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サトウキビ栽培での堆肥連用の論文を読んでいたら、この論文に詳しい説明のない実験があり、ネット等で調べたんですがいまいち解りません。
0.1Mピロリン酸ナトリウム、酸性シュウ酸塩、DCBによって土壌から抽出できるAl2O3、Fe2O3の量を測定していました。
これによってAl2O3、Fe2O3と結合している腐植の量を比較しているようなんですが、
(1)この実験の原理
(2)なんで0.1Mピロリン酸ナトリウム、酸性シュウ酸塩、DCBの3種類で抽出する必要があるか?
などを教えていただきたいです。
また、それが載っている文献、資料なども教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

大ざっぱに言って、ピロリン酸、シュウ酸、DCBの順に抽出力が強くなっています。

で、抽出されてくるものは
1)ピロリン酸
有機錯体、土壌有機物と結合したアルミや鉄。原理は配位子交換。

2)酸性シュウ酸塩
上に加えて、非晶質のアルミ、鉄、アロフェン、イモゴライトなどの
準晶質の鉱物。結晶質のアルミ鉄はほとんど溶けない。原理はシュウ酸のキレート作用

3)DCB
上の二つに加えて、結晶質のアルミ、鉄。層状珪酸塩粘土も少し溶けてしまうかも。原理はジチオナイトによる還元とクエン酸による溶解。

こういう分別溶解を使った報文は、ものすごくたくさんあると思います。
まずは粘土科学関係の実験書を見るのがいいかも。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申しわけないです。

説明が非常にわかりやすくて、理解できました。
ありがとうございます!!

お礼日時:2008/06/11 17:41

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