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濃度未知のチオ硫酸ナトリウム溶液と濃度既知の過マンガン酸カリウム溶液の酸化還元反応でどうしてヨウ化カリウムを使わなければならにのかがわかりません。教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

 参考 URL のページ(酸化還元滴定)及び「2.ヨウ素型(酸化剤の定量) 」を御覧下さい。



> どうしてヨウ化カリウムを使わなければならにのか

 「滴定」ですから反応の終点が明確に分からなければ困ります。終点が明確にわかるのは,中和反応で見られるような色の変化です。ただ,酸化還元反応に伴う色の変化として適当なものが少ないく,簡単なのがヨウ素・デンプン反応による色変化です。

 そこで,濃度既知の酸化剤に過剰のヨウ化カリウムをデンプン存在下で反応させ,酸化剤の量に対応するヨウ素を発生させます(ヨウ素の量は酸化剤との反応から求まります)。この時,ヨウ素・デンプン反応で溶液は青色になります。

 次に,生じたヨウ素を還元剤で還元して滴定します。終点はヨウ素・デンプン反応の青色が消えた時点です。

 もし,直接「濃度未知のチオ硫酸ナトリウム溶液」を「濃度既知の過マンガン酸カリウム溶液」で滴定した場合,反応の終点は過マンガン酸カリウム溶液の色が付いた時点になりますが,過マンガン酸カリウムがかなり過剰にならないと着色はハッキリしません。つまり,誤差が大きくなってしまいます。

 いかがでしょうか。

参考URL:http://www.geocities.com/yoshihitoshigihara/oxid …
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この回答へのお礼

とても理解しやすい回答ありがとうございました。この実験でとても疑問に思っていたことがやっとわかりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2002/11/26 21:56

 過マンガン酸を使う滴定では指示薬を必要としません。


 過マンガン酸が極わずか過剰になってもピンク色の着色は目視判別できます。
 実際、CODMn測定で頻繁に使われており、N/40(古い表現!)1滴(約0.03cc)が区別できます。
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この回答へのお礼

私には、ちょっと難しすぎました。でもありがとうございました。

お礼日時:2002/11/26 22:09

 チオ硫酸イオンと過マンガン酸は直接反応しません。


 チオ硫酸イオンと反応する沃素を、沃化カリと過マンガン酸で発生させるのです。沃素を介在して間接的に過マンガンとチオ硫酸を反応させている訳です。
 反応式は、こんなところですか。
 10KI+2KMnO4+8H2SO4
  →5I2+2MnSO4+6K2SO4+8H2O
 I2+2Na2S2O3→Na2S4O6+2NaI
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/26 22:09

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