電子書籍の厳選無料作品が豊富!

大変つかぬ質問で申し訳ないのですが、下記1~3で、より丁寧な言い方の順番はどうなると思われますか?

1.配達に行きますので
2.配達にお伺いいたしますので
3.配達に参り(参上し)ますので

もしその他によりもっと、配達に○○しますがという丁寧語がありますでしょうか。ありましたらご教示お願いします。

A 回答 (5件)

はじめまして。



ご質問1:
<大変つかぬ質問で申し訳ないのですが>

とんでもありません。敬語法は、相手との関係にかかわる大切な語法ですから、疑問が生じた場合は、間違った語法にならないようちゃんと確認された方が賢明です。


ご質問2:
<下記1~3で、より丁寧な言い方の順番はどうなると思われますか?>

2-3-1の順に敬意を払った表現になります。

ご質問文の常体は「配達に行くので」となります。それぞれ、何らかの敬語を使っているので常体とはならず敬体となっています。つまり、少なからず敬語表現になっているということです。

順位の理由は以下の通りです。

1.配達に行きますので:

(1)「行きます」は「行く」の丁寧語です。

(2)丁寧語は相手に敬意を払うために、言葉を飾る語法です。

(3)つまり、敬語法としては「丁寧語」が一度使われているだけです。

2.配達にお伺いいたしますので:

(1)「伺い」は「行く」の謙譲語です。

(2)謙譲語は自分の動作に使い、相手をたてるために、自分の格を下げることで相手を自動的に高める語法のことです。

(3)「お伺い」は「伺い」のさらなる謙譲語です。

(4)「致します」は「致す」の丁寧語です。

(5)「致す」は「する」の謙譲語です。

(6)敬語法としては、謙譲語が3回、丁寧語が1回使われています。

3.配達に参り(参上し)ますので:

(1)「参る」「参上する」は「行く」の謙譲語です。「参上する」はやや難い表現になります。、

(2)「(参り)ます」は「(参)る」の丁寧語です。

(3)敬語法としては、謙譲語が1回、丁寧語が1回使われています。

以上から、2-3-1の順で敬意が高くなっているのです。


ご質問2:
<もしその他によりもっと、配達に○○しますがという丁寧語がありますでしょうか。>

1.ご質問文では、「配達」に敬語が使われていません。

2.「配達する」のは自分の動作だから、敬語は不要なのでは?と疑問に思われるかもしれませんが、自分の動作が相手に及ぶものである場合は、その動作が及ぶ相手に対する敬語表現が必要となります。
例:
「連絡致します」(X)
「ご連絡致します」(O)

ここでは「連絡」は自分の動作ですが、連絡を受ける相手に敬意を払い、謙譲の接頭語「ご」を用いて、敬意を表しています。

3.従って、「配達」に謙譲の表現を含み、
「ご配達に~」
ともできますが、漢語なので語感が堅くあまり一般的ではないので、和語を使って
「お届けに~」
とした方が、きれいな語感に仕上がります。

なお、「お届けに」と和語にすると、「参ります」がきれいな流れになります。

4.「行く」の謙譲語は2の「伺う」でもいいと思います。ただ、2の文は「お」「伺い」「致し」と3つも謙譲語が使われているのが、やや過剰にも感じられます。ここは
「伺いますので」(謙譲語1回)
「お伺いしますので」(謙譲語2回)
でも、決して敬意が劣る表現にはなりません。

5.以上を踏まえて例文は
「お届けに参りますので」
「お届けに伺いますので」
「お届けにお伺いしますので」
ぐらいが適切だと思われます。

6.なお、さらに丁寧な言い方に、「~させていただきます」といった、相手の許可を求める表現もありますが、「配達」する場面ではやや大袈裟に感じます。

以上ご参考までに。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

丁寧詳細な解説で大変参考になりました。
早くお礼をと思いましたが本日、この教えてgooのアクセス状態が悪くやむを得ず遅くなりましたことご容赦下さい。ありがとうございした。

お礼日時:2008/05/19 20:40

こんにちは。



(1) 「配達に行きます」
これは丁寧語「ます」を付けただけに過ぎません。丁寧な表現ですが、あくまで自分と相手を対等の存在と位置付けています。

(2) 「配達にお伺いします」
「伺う」は「訪問する」の謙譲語です。謙譲語とは相手を自分より上位の存在として扱い、相手に対する自分の行為をへりくだって言う表現です。つまり単なる丁寧表現ではなく、相手に対して「敬意」を示しています。

(3) 「配達に参ります」
「参る」は「行く」の謙譲語ですから、(2)と同様にへりくだった言い方です。

(2)と(3)は共に謙譲語ですから、基本的には表現する敬意の程度に差はありません。
しかし、国務大臣などが皇居に天皇を訪ねる際は「参内する」という表現を用い、「伺う」とは絶対言いません。そう考えると、「伺います」よりは「参ります」の方がより上級な敬語表現と言えそうです。
したがって、丁寧さ‥と言うか敬意の度合いは、
3→2→1 の順序になると思います。


> もしその他によりもっと、配達に○○しますがという丁寧語がありま
> すでしょうか。

ビジネス関係では次のように言うのが一般的です。

5月19日午後8時頃お届けに上がります ( ^-^
    • good
    • 1
この回答へのお礼

丁寧詳細な解説で大変参考になりました。
早くお礼をと思いましたが本日、この教えてgooのアクセス状態が悪くやむを得ず遅くなりましたことご容赦下さい。ありがとうございした。

お礼日時:2008/05/19 20:39

#3のかたの


>「ご配達に~」
>ともできますが、漢語なので語感が堅くあまり一般的ではないので、和語を使って
>「お届けに~」
>とした方が、きれいな語感に仕上がります。

ごもっともだと思います。
さらに考えてみると、「配達」って、あちこちに「配って回る」という意味ですよね。それは配達員側の都合の言葉であって、お客様側からすると、荷物が「届く」のですから、その意味でも「お届けに・・・」がふさわしいと思います。
    • good
    • 0

1は通常の表現で敬語表現ではありません。



2は「お~いたします」で2重の丁寧語となっていて、かつ「伺う」と自分の行為を謙譲しているので敬語表現として文句のつけようがありません。

3は「参る」が「行く。来る」ことを謙譲の気持ちを込めつつ丁寧にいう語ではありますが、「参上する」という目上の人に対してというニュアンスが配達という行為と相容れず、「配達に参る」という表現は違和感が残ります。

以上より丁寧な度合は、2>3>1の順かと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧詳細な解説で大変参考になりました。
早くお礼をと思いましたが本日、この教えてgooのアクセス状態が悪くやむを得ず遅くなりましたことご容赦下さい。ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/19 20:41

 


1.配達にいきます。
2.配達に伺います。
3.配達に参ります。

2-->謙譲語として正しい
1-->普通の会話
3-->おかしな言葉
 「参る」は普通は場所に用い「配達」という行為には使わない

(配達にお伺いいたします)「御」と「致します」の二つの丁寧語が付いたコテコテのバイト敬語になってます

 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧詳細な解説で大変参考になりました。
早くお礼をと思いましたが本日、この教えてgooのアクセス状態が悪くやむを得ず遅くなりましたことご容赦下さい。ありがとうございした。

お礼日時:2008/05/19 20:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!