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脂肪酸の融点について、脂肪酸の不飽和度がおなじであれば炭素数が多いものほど高く、炭素数が同じであれば不飽和度が高いものほど低くなる理由をおしえてください!

A 回答 (2件)

#1のファンデルワールス力に関するご説明でたいがい解決が付きます。


私は不飽和度の高い脂肪酸は屈曲しているために一方方向に揃うためにはエントロピーの低下が必要になるせいで結晶化しにくいのではないかと思っています。
計算したことはありません。
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融点が高くなる要因はいくつもありますが、ご質問の例では分子間力の大きさを考えるのが妥当だと思います。

つまり、分子同士が引き合う力の大きさの違いによるものと考えるという意味ですが、分子間力の生じる要因となると複雑すぎて私の手に余りますので省略します。ただし、大雑把な話として、分子同士が接触している面積が大きいほど分子間力が大きくなると思えば良いでしょう。

一般論として、炭素数が多いほど分子は大きくなり、上述の接触面積も大きくなります。その結果として分子間力も大きくなり、融点が高くなるということです。
不飽和度が高いほど融点が低くなるというのは、分子の形状の問題です。すなわち、いわゆる脂肪酸の場合には二重結合の配置が『シス』になっています。そのために、炭素鎖が二重結合のところで折れ曲がったような形状になります。二重結合が多くなるほど(不飽和度が高いほど)、その折れ曲がりが多くなり、全体として丸っこく(すなわち『輪』のような構造に近く)なります。そうすると、他の分子と接触している面積が小さくなり、分子間力が低下することになり、それが融点の低下につながります。
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