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先日、録画していたナガオカケンメイ氏出演の「情熱大陸」を見ました。わたしは世田谷のD&Departmentにも何度も行ったり、カリモクのソファなども複数購入したりしてけっこう活用していたのですが、「情熱大陸」を見て、この方のコンセプト、考えに一部疑問を持ちました。

番組を見た印象では彼は、
 1.歴史ある日本のブランド、デザインを再生させている
 2.今の若いデザイナーのやってることは「遊び」だ、と考えている
 3.ロングライフなもの、長く使い続けられるものを大切にし、
  広めている
 4.捨てられたいいデザインのものをリサイクルしている。


しかし私は共感できるところもありましたが、疑問に思ったところもありました。
それは、
 ・新しいブランド、デザインは自分のコンセプトではない、という事をたしか番組内で言っていました。ならばロングライフなブランド、モノとは何年前以上のものを言うのか? たとえば今年出現したブランドももしかしたらこれから100年続くかもしれない。未来のロングデザインになりうるブランドは否定するのか? どの時代やものを基準にして「ロングライフデザイン」と認識しているのか? 

 ・作り手にとって、自分のものを長く使ってもらえることはうれしい
ことだと思うが、極論で言うともし購入者が100%一生それを使い続けたとすると、作り手にとってはモノが売れにくくなってしまうことにならないか? ビジネスとして成り立たなくなってしまわないか?
すべてのものがロングライフデザインになってしまうと、人がモノを買いかえなくなり、かえって作り手がこまらないか?(例えば鉛筆などの消耗品は除く) 事実これが要因で潰れてしまった会社もあるのではないだろうか?

 ・そもそもすべてのモノがロングライフデザインとなり、人がものを捨てなくなったとすると、リサイクルショップはなくなり、ナガオカケンメイのリサイクルの仕事自体がなくなり、収入源の一つがなくなってしまわないか?


もちろんわたしは彼のすべてを知っているわけではないし、テレビの番組を見て感じただけのことです。決して彼が嫌いなわけではないし、カリモクの復活はうれしいし、紙袋のリサイクルなどはいいアイデアだと思っています。
それだからこそ、自分の中でよくわからないんです。
ナガオカケンメイ氏は、どうしたいんでしょうか?
是非解説をお願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。


ナガオカさんには数回あったことがあります。辛らつな言葉と優しい言葉の両方を持つ方のように思います。

質問者様のご職業がわからないのですが、デザイン分野に強い方と思いますので、(なんとなく業界のことはわかっているのを前提に)すこし抽象的な書き方をさせていただきます。

象徴的なシーンは最後の辺りの若い家具作家がだめ出しをされるところですね。私もあれは「ない」と思いました。

これはナガオカさん自身もお悩みのようですが、まだロングライフデザイン(LD)にはLOHASのような定義がありません。それはナガオカさんが使い始め広めた、彼の「プライベートな言葉」だからです(初めて使ったわけではないでしょうが)。

ちょうど、今月のソトコト(2008/07)の最後のほうに彼のインタビューが載っています。そこにも「あまりLDにスポットライトを当ててくれるな」という言葉があります。LDは今まさに、言葉が一人歩きして、各自が勝手な解釈をしている状態ではないでしょうか。

彼の発効する小冊子、本、ブログを読めば質問者様の答えは載っていると思います。

彼が何をしたいか。たぶん、もっと批評性を持って物を見つめろということではないかなあと勝手に考えています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
インタビューを是非見てみようと思います。
LDと言う言葉は一人歩きしてるようですね。
すっきりしました。

お礼日時:2008/06/22 21:44

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