
先日、家の荷物を整理していたときに「軍事郵便」と判を押された葉書のコピーが出てきました。
差出人は太平洋戦争で亡くなった祖父で宛名は叔母が通っていた国民学校になっています。
差出人(祖父)の住所となっている横須賀の部隊について知っている方が居られましたら教えていただきたいのです。
古いものなので読み取り難いのですが「ウ一九二 三宅隊」(三と宅が特に読み取り難いので間違っているかもしれません)と書かれているようです。
この部隊はどこへ派兵されたどのような部隊なのでしょうか?
全滅したという話は亡くなった祖母から聞いたことがあります。
葉書の文が古い書体や崩した文字を使っているため、なぜ祖母宛ではなく学校宛に葉書を出したのかが分かりません。このような文を翻訳?解読?する手段はなにかありますか?(3人の叔母の名前が書かれているのは分かるので家族に宛てた文面だと思います)
私が産まれる何十年も前に亡くなった祖父ですが、どこで亡くなったのかがとても知りたく、可能であれば現地まで行ってみたいと考えています。よろしくお願いいたします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>「ウ一九二 三宅隊」~ この部隊はどこへ派兵されたどのような部隊なのでしょうか?
ANo.2の方が書かれているとおり、横須賀鎮守府で編成された独立高射砲中隊(長:三宅大尉⇒少佐)という部隊だとおもわれます。
同部隊は、ソロモン諸島ブーゲンビル島南部のショートランド諸島バラレ島に上陸し終戦まで同島警備に従事していました。
http://members.aol.com/IslasPacificas/page012.html
旧日本海軍では、部隊の所在地と固有名を秘匿するために、全部隊(根拠地)に軍事郵便符号を割り当てました。「ウ192」というのはブーゲンビル島ブインにあった第1根拠地隊の軍事郵便所のことで、同地域一帯の郵便を管理していました。
当時(43年~44年春頃)の郵便は、まずバラレからブインへ送られ、戦闘機でトラック島まで空輸、同島から今度は大型水上飛行艇で横須賀へ運ばれ、選別ののち一般郵便として家庭に届きました。
お礼が遅れ申し訳ありません。
ウ一九二というのは今で言う郵便番号という解釈でよろしいのでしょうか?
リンク先を拝見したところ現地には飛行機の残骸、当時の飛行場が残っているとの事で驚きました。
とても貴重な情報をありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
>ウ一九二というのは今で言う郵便番号という解釈でよろしいのでしょうか?
そうですね。この符号は、郵便番号と同じ働きと考えて良いと思います。ただし、先に書いたとおり軍事目的で、部隊の所在地と固有名を「秘匿する」ことが主眼でした。
やや、本題から離れますが、厳密にいうと海軍の郵便符号は、大別して「海軍部隊区別符号」と「海軍所在地符号」とがあったようで、
「ウ一九二」(ウ192)は前者の符号。No.4の回答に出てくる「横須賀郵便局気付ウ二七」の「ウ二七」(ウ27)は後者に属します。
「海軍部隊区別符号」の例を出しますと、
ウ191 ⇒ 第111設営隊
ウ192 ⇒ 第1根拠地隊
ウ193 ⇒ 第1通信隊
ウ194 ⇒ 第88警備隊
「海軍所在地区符号」の例を出しますと、
ウ25 ⇒ 母島
ウ26 ⇒ 八丈島
ウ27 ⇒ 硫黄島
ウ28 ⇒ 南鳥島
でした。なお「ウ27」の「海軍部隊区別符号」は「海軍軍需部支部」となっておりました。
ご回答ありがとうございます。
単なる郵便番号ではなかったのですね。
少しずつですがいろいろな事が分かってきました。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
Nb2です、ウ一九二の意味はこれだと思います。
(軍事郵便の常として、部隊の所在地を隠すため“横須賀郵便局気付ウ二七膽六〇二五部隊”というコードネームが使われており)
参照URL
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/blog-entry-567 …
ご回答ありがとうございます。
単なる郵便番号ではなかったのですね。
少しずつですがいろいろな事が分かってきました。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
(三宅隊も「横須賀鎭守府第七特別陸戰隊獨立高角砲中隊」と 三宅 勇海軍特務少佐ご自身が書き残されてをられます。
)( 三宅隊が「七糎野戰高射砲四門」であった可能性大です。)
という文字がみえます。
http://members.aol.com/islaspacificas/page060.html
http://homepage2.nifty.com/ijn-2600/NTF131755.sh …
お礼が遅れ申し訳ありません。
リンク先を拝見したところとても参考になりました。
リンクからさらに別サイトへ辿っていくとバラレ島で亡くなったのだと確信できるほどの内容のものがたくさんありました。
とても貴重な情報をありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
横須賀の部隊、「ウ一九二 三宅隊」
部隊名から判断すると、大隊規模(500~600名前後)と思います。
横須賀に配属された部隊なら、海軍陸戦隊と思われます。
全滅したという話で考えられる派遣先は、「サイパン島」「硫黄島」「タラワ島」が考えられます。
ご参考まで
お礼が遅れ申し訳ありません。
先日叔母に聞いたところ、部隊が全滅したというのは誤りだったようです。
全滅に近い状態だったというのが正しいみたいです。
river1様からの情報を基に検索したところ貴重な情報を得る事ができました。
ご回答ありがとうございました。
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