です。削除してください。

>よく参加しています。(中略)なかには私の学校の校長に「告げ口」をしてきた卑劣漢さえいました。
★なんかよっぽど悲惨な経験をされているようで・・・、どんな地域なんでしょうね。
 校長に告げ口って・・・子供のけんかじゃないんだから・・・って感じです。

以上長くなりましてすみません。
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この回答へのお礼

何かコメントしようかな♪とも考えたのですが、TUNE0040さんとMさんの意見交換は、プロ同士の会話で、こねこは部外者だから、口を挟むことは控えますねー☆

何か、この質問にご投稿頂いたことが引き金になって、英語の質問にお答えになるのが嫌になったのかしら?と、少し心配しています☆ 最近は、Mさんもキツイことを言わなくなったので、角が取れて、いい感じになったような気がします。気のせいかもしれないけれど☆

遅くなりましたが、何度もご投稿頂いたことへの感謝の気持ちを述べさせて頂きます。

どうもありがとうございました☆

お礼日時:2003/02/15 17:19

TUNE0020さん



>#19さんの立場というかご職業がわからないので 
私は現職の高校教師です。中学校の現場もいくらか知っています。

>どうも現在の受験英語・学校英語をご理解いただいている内容とは
>思えないので、説明しておこうと思います。
No.19は、問題である事実を現場を知らない部外者の方に知らせるために、枝葉を切って話した内容です。問題でない部分をわざと含めてませんから誇張があるように思えるかもしれません。
>私は、受験英語とは「大学入試(一般入試)に合格するための英語教育」
>として考えさせていただきます。
それにしても膨大な知識と判断力を要します。問題にかろうじて答えるのと、それを理解できない他者に説明するのとでは必要な力に大きな違いがあります。その点をどの程度理解しておられるのか。そもそもTUNE0040さんの学力が英語教育について語れるだけのものなのか懸念されます。現場にいるだけで、現実を見定め判断するだけの力がなければ、いわゆる「床屋政談」のようなものでしょう。「準1級、730点」といわれて頭をかいているようでは、とてもおぼつきません。(No.20:TOEIC730という数字は、恥ずかしながらまったく自信はありません。要研修ですね。まわりの教員に聞いたところ皆「どうしよう・・・」という反応ではありました)

>第一にこの大学入試が現在どのようなものになっているかですね。
No.16を読んでいただいたのでしょうか。このスレッドの中では私の意見がもっとも現状の大学入試問題の内容に肯定的です。大学入試で求められる英語の知識は実用的で網羅的、教養の養成にも役立ちます。
>大学によってさまざまですが、「どう低く見ても英検1級」
>などということはありません。
今の自分の力で教えられると「思いたい」のでそう見えるのです。
>大部分の私大は英検準2級~2級レベルです。
そうした大学はここ10年で淘汰されていきます。
>英検のような会話問題もセンター入試だけでなく
>かなり増えてきてますよね。
そう、そうした会話表現についていける教師は極めて少ない。

>訳読法についてですが、これについては強く否定はできません。
(中略)
>ただし英語(1)、オーラルについてはほとんどとはいいませんが
>半数程度は英語で進行していると思います。
「半数」の根拠を示してほしいですね。教師というのはよくうそを言うものです。お仲間が職員室で、教室でやっていないことをやっているように言う、ありそうなことです。TUNE0040さんがご自分ではそうしておられるなら、心意気は多としますが、英検2級程度の教師が出来るのか、またやっているとしてどのような英語で進行しているのか、はなはだ心配です。おおかたアイアムえーとスチュデント、えーとはいらんよぉの世界でしょう。
>ALT導入によって会話練習とか構文練習という
>本来の英語教育の目的とする
>部分が増えてはいないんですね。
>生徒に聞くとゲームやってたとかいろいろな
>話をしてくれたとか・・・
>それはそれでひとつの興味関心につながるとは思うんですが・・・。
要するに、ALTを有効に活用する力が教師にないんです。英検2級で授業の打ち合わせが英語で出来るはずがない。出来ないから、お座なりなゲームやお話で終始する。出来たつもりになっているだけなのでしょう。

>第三の定期テストの件ですが、これはどこの情報なのでしょうね。
>私も話には聞いたことがありますけど、高校ではこのような教員
>に出会ったことはありません。まったく事実誤認としか言えませんね。
私の身の回りで起っていることです。明々白々たる事実です。それが教科書、教材を含むセールストークの内容に反映してるとなれば、私の限られた環境や経験だけでなく、一般化したことだと判断しても危うくはないでしょう。
>一点だけ、統一問題については、学校によって実施して
>いることがあります。
>これは保護者の苦情対策で「同じ科目の評価なのにその評価の基準になる
>試験が違うのは許せない」みたいな理由です。
そう、そういう親の意見は教師にとって「渡りに船」なんです。
>統一問題にする場合は、授業用の打ち合わせを頻繁に持って、
>進度や重点項目などを事前に合わせておきます。
>けっこう手間ヒマかかりますから。
手間ヒマがかかるからやらない、それが現実でしょ。統一と打ち合わせはワンセットのはずですが、安易なところだけつまみ食いをする。二言目には雑務に追われて忙しくてそれどころじゃない、 研修不足のときと同じ言い訳が出てくるわけです。

>最後に英語の音読についてですが、
(中略)
>モデルリーディングはCDを使っても、
>個々の会話練習や発音練習は口頭でやってますよ。
どんな発音で? どんな英語を?
No.16で「敗北主義の感染」という言葉を使いました。英語を英語らしくすること(発音だけでないですが)に無頓着な教師に接するといことは、生徒いとって落胆を誘うだけでなく、「大学までいって英語を勉強した先生でもこの程度なのだ、私たちに出来るはずがない」というメッセージしか伝わらないことなのです。 
>中堅以下校ではほとんど並行学習になるようです。
つまり大学に行かない生徒はやる、というわけですね。大学に行く生徒はいい面の皮です。

>最後に繰り返しますが、TOEFL/TOEICに変わらないまでも、
ご提案の大学入試の代替としてTOEIC/TOEFLをという意見も、浅はかでしょう。結局その試験を言い訳にして、「基礎として」の文法、「理解の根幹」としての訳、「リスニング対策」としてのCDまわしっぱなし、が教室で続くだけでしょうから。
>大学入試全体を見れば、確実に様変わりしてきています。
よく、承知しています。多分私のほうが、その様子をつぶさに見てきているでしょう。問題渉猟の量が桁で違うはずです。惜しむらくは、それを教えきれる教師がいない。いたとしても、それが役立つような「知識に対する態度」を伝えられる教師はもっといないのです。

>公開授業というのを実施しています。(中略)機会がありましたら、
>ぜひ現実の教室の様子を見学していただきたいです。
よく参加しています。英検2級の教師が「晴れの舞台」でどんな英語を話しているかも聞いたことがたくさんあります。合評会で授業を批判して顰蹙を買ったのも一度や二度ではありません。なかには私の学校の校長に「告げ口」をしてきた卑劣漢さえいました。
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この回答へのお礼

TUNE0040さんの肩を持ちますねー☆

>TUNE0040さんの学力が英語教育について語れるだけのものなのか懸念されます。

TUNE0040さんの投稿を幾つか読みましたが、自称・英語の読み書き会話ビジネスレベルのアタシの目から見ても、的を得た回答をされています。アタシって、結構厳しい目で英語のカテゴリーの回答を見ているので、この評価は信頼性が高いわよ。だから、TUNE0040さんに関しては、英語の指導能力はあると考えていいと思うなー。機会がありましたら、TUNE0040さんの過去ログをご覧になると、Muersaultさんも同じような印象を持つと思うわ☆

結論♪

お二方は、違う状況にあり、異なった道を辿っているようだけど、目標とする所は同じであるということなのだ。どうしたら生徒に英語に興味を持たせることができるか。やる気がある生徒をどう指導したらのか。現状の英語教育の問題点を認識し、自分が置かれた状況に満足していない。お二人の頭の中には、こういう思考がグルグル回っているのでしょー? アタシの印象は当たっている所もあるのではないかしら☆

アタシが言うのも何だけど、お二人とも、投稿する際のtoneを変えて(生徒と向かい合っている時のように)冷静モードでいらしたら、違う観点から、英語教育の問題点について客観的に語ることができるのではないかしら? せっかく、強い個性がぶつかったのだから、アタシのような英語教育の部外者の素人を感嘆させるような意見交換をしてね☆

お礼も追いついて来たので、新しい投稿を受け付け中♪ということにいたします。何かありましたら、宜しくお願いします。

※でも、今までの流れに逆らい、せっかくスレッドの方向性が定まって来たのを無視するような投稿に関しては、これからはノーコメントという対処の仕方をするつもりです。今までの投稿からわかったのは、受験英語と学校英語は違うということや日本人の英語力は思った程ないということなどになります。ここで知りたいのは、一般人の英語力ですので、その辺りを履き違えないようにお願いします。

お礼日時:2002/12/16 15:19

なんか議論の方向が変わってきたようで、もう一度登場させていただきます。



#19さんの立場というかご職業がわからないので 書き方に失礼にあったらすみません。
どうも現在の受験英語・学校英語をご理解いただいている内容とは思えないので、説明しておこうと思います。

ただ、その前に以前わたしはここで「受験英語とは何ですか」と問いかけました。皆様が「受験英語」という言葉は使っていても、それがどういう内容をさすかについては残念ながらどなたも言及しておりませんよね。この言葉の定義がはっきりしていなければ、ここでの議論はまったく意味をなしません。もう一度申し上げますが、私は、受験英語とは「大学入試(一般入試)に合格するための英語教育」として考えさせていただきます。

で、まず第一にこの大学入試が現在どのようなものになっているかですね。大学によってさまざまですが、「どう低く見ても英検1級」などということはありません。大部分の私大は英検準2級~2級レベルです。英検のような会話問題もセンター入試だけでなくかなり増えてきてますよね。
それこそ、この程度の指導ができなければ教員失格ですけど・・・。
で、以前にも回答しましたが、現在、一般入試で受験する生徒の割合は、受験校と言われるところを除けばかなり少数です。(推薦枠やAO入試がふえてきているので)その結果、いわゆる入試対策授業は減ってきているのですね。
だから某都知事が「予備校に負けない学校を作る」とか言い出すのですね。

次に、訳読法についてですが、これについては強く否定はできません。ただし英語(1)、オーラルについてはほとんどとはいいませんが半数程度は英語で進行していると思います。(ま、学校の・・・というか生徒の状況によりますが)
で、その理由のひとつとしては、高校1年からもう一度中学英語の復習をしないといけない・・・というレベルの学校が、ここ数年爆発的に増えております。これは個人的な推測ですがALT導入と時期的には符合するんです。つまり、ALT導入によって会話練習とか構文練習という本来の英語教育の目的とする部分が増えてはいないんですね。生徒に聞くとゲームやってたとかいろいろな話をしてくれたとか・・・それはそれでひとつの興味関心につながるとは思うんですが・・・。で、先に進みたい生徒はいきおい塾を頼るようになっているようです。(これは高校側・・・特に底辺校では重大な問題になってます。)

第三の定期テストの件ですが、これはどこの情報なのでしょうね。私も話には聞いたことがありますけど、高校ではこのような教員に出会ったことはありません。まったく事実誤認としか言えませんね。
一点だけ、統一問題については、学校によって実施していることがあります。
これは保護者の苦情対策で、「同じ科目の評価なのにその評価の基準になる試験が違うのは許せない」みたいな理由です。教員からすると個別テストのほうが作成は楽なのですよ。
統一問題にする場合は、授業用の打ち合わせを頻繁に持って、進度や重点項目などを事前に合わせておきます。けっこう手間ヒマかかりますから。

最後に英語の音読についてですが、確かに副教材は驚くほど充実してきました。「へぇ~、そこまで付いてるの?」と感心するくらいです。(でも値段が高いので全部は買えない) しかし、『まったく読むことはありません』というのは違いますね。オーラルのテストなども、半分はCDから、半分はALTを活用しながら自分たちで吹き込んでいます。(でもこれも学校ごとさまざまかな?)
モデルリーディングはCDを使っても、個々の会話練習や発音練習は口頭でやってますよ。
それから、OCBの件ですが、現行指導要領でもオーラルは・・・というか英語科目自体が必修(正式には「必履修」というんですが)ではありません。ま、現実にはすべての学校で英語やってますが・・・。新指導要領では、英語(1)とオーラル(1)は選択必修(いわゆる「どっちかはやれ」)という形になります。全国的にどうかはわかりませんが、私のところの県では、中堅以下校(この言い方はあまり好きでないですが)ではほとんど並行学習になるようです。

ここ何人かのご意見を拝見すると、10年位前の英語教育論議をしているなーというのが実感です。もちろん#19さんの仰せのとおり、TOEIC730という数字は、恥ずかしながらまったく自信はありません。要研修ですね。まわりの教員に聞いたところ皆「どうしよう・・・」という反応ではありましたが、その一方で「土日でもいいから研修する時間を保証しろよ」という反論もありました。

最後に繰り返しますが、TOEFL/TOEICに変わらないまでも、大学入試全体を見れば、確実に様変わりしてきています。英語の入試問題も変わってきています。決して国公立や私大のごく一部のトップ校だけを見ないでください。
また、現在では、ほとんどの学校で文科省の指導のもと、公開授業というのを実施しています。例の池田小事件の影響で、いつでもというわけにはいきませんが、機会がありましたら、ぜひ現実の教室の様子を見学していただきたいです。
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この回答へのお礼

TUNE0040さん、再回答ありがとうございます。

と言いたくて登場したのではないのよね。

#22までレスは読んでいます。お礼が遅れていますが、いろいろ考えながらカキコしているのです。

#16の投稿者の方は、回答内容を吟味すると現役の英語教師の方だという感じがしました。その後、ご本人からのコメントがありましたので、この場は治まったと思います。

お二人の回答を読んでいて思ったのですが、英語教師と言っても、地域によっては学習内容が異なるみたいですね。

お願いですから、私のお礼が追い付くまで回答者同士で議論をしないで下さいね。ここのサイトは議論の場ではなく、わからないことを聞く場だということです。私が質問を立ち上げたのも、受験英語を学ぶ事で得られるものが何かわからなかったからです。

それでは、TUNE0040さん、お願いしましたよ!

↑お願いしたのは、私のお礼が追いつくまで良い子で待っていて下さいということです。TUNE0040さんの一回めの投稿は結構気に入っていたりします。

我がまま言って、ごめんなさいね☆

お礼日時:2002/11/04 13:18

>現在の日本の高校生は学校でどのような英語の授業をしているのか教えて頂けますかー?(No.18への補足)



「受験英語をマスターしたとして」という表題ですが、そもそも受験英語を教えられるほどに学力の高い教師がほとんどいないのです。生徒は受験英語をマスターすることさえ望み薄です(マスターしたとしても、使える英語力にはまだ足りないものがある、というのはすでにNo.16で述べました)。
受験の英文読解一つとっても、大学淘汰の時代、ここ10年で生き残っていけそうだと考えられる大学で出題しているものを見ても、それを読み解いて、高校生に教えることができるほどの力とは、どう低く見ても英検でいえば1級、TOEICなら800点台の後半でしょう。大半の教師はその水準に達しない。英検2級、TOEIC600点台の後半がいいところでしょう。しかも「かつて合格したことがある」というだけで、不勉強と怠惰が祟って今ではすっかりさび付いている。推論の根拠は私の身近な教師を見て、というだけではありません。7月に文科省が発表した「英語が使える日本人-戦略構想」によると、教師の「これから5年間の」研修目標として英検準1級、TOEIC730点を「目指す」とあります。つまり大半はその水準に満たないということを、文科省が公に認めたのです。多分、5年後に研修を終わっても、準1級、730点さえクリアできないものが何割も残ることでしょう。文科省はこの人たちをどう処遇するつもりなのでしょう。

ほとんどの教師たちは今も訳読法の授業をしています。音声を重視する指導要領は彼らに言わせれば「机上の空論」です。そんなこと言ったって受験がある、生徒がついてこられない、というのです。本当は訳読以外の方法を使う力がないのです。訳読法を続けるのは、訳文を独占して、英文の文法解説を「手品の種明かし」のようにやり続ければ(当然マニュアルをたよりにですが)、間違いをせずにぼろを出さずに済む、常に生徒の学力を超えた教材で生徒を押さえ込み権威者たることが出来る-などが理由で、受験対策の必要性が理由ではありません。予備校の繁栄が物語るように、受験英語の水準に追いつける教師は滅多にいません。(予備校にもこの任にたる教師はあまりいませんがね。)

定期考査の問題さえ滅多に自力で作れるものがいません。
授業の内容を考査問題に連動して授業への集中度を高めたり、個性的な学力を養成したりできるものは極めてまれです。「評価の統一・公平」などを口にして、教え方も内容も違う者同士で、統一問題を使います。そうすれば年に一度だけ問題を作れば済むのです。番が回ってきたときも、教科書のワークブックをワープロで丸写しにして出題します(そのため、2通りのワークブックを出版社が用意すると、採用に傾きます。生徒に一つ、別バージョンを考査問題としてパクるネタ本として利用します)。
過年度と同じ教科書を使っていれば、保存してある問題をそっくり利用します(町の塾では学校別に考査問題を子供から借りてそのコピーを保存しています。担当教師と教科書をみて「対策」と称してそのまま与えます。「そっくりだった」と喜ぶ子供たち、考査前の自習時間に生徒が取り組む「塾の教材」に青ざめる教師たち。ワークだって、出版社が学校にしか見本を持っていかないといったって、塾でバイトしてる教師からコピーさせてもらえばいいんだから、先の「考査用のワーク」の内容だって筒抜けです)。
問題が作りきれずに、大学入試の問題をそっくり使うこともあります。授業でやったこともない英文が定期考査に出るのです。それも大学入試の問題を1・2年の生徒相手に使うのです。研究室にある出版社からの採用見本や図書館の問題集、参考書は採用の検討、問題研究のためにあるのではないのです。多くの教師の「草刈場」です。
教師の習性を見越しているといってもいいでしょう、多くの教科書会社のセールスはいかに問題が作りやすいか、サンプル問題がどれほど簡単に取り出せるかをうたい文句にしています。教科書の英文の入っているFDやCDにそのまま使える問題が入っています、と。こおゆうの、アウトソーシングっていうんですか、世間では。

英語を教室で自ら話す教師も極めて稀です。
発音が悪く、間違いが多く体面を失うからです。教室で聞ける英語はCDなどを機械でかけるだけです。考査でヒアリングをやったりディクテーションをやるときも、「全クラス同一条件」を言い訳に教師が英語を読むことはありません。分かりきった英文だけが出題されることになります。
オーラルコミュニケーションB(OCBといいます)はリスニング力を養成する科目ですが、出版社が用意する教材が、「お前は引っ込んでろ」と言わんばかりに、CDをかけ始めると一時間教師の出る幕のない至れり尽くせりの内容です。多くの教師は「お言葉に甘える」わけです。中学でも学習テープってのがあって、ちょうど1本45分で出来ていて教師は何もしなくてもぜーんぶテープが教えてくれるようです。
そのOCBさえ、新しい(来年はじまる)指導要領では必修ではなくなります。英語科、国際科のある高校でもなければ、音声の英語に特化した科目は消えてしまうわけで、また訳読法がゾンビのように跳梁跋扈することになるでしょう。
教師は発音が悪いのを直そうと努力しません。生徒に皮肉られると「大人になると発音は直せない」と開き直ります。さもなければ、発音のいい生徒を冷遇します。帰国子女たちがどんな思いをさせられているかを聞けばうなづける話です。教師の間で発音改善を忠告したりすれば、「身体的障害を揶揄した」かのように、にんぴ人にされてしまいます。英語を熱心に身につけたいと思っている生徒は、発音にまったく無頓着な教師にとても落胆させられます。発音のいい人、聞き取れる人、話せる人、ともに教師たちにとっては「特殊な才能のある人」で自分とは無関係な存在なのです。彼らはその統一見解の旗の下スクラムを組んで結束します。
若い新採用の教師を中心に英語を話すことに積極的なひとは見られますが、こうした先輩たちに「ご指導」を受けながら数年を過ごすのです。10年もたたないうちにどうなるかは想像がつくでしょう。

参考URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/f_02 …
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この回答へのお礼

実際に高校生がどういった英語の授業を受けているのか知りたかったので、いろいろと参考になる投稿でした♪

>ほとんどの教師たちは今も訳読法の授業をしています。音声を重視する指導要領は彼らに言わせれば「机上の空論」です。

「訳読法」とは、英文を一文ずつ和訳するという指導法なのでしょうか? そうだとしたら、アタシが高校生だったはるか昔から、高校での英語の授業内容は変わっていませんなー。はるか昔の頃の指導法は、その後に英語で英文法を学ぶ機会に恵まれました者としては、とっても効率が悪い外国語の学習法という気がします☆ 基本的な文法(中学卒業レベル)を理解していたら、英語の文法や文章の書き方は英語で学ぶ方が、実をいうと効率がいい方法なのですよー。 

>定期考査の問題さえ滅多に自力で作れるものがいません
>問題が作りきれずに、大学入試の問題をそっくり使うこともあります。

この辺りに、英語教師の英語力と構成力のなさを感じます。授業で教えた内容やクイズや宿題の内容を、アクセスなどのデータベースに保存し、指導要点ごとにデータを整理しておけば、テスト問題の作成は意外と簡単にできると思いますが。

今までにコメントしたように、日本の英語教育をダメにしているのは、大学入試の試験問題の内容にあると思うので、こんな死んだ言語の暗号読解を学校で使うなんて、学校の予備校化の推進に繋がるのではないかと思います。アタシとしては、学校で学習する内容は、創造性や知的好奇心をぐらぐら揺さぶるきっかけや基盤を与えるものであって欲しいと考えているので、学校の予備校化は避けて欲しいですなー。

>英語を教室で自ら話す教師も極めて稀です。

ある程度努力することで、大人になってからでも発音は矯正することが可能だと思います。現役の英語教師の方々にはphonics関連の教材を耳がくさる程聞いて、顔の筋肉が鍛えられる程、教材の内容を繰り返して発音して頂き、人前でも大きな声で英語でお話しできる自信をつけて頂きたいですね☆

※英語を話す時と日本語を話す時に使う筋肉は違います。英語を話す時は、ほお骨の辺りの筋肉を使うことが多いのです。

それでは、今回はこの辺でお別れです☆ また後で~♪

お礼日時:2002/12/16 14:49

専門家の方々の意見の後、僭越なのですが、わたし個人としては受験英語は


無駄ではないと思います。Toeicで点取るには文法知識が
大事とも聞きますし、会話がかたい表現だとしても一応通じますし、
メールや文書を書く時重宝ですし、大学のassignmentとか出す時も合格点取れますし、
とても役立ちますよ。
ただ、教え方にもっとひと工夫があればいいかな、とは思っています。
日本の英語の授業は日本語の勉強をしている、のでしょう?
訳してはい終わり、が大半でしたからね。例えば、
Including “too …to” structure, write briefly on the subject.とか、
Write an essay about the author.などの問題を増やすと実力がつくだろうと思います。
Aさんの、
>個人的に英語の方が論理的だと思っていますが
は、実にその通りだと考えています。というのも、日本人は筆記のときは
左脳が、キーボードで入力するときは右脳が活動している、らしいですが、
英米は昔からタイプライターを使用していても、相変わらず言語処理は左脳優先
のようなので、言語構造そのものが論理的なのでしょう。
ですから、昔は数学ができる人は英語もできる、と言われていたものです。

この回答への補足

#3のお礼を書いていて思ったのですが、ここでいう受験英語を高校で学ぶ英語に限定した方がいいようです。

はじめて外国語を体系的に学ぶ中学生と、ある程度の基礎が出来ている(はず)の高校生とを一緒にして日本の英語教育の問題点を考える事は無理があると思います。

そこでお願いがあるのですが、現在の日本の高校生は学校でどのような英語の授業をしているのか教えて頂けますかー?

ネットで見つけた平成14年の学習要領?は読みましたが、現場からの発言がありましたら参考になるかと思います。



宜しくお願いします!

補足日時:2002/11/03 12:42
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この回答へのお礼

haruwaspringさん、英語のお勉強ははかどっていますかー?

アタシは英語の読み書き会話はビジネルレベルと自己評価していますが、受験英語は洗練された英文を書く時の妨げにはなっても、役に立っているということはありません。

ただ、これは『アタシ』と質問でも触れました『教授』と『教授のお友達』に限ることなので、他の方もそうだと言っているわけではありません。

投稿して頂いて、ありがとうございました☆

お礼日時:2002/12/15 13:44

●ずっと考えたのですが僕の第一言語は何でしょうね。



周囲は英語ですが家では日本語でしたから。両言語が平行し混在していました。混乱はしませんでしたが。
日本語と英語を比べると英語の方が自分が使う場合においてはあっていると感じられますね。英語の方が馴染んでいると言えばいいでしょうか。就職してからはアメリカと日本を行ったり来たりですから、英語の方がやはり自分には馴染んでいますね。

●個人的に英語の方が論理的だと思っていますが押しつけるつもりはありません。ただ、英語は曖昧さを嫌いますからこの場合にどのような言い方をするのかというような漠然とした質問には回答しにくいという事はありますね。日本語にはそのもの自体を言い表す的確な言葉もあやふやなままにしておく言葉もありますから、その考えを英語に持ち込むと持ち込んだ本人が困るでしょうね。

●高校は私学でした。進学率を気にするようでしたね。受験英語の主眼は読むことにおかれているように感じられました。そして読み解いた事柄の回答を書くことですか。その読むということが全く役に立たないものだということです。文法だなんだということを忘れてしまう事が日本語的英語を捨て去ることに繋がると思いますね。英語、米語、豪語にこれといって優劣は付けられませんし優劣を付けられる立場にありませんが、日本語的英語は今の状況に置いてはお粗末だとしか言いようがないということです。

しゃべることが出来なければその言語は死んでいるのではないでしょうか。文法だなんだという事にばかり思考が飛んでしまう今の受験英語は、大学合格の為だけの英語だとしか言いようがないと思うわけです。卒業してアメリカやイギリス等の英語圏で生活するに至った場合、不自由なく読み書き話す事ができるまでに教えられていると言えるでしょうか。発音がおかしいと自分で思うから恥ずかしくてしゃべることが出来ないという事以前の問題だと思うわけです。

しかし学校教育の場で教えられる受験英語は大学合格のための英語でした。僕は英語と日本語そして日本語的英語を否応なく身につけさせられたわけですね。この日本語的英語を教えている教師はその様に教えるよう指導されているだけでしょうが、読むという事も書くという事も日本語的英語から離れていませんね。日々日本語的英語を教えているのですから日本語的英語が染み付いているようにしか感じられませんでした。

日本中の英語教師を個別に見ていけば優秀な指導者もいるのでしょうが、受験英語を教えるための教師なのですから教育指導要領の改訂でもない限りその実力が発揮されることはないのでしょう。

読むことに主眼をおいている受験英語だけを学び、英語圏の人間が英語で書いた小学生向けの小説や漫画を、苦もなく読むことができる人はどれほどいるでしょうか。


「Speak English」と言われてもたじろがないように教えることは難しいことなのでしょうかねえ。


と、いう事で。
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この回答へのお礼

Acceptさんは日本語と同じように英語で読み書き会話思考ができるのねー。そういう方からのコメントなので、とても参考になりました☆

アタシも詳しくはないのですが、Middle Englishというのがありますよねー? 受験英語のお勉強って、このMiddle Englishをお勉強しているみたいって気がします。つまり、実用的ではない死んだ言語を分析することによって暗号読解の技術を身に付けているということでーす♪

基本的な文法を理解せずに、英語の読み書き会話をすることはできないと思います。英語に限らず、文法って、他の人と意思疎通する為に、知っていないといけない最低限のル-ルではないかしらー。だから、難しい漢字が羅列した何とか詞はどういうもんかなんてことは知らないでもいいけれども、超基本的な文法を教えて、あとはいい文章を読みこなすことを続けていたら、TOEICの平均点が他の国との比較でビリになるなって不名誉なことにはならないのでしょうねー。

アタシも受験英語はお勉強したことがありますが、その時に暗記したことが、その後の人生で役に立ったな~んてことはないですよー♪

日本人、お金と時間をかけてお勉強している割には、英語ができなさ過ぎー☆ よねー♪

お礼日時:2002/12/15 13:38

ご質問の「受験英語をマスターすることによって、何を得られるか?」


への回答は問いを裏返すと分かりやすいと思います。
「受験英語をマスターしたとしても、英語を使えるようになるには何が足りないのか?」
英語の知識についての量と質についてはすでに十分議論されています。量という言葉で言いたいのは語彙、文法語法、発音、イントネーションなどについての知識の量です。質という言葉で言いたいのは、英語が使われる分野や場面の網羅性です。こうした意味での量と質については、受験英語、学校英語はすでに満足できるところまで来ています。かつてのような偏りは排され、文学偏重でもないし、会話も取り入れています。今現に学校で習う知識で、英語の知識はかなり満遍なくカバーされています。
問題にされないのは、そうした知識に対する「態度」です。学校で教わる知識は、いずれは文字や音になって現れ、それを手がかりに意味を理解するために想起しなければなりません。またいずれは文字や音として自分が意味を伝えるために想起して使わなければなりません。自分の必要にあった分野や場面での英語の知識(や技能)がいくらたくさん身についていても、それを意味を理解したり、伝えたりするためのものとして、いつでも即座に正しく想起し使用できることを前提にして身につけ保持し続けなければ、結局「使えない英語」ということになります。知識は「死蔵」されるのです。習ったことのない未知の分野が自分にとって英語で意思伝達の必要な分野として現れたときも、その分野でどんな英語の知識が必要かを判断し選びだし、死蔵されない形で身につけるような態度が必要です。

受験英語の習得を通じて身につかないものがあるとすれば、知識に対するこの態度です。

この態度が身につかないのは誰の責任でしょう。

ともすれば、受験英語の功罪を論じるとき、せっかく遠巻きながらこれに話が及んでもすべてが生徒の「やる気の」せいにされがちです。しかし、この態度が身につかないのは、教師が教室で教えないからだと私は考えています。
日本人が英語を学ぶ環境をもう一度考えて見ましょう。英語へのexposureも使用の必要性もきわめて限定的で、英米のTEFLが想定する英語国を背景とした習得環境とは決定的に違います(前者をlimited-exposure mode、後者をfull-exposure modeと呼びましょう)。Limited-exposureを前提にした日本での学習は、当然のようにfull-exposureを前提とした学習とは違った戦略をとらなくてはなりません。
そこで重要なのはrole modelとしての教師の役割です。教師は生徒に対して先に述べた死蔵と対極にある、使用を前提にした態度を体現し語って聞かせる人物でなくてはなりません。生徒にとっての学習上の同一化の対象とならなくてはならないのです。そうでなくして、途切れ途切れのexposure、理解も表現もできなくても滅多に痛い思いも損をすることもない環境の中で知識をひろげ、まったく別の音の体系に発音を改造し、イントネーションを身につけていけるはずがありません。
多くの受験英語しか教えていないと批判される教師は、知識の量も質もかなりの広がりを見せます(みすぼらしい知識、音声技能のものもいますがそれは受験英語さえ教えられない連中で、ここでの話題には入りません)。しかし彼らはこうした学習上の態度を教室で体現し、語ることで生徒に伝えようとはしていません。むしろ、彼らが結果的に生徒に「感染」させている態度は、幅広く知っていさえすれば(即座に使えなくても)いいだろう、nativeじゃないんだから発音はこれくらいでもいいだろう、という「敗北主義」です。「なんならnativeだって負かしてやろう」などとは露も思わない、小さくまとまっちまった了見です。
受験英語で身につかないものがあるとすれば、英語の知識に対するこうした態度です。生徒は受験英語の知識と一緒に教師の敗北主義を身に着けてしまいます。
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この回答へのお礼

アタシが知らない間に、高校までに修得する英語の内容が変わったみたいね。「語彙、文法語法、発音、イントネーション」を量的に消化し、「英語が使われる分野や場面の網羅性」さえも検討する機会がある。これだけやっているはずなのに、TOEICなどの英語のテストの点数には英語力が反映されていない。何か、おかしいよねー。

いろいろと覚えても、その情報を活用して運用しないと、知識として身に付かないということなのかしら? そうだとしたら、学校を離れた場でも英語に触れるようにしないといけないってことですね。それをするかどうかというのは、好奇心や探究心をを持っているかどうかってことなのですね☆

ここに来て疑問に思いましたが、やる気を出させるのを英語教師に求めるのは妥当かということです。Muersaultさんは生徒にやる気を起こさせることのできる英語教師だって感じがします☆ 

ただ、それは車で言うと、走ればいいや、軽自動車があればいいや、と考えている人の中に入り、その程度のことに満足してはいけない、どうせならメルセデスベンツのレベルの走りを見せたろかっ!とまわりの期待を大幅に上回る結果を出しているということなのかもしれません。

つまらない例えを出しましたが、思考をまとめた後でコメントしますね♪

それでは、後ほど~☆

お礼日時:2002/12/15 13:19

さっそくのレスありがとうございました。


英語セクションの大御所からの思いもよらぬ賛同意見に恐縮しております。

正直に申しあげて、入試のTOEFL/TOEIC化以外は期待しておりません。
まず無理だろうな、という皮肉半分(ていうかほとんど皮肉)で書きました。
「本当に話せる力や会話能力を身につけさせたいと考えるのなら」という前提には、
実は以下のような問題が隠れていることをご理解ください。

1.実質的に全員必修になっている「英語」科目について、そのような授業の
  スタンスをとっていいのか。(合意ができるのか)
  ※たしかに文科省はオーラルを必修科目にしましたが、あくまでも履修が
  目的で、修得については義務づけていないのです。興味・関心がある科目
  だけを修得すればいい・・・というのが新課程の趣旨です。
2.英語以前に日本語の運用能力はどうなっているのか。
  ※実は、このような議論が長年されている英語よりも、はるかに活用度が
  高いはずの日本語教育の議論を目にしたことがない。国語科の授業は、英
  語以上にあいかわらず鑑賞教育ですし・・・。
3.保護者の苦情に関していうと、「もっと会話をやれ」という苦情はまずめ
  ったに来ません。大多数は「教科書どおりにやれ」とか「ちゃんと入試に
  通用する授業やれ」です・・・という状況をご理解ください。
  まあ、入試が変われば保護者の意識も変わると思いますが。

質問者の意図からだんだん離れていくようなのでこのへんにしておきます。

この回答への補足

この場をお借りして補足とご報告があります。

補足ですが、受験英語は何かということを定義しなかったのは、受験産業で教えている「試験に受かる為の技術」としての英語と、オーラルコミュニケーションなども取り入れている学校で習う英語を同一線に置いて検討すべきか迷ったからです。

今後ご意見を投稿される際は、前者ではなく後者に重きを置いてご発言下さいませ。

ご報告の方ですが、中学高校で教えている英語についての知識がないので、これからネットで検索して情報を収集してきます。それは、現状を知らずに、学校で行われている英語教育を語る事はできないと考えるからです。

他にも調べたいことがあるので、#3以降のご投稿へのお礼が遅れると思いますが、ご了承下さいね!

それではー!

補足日時:2002/10/31 01:30
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この回答へのお礼

>入試のTOEFL/TOEIC化以外は期待しておりません

このことに関して、お礼#13で少しコメントしました。アタシとしては、暗合読解のような大学の試験問題を作っている人をクビにして、高校生が学校で習う英語をどのくらい理解しているのか問うという形の試験問題を作成することが先決です。

ちょっと、手抜きのお礼になりますが、また上の方で長文のお礼を書くことになるかもしれません。それでは、後ほどお会いいたしましょうねー。

お礼日時:2002/12/15 12:56

Gです。



TUNE0040さんに同意します。 英語、つまり言葉とは、基本さえしっかり中学の時に教える事のできる教師が教えておけば、使える英語としてのレベルは出来上がると言う事です。

使えない英語とは、相手に分かってもらえない英語の事で、全体的に言う事もあるし、単語の使い方でもあるし、文法でもあります。

いい大学生が、「外人サン」がトイレはどこですかと必死になって聞いているにもかかわらず、教えてあげる事のできない事が、私の言っている使えない英語教育だというのです。

コミュニケーションとしての英語を、最小限使えるところまでさえも、持っていけない教育が今の受験英語、つまり受験英語教育だと私は言いたいのです。 だから、いけないといっているのです。

詳しいニュアンスの違いとか、私がここで説明する機会が多いフィーリングより、一段も二段も下のことを言っているのです。

TOEIC/TOEFLを入学試験として使う事は大変いいことだと思います。教師の再訓練なんかより簡単な事だと思いますよ。 でもやらない。 でも、祭日変更、すぐできる。

ひとつだけ。 保護者の苦情はもっともっとやるべきと信じます。

前向きな、Tさんの回答、嬉しく思います。
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この回答へのお礼

Ganbatteruyoさん、再回答ありがとうね☆

この辺りに来て、お礼を書くのに疲れて来ました。だから、このお礼は手抜きになりますが、許してね♪ 

お礼日時:2002/12/15 12:49

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