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 鍵をかけずに外出しても 大丈夫だという時代(あるいは地域)があったと思いますが それは もう回復ができないことなのでしょうか。そういう意味での共同体の問題です。その意味でコミュニケーションの問題にも関係していると思います。

 《住宅の防犯性》に対する不満が 53.8%だという調査があるそうです。(国土交通省。2003年ですが)。今朝の日経(経済教室=沓沢隆司)によるのですが かつて1993年には 《治安の良さ》について誇りに思う割合が 52.1%だったのが 2005年には 18.0%にまで下がったと言います(内閣府調査)。
 《06年の調査でも 84.3%が 〈ここ十年治安が悪くなった〉と見ている》とも言っていて ただしこの論文は 犯罪発生率が高く治安が悪いと その土地の価格は比例して下落するといったことを指摘し 交番の設置が効を奏すなどの提言をしています。

 この質問では 治安の良い社会をつくる人間関係といった見方に焦点をあて 共同体復活について どう考えればよいか これを問うています。その改善策についても 経済政策というよりは 社会哲学としてです。まづは 考え方としてです。
 わたし自身は きわめて広く思想の問題だと考えています。(あるいは 究極の思想としてみづから抱くものがあります)。それでは 前へ進まないので どんなことでも いいですから おしえてください。

A 回答 (24件中21~24件)

これは、結局江戸時代の長屋ということとつながるのではないでしょうか?つまり社会が貧しかった時代、長屋が庶民の一般的な住居レヴェルだった時代、長屋の暮らしはどういうことだったか。

プライバシーはあってないようなものです。そこでは、ありとあらゆる人間関係が不可欠になります。道具もないしコメもいつもない。なら、近所(というかほとんどひとつの住居)で持ちつ持たれつしか生きる道がない。その必要性によって、江戸情緒というか、深い共同体意識がいやおうにも造られたということがあります。

大切なところは、別に人々がそれを望んでいたわけではないということ。

今の時代、工業技術の発達で、マイホーム主義プライベートの確立は、史上最高レヴェルに達しました(もちろん、狭い土地区画で無理やり家を建てまくっているというのは文化といえるのか疑問です)そこでは、長屋の貸し借りの必要性がない。必要性がないところに、やはり、エネルギー消費(対人関係)は希薄になっていきますね。

その結果、セコムで守ろう!という風潮になっているわけです。
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この回答へのお礼

 ご回答をありがとうございます。

 そうですね。長屋といった住居形態 そのような暮らしのあり方から 密接な人間関係が形作られたが その形態が少なくなれば 共同体意識も なくなっていく。・・・

 以前 村八分(差別用語であるかも知れませんが はっきりさせるために用います)については うとましく思われた人や家を 成人式などの八分の行事には参加させないが 葬式と火事の二分については 例外とし 助け合いをするのだと解釈していました。ところが 葬式は 死臭がして仕方ないからという理由 また 火事については 延焼を防ぐためという理由だと言います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%85%AB% …
 つまり 《一切の交流を絶つこと》であると聞いて そんなものかなと驚いたことがあります。共同体意識は もっと血のかよった仲間意識だと思っていました。
 しかも もっと悪いことには 八分にするというとき けっきょく村の有力者の腹によって決められるとも言います。
 だとすれば 《長屋》型民主主義などというものは まやかしであるのかも知れません。うたがいがかけられます。
 
 ですが どうでしょう。政治つまり 大きく国の共同自治のあり方 これも 村や町民の共同体の情況を左右していたということにもならないでしょうか。残念ながら ただ思弁だけでものを言っているのですが。つまり 国の政治が そもそも 村民や町民の自分たちによる自分たちのためのものではなかったという悲しい現実のことです。
 臆測ですので もう止めますが つまり どうなのか分かりませんが では 和の国だ / 生産の現場でも スポーツでも チームワークが得意だうんぬんというのは いったい何なんだとも言わなければなりません。どうなんでしょう。

 長屋暮らしやそこでの共同体意識について
 ★ 大切なところは、別に人々がそれを望んでいたわけではないということ。
 ☆ というとき 何を望むかが自由であるのは 共同体に属するという情感と あい容れないわけでもないように思いますが いかがでしょうか。すなわち 強引に結論に持っていくとするなら
 ★ セコムで守ろう!という風潮
 ☆ これも人びとが望んでいるわけでもないようだと・・・。どうなんでしょう。

お礼日時:2008/05/12 22:21

A1です。


ちょっと考えてみたんですが、普通に教養豊かな年配の方と話す機会があったのですが、その人は根性、負けん気、我慢を連発していました。
年配の方にはこのようにマイナス感情をバネにする気概が有ったんだと思います。
学校で体罰をしない現代っ子にこのような厳しいしつけを教えると立ち直れないくらい萎縮する傾向が有ります。
コンビニの前でうんこ座りしているような若者は理を持って話すととても素直なんですが、実のところそのような社会規範的な理を教えるのが誰にとっても困難です。

我慢の必要の無い世の中になってきたといえるでしょう。
その中で、いつもの通り欲望を制御する術をしらない者が社会からドロップアウトする傾向が有ります。
それからマイナス感情をむき出しにした狂犬みたいな性格の人は昔以上に社会からこぼれ落ちるのが早いです。
それでも、江戸時代みたいに平和な世の中が長く続けば、また良い慣習も復活すると思います。
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この回答へのお礼

 なるほど。今回 二件のご回答をもらって 思ったことがあります。
 primeapeさんの根幹には 自然治癒 これがあると あらためて気づきました。まづ対策をという踏み出しになっていたのですが――つまり その基本の考え方ではあるけれども それでも 何かするものと思って まづ対策をという一歩を思い描こうとしていたのですが―― 少し 姿勢がちがうのですね。これをまづ感じました。

 うろ覚えで言えば 《自己組織化》というのがあったように記憶していますが。再組織化するという大きな流れ これをまづ思わなければいけない。

 ★ 学校で体罰をしない現代っ子にこのような厳しいしつけを教えると立ち直れないくらい萎縮する傾向が有ります。
 ☆ そういえば わたしたちの頃は 体罰にかなり違和感を感じつつも まだ――まだ です まだ――それに何くそと言って しがみついて行こうとしていましたね。そんなに変わったのですか。それでも いわゆる体育会系は ちがうのでしょうかね。
 ★ 実のところそのような社会規範的な理を教えるのが誰にとっても困難です。
 ☆ うぅーん。やはり うなってしまいますね。うなるだけですが。自己教育ということになるでしょうか。そういう言い方・道筋はあるのでしょうか。
 最後に掲げておきましょう。
 ★ それでも、江戸時代みたいに平和な世の中が長く続けば、また良い慣習も復活すると思います。
 ☆ あっ。ただ これは 長期の展望ということになるかも知れないですねぇ。とすると 短期の考え方も 同時に 考えるということになるのかなぁ。うぅん。

お礼日時:2008/05/12 17:12

Q、いわゆる共同体は復活しますか?


A、既成の秩序の崩壊は宇宙の第二法則ですからありえません。

>わたし自身は きわめて広く思想の問題だと考えています。

共同体の崩壊は歴史の必然であり宇宙の第二法則の発現です。
この歴史の必然・宇宙の第二法則の発現は、個々人の思想のあり方とは無縁。
つまりは、歴史の必然です。

江戸時代までは、人々は移動を禁じられてそれぞれの土地に定着していました。
これは、領主と領民という封建制度を維持するために必要不可欠な制度。
そういう定着が当然の制度の中で家父長的な家制度も維持されてきました。

だが、近代工業の発達には、実に、こういう古い共同体は桎梏でしかありません。
人々の自由制限をとっぱらい、農村・漁村・山村の子弟を都市に集める必要が出てきました。
こうして、家父長的な家も解体されて核家族化が急速に進行。
この当りは、経済発展が著しい中国において時代を圧縮して再現されています。

核家族化という家族の分化が進んだのが昭和30年代ならば平静10年代は正に労働者の分化の時代。
ここ数年、3人に一人が非正規雇用と言われるように労働者の分化が急速に進行中です。
核家族化がニューファミリーという分化した家族中心主義の産みの親。
ならば、派遣労働者という労働者の分化は、正に、自己中の産みの親。
「そんなの関係ねー。オッパッピー!」という流行語もさもありなんです。

個々人のライフスタイルや意識は、このように変遷する社会経済構造体の上部構造です。
ですから、下部構造である社会経済構造体のあり方、生産関係を色濃く反映するのが宿命。

まあ、唯一、望みがあるとすれば、人類は旧い秩序の崩壊の上に新しい秩序を構築してきたこと。
労働者の分化を必然とする社会経済構成体の否定をもって新しい共同体を目指すしかないですね。
そういうことで、旧い共同体の崩壊を乗り越えて進むのがテーマでしょうね。
これは、個々人の頭の中で夢想しても詮無きこと。
社会経済構造体のあり方とそれぞれの生産現場で向かい合う中で実現するテーマでしょうね。

この回答への補足

 ご回答をありがとうございます。

 ★ 歴史の必然。
 ☆ そうですね。その昔 土台と上部構造との関係について議論を闘わした記憶がありますが どうでしたかね。
 こういうのが ありました。必ずしもマルクシスムとしての議論ではないのですが ただし言葉は そのものになりますが 《空想から科学へ》から《科学から空想へ》だという主張も けっこう ありました。《観念》のもつ意味や社会的な力も おおきいと言おうとしていたのだと思います。 
 でも これが たしかに まづは考え方としてという意味での社会哲学の問題ですね。うぅん。これは 結論が出るのかなぁ。

 わたしの問題意識に あいまいな箇所がありました。《治安の良さ》を回復することと 《昔からの共同体としての人間関係》を回復することとは 同じ一つのことではなかったですね。そのあたり 勘違いして ものを言っています。そして後者から前者を実現するという順序を 勝手に想定していました。必ずしも引っ込めなくてもよいと思いますが。

 けれども
 ★ まあ、唯一、望みがあるとすれば、人類は旧い秩序の崩壊の上に新しい秩序を構築してきたこと。
 ☆ うんぬんですね。ただし
 ★ これは、個々人の頭の中で夢想しても詮無きこと。 / 社会経済構造体のあり方とそれぞれの生産現場で向かい合う中で実現するテーマでしょうね。
 ☆ そうですね。もしこの立ち場であっても この質問を追究しうるとすれば こういうことになるでしょうか。
 つまり 生産関係なり経済制度なりを 歴史の必然に沿うかたちで 新しく作りなおそうと 一人ひとりとしても また 実際の生産現場においても 考え始めようとするなら そのときには どういう社会哲学が 姿を現わして来るでしょう? こういう問いになるでしょうか。

 ★ 「そんなの関係ねー。オッパッピー!」
 ☆ これを 現実としても 面白おかしく笑い飛ばしていけるような その現実を と思うのですが この表現じたいが 《夢想》になるでしょうか。そういえば 前の質問《Q: われわれ日本人は 互いに相手を神と思っているのでしょうか = http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3994017.html 》(No.29&34それぞれの補足欄)で 谷川健一の民俗学やJ.ラスキンの『この最後の者にも』にひっかけて 《ことだま資本主義》ということを ちらっと 思い描きました。そして あまりにも 拡げすぎだからだと思いますが 回答を得られなかったのでした。
 細かい技術論や政策は ついて行けないかも知れませんが この方面でも ご回答をいただければ ありがたいです。(つまり わたしは 方向だけを思い描いています。それに対して 応答がなければ そのままにしておくくせがあります。こういう新しい局面の問題については 応答がないと 自分だけで考えるということは始めないくせです)。
 ありがとうございました。 

補足日時:2008/05/12 16:39
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世代間の格差だと、コンビニの前でうんこ座りしているような若者は以前の若者に比べ素直です。

年代が下がるにしたがって若者は優しくなる傾向が有ります。彼らに社会を教える年配者のほうに問題が有ります。元から日本人らしい習慣が好きな私が色々聞いて回ったとこでは、むしろ50代以上の年配者がよき伝統を破壊しています。
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この回答へのお礼

 primeapeさん さっそくのご回答をありがとうございます。

 うぅん そうなんですか。そう言えば いまの二十代について わたしはあまり知らないですね。
 わたしも 昔の習慣が好きです。慣れ親しむというべき間柄をつくっていて ひとつだけ短所を挙げれば ものごとを はっきりさせないところですが これをその習慣に中に受け容れるならば さらに良きならわしになると考えます。
 
 そういえば かつて《新人類》と言って 何を考えているのかわからず どう話をすればいいやら 戸惑った世代が出て来ましたね。もうその世代も だいぶ歳を取ったのでしょうね。

 ★ コンビニの前でうんこ座りしているような若者は以前の若者に比べ素直です。
 ☆ 調査のようなことも採り入れておられるのですね。そして 《素直》。これが 何よりじゃないですか。
 ★ むしろ50代以上の年配者がよき伝統を破壊しています。
 ☆ 果たして そんな元気があったのかなとも思ったりしますが 相対的に そういう役回りになっているということですね。
 わかりました。自然治癒の力も おおきいようです。

 ありがとうございました。議論を目的をするものではありませんが これからのご投稿の中で 論点が出来て 互いに照らし合わせて しかも質問じたいの綜合的な観点から 新しいご見解がありましたら どしどしご回答くださるようお願いします。  

お礼日時:2008/05/12 15:57

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