
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
>全部気化するかどうかの判断(理論)は、今一理解できていませんが、
これは難しい話ではありません。1 mlの2-propanolは0.78 gで0.013モルですから、気体として100℃で10 ccの容器にあるのなら、無理をして理想気体の式を適用して概算するとPV=nRTより4 MPaになります。100℃の平衡蒸気圧が0.2 MPaですから、その圧分だけ気体になり、あとは液体で残る、という意味です。
>実験的には問題がないかと思うので、注意して行いたいと思います。
容器の耐圧が十分なので、おっしゃるとおり実験的には問題なしと存じます。うまく行くことをお祈りします。
親切、丁寧なご説明ありがとうございました。
気体の状態方程式から考えれば良かったわけですね。
昔習ったことを思い出しました。
本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
>容積10cm^3の耐圧容器に極微量(数マイクロリットル)と1mL
>の2-プロパノール(沸点:82.4℃)を室温で入れ、これを
>100℃まで加熱する予定です。
>このときの2-プロパノールの蒸気圧は0.198mPaです。
>試料や試薬は基本的にガスは発生しません。
100℃での2-propanolの蒸気圧が0.198 MPaが分かれば用が足りますね。アントワンの式に言及したのは、扱うものが分からなかったからです。
>この場合、耐圧容器として約0.2mPaが保証されていれば使用が可能
>となるのでしょうか?
1 mlの2-propanolは0.78 gで0.013モルですから、10 ccの容器の中で100℃では全部気化して蒸気にはなれませんね。平衡蒸気圧の0.2 MPaの蒸気と液体になります。
約9 mlの空気が封じ込められると、2-propanolに空気が溶けた溶液系の平衡圧の問題となります。液体の2-propanolのモル分率はほぼ1でしょうから、溶媒の2-propanolからは100℃の蒸気圧0.2 MPaの寄与だと思います。溶質ですが試薬は忘れて、空気(酸素、窒素)からの平衡圧ですが問題です。もとの空気が気体のままなら温度上昇で1.25気圧くらいにあがります。ここまでは行かないまでも0.1 MPa程度の寄与があるのではないでしょうか?(正確にはわかりませんが)
高圧反応というほどではありませんが、0.3 MPa程度の耐圧性が必要と思います。普通はそのぎりぎりのところでは行わず、その上にさらに安全率をかけた条件で作業します。0.3 MPa近くまで行きそうな系なら、少なくも0.4 MPa程度の耐圧が保証されたものを使うべきと思います。
親切なご解答、ありがとうございました。
また、中途半端な質問で、解答に困らせてしまいすみませんでした。
耐圧容器は、もう一桁上の補償がありますので、使用には問題がないと思います。
全部気化するかどうかの判断(理論)は、今一理解できていませんが、実験的には問題がないかと思うので、注意して行いたいと思います。
※完全に理解ができるよう、時間をかけて勉強したいと思います。
本当にありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
まずその容器に封じ込められた空気が加熱され膨張します。
1気圧から温度上昇の結果どの程度の圧になるかは温度によりますが、理想気体からははずれるかもしれません。van der Waalsの式だかビリアル展開の係数だかを使えば一応でますが、溶媒への溶解も起きますので正確にはわかりません。大雑把には理想気体近似で、絶対温度が2倍(600 Kに近い)になれば圧は2倍です。次にその溶媒と試薬です。試薬は相対的に少なくて分解しないのなら無視ですが、添加量が多いとか、分解してガスが出てくるなら要注意です。
有機溶媒が問題です。反応温度では分解しないとして、加熱後の温度での蒸気圧がいくらかを見積もる必要があります。その溶媒の蒸気圧データがあればそれを使います。計算で出すならアントワン(Antoine)式が良く使われます。
この回答への補足
解答ありが等ございます。
大凡の作業は以下の通りです。
容積10cm^3の耐圧容器に極微量(数マイクロリットル)と1mLの2-プロパノール(沸点:82.4℃)を室温で入れ、これを100℃まで加熱する予定です。
このときの2-プロパノールの蒸気圧は0.198mPaです。
試料や試薬は基本的にガスは発生しません。
アントワン式でのアントワン定数はそれぞれの物質によって決まるようですが、身近な書籍等で2-プロパノールのアントワン定数を調べましたが見つかりませんでした。
この場合、耐圧容器として約0.2mPaが保証されていれば使用が可能となるのでしょうか?
質問の中身がかわってしまい済みません。
No.1
- 回答日時:
PV=nRTの関係式を使ってください。
体積V=一定だから、初期温度T0、圧力P0(普通は大気圧ですね)からの変化としては、
P0=nRT0/V ...変形してnR/V=P0/T0
P=nRT/V=P0×T/T0
です。(Tの単位はK:ケルビンです)
ただ化学反応でn(分子の数)が変わるのであれば、それも考慮が必要です。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
密封容器内の圧力の求め方
化学
-
液体の圧力上昇ってある?
化学
-
密閉容器中の温度と圧力
物理学
-
-
4
密閉回路の温度上昇と圧力の関係
物理学
-
5
水の温度と体積の関係式について知りませんか?
物理学
-
6
密閉系における沸騰について
化学
-
7
2種類の液体の飽和蒸気圧
物理学
-
8
揮発性
化学
-
9
気体の圧力と流速と配管径による流量算出
物理学
-
10
液体を加圧した時の温度
物理学
-
11
密閉容器に入れた水の加熱について
化学
-
12
ポリウレタンのガラス転移点、融点について
その他(自然科学)
-
13
化学 蒸気圧について
化学
-
14
DMSOの揮発・蒸発について
化学
-
15
密閉容器での水の蒸発
化学
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
空気の漏れ量の計算式を教えて...
-
バーナの燃焼能力
-
一molの気体の体積はなぜすべて...
-
密閉容器に液体を入れて加熱し...
-
気体の置換時間を計算したい
-
窒素の膨張率
-
ポリトロープ変化とは??
-
気体の温度と真空度の関係(排気...
-
「分子間の力による位置エネルギ...
-
気体の圧力と流速と配管径によ...
-
物理の問題(気体・状態変化)の...
-
ジュースの缶のフタを開けた時...
-
僅かな隙間からでも真空引きは...
-
気体は誘電体??
-
圧力換算について教えてください。
-
密閉された装置に水の入ったビ...
-
水素のジュールトムソン効果に...
-
大気中に希ガス元素が大量に存...
-
水に溶け込む空気について
-
物性物理学って英語で何と言い...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
バーナの燃焼能力
-
空気の漏れ量の計算式を教えて...
-
一molの気体の体積はなぜすべて...
-
窒素の膨張率
-
水に溶け込む空気について
-
気体の圧力と流速と配管径によ...
-
気体の温度と真空度の関係(排気...
-
熱電対を振ると温度が下がる理...
-
密閉容器に液体を入れて加熱し...
-
解説見てもよくわからなかった...
-
ポリトロープ変化とは??
-
熱力学の定圧変化
-
物理化学で速さと根平均2乗速さ...
-
(高校物理)断熱変化について...
-
液体Aの一分あたりの蒸発量を計...
-
物性物理学って英語で何と言い...
-
ベルヌーイとボイル=シャルル...
-
体積の変化について
-
気体は誘電体??
-
濃度と圧力の関係(PV=nRT)
おすすめ情報