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こんにちは。
使役についての質問ですが、
例:・何時間も友達を待たせた。
   という文が正しいでしょうか?「友達に待たせた」とは言いませんか?
  ・お母さんは子供に学校に行かせた。
   は正しいでしょうか?
動詞の前に、「に」と「を」どちらを使うのか決まりがあるんでしょうか?
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

「何時間も友達に待たせた」


これは誤りです。
友達は待たせるという動作の対象で、その場合の助詞は「を」です。「友達に」とは言いません。

「子供に学校に行かせた」
これも誤りです。
学校は行かせるという行為の目標(到達点)ですから、「学校に」で合っていますが、子供は行かせるという動作の直接の対象ですから、「友達を待たせた」の場合と同様に後に付く助詞は「を」になります。


> 動詞の前に、「に」と「を」どちらを使うのか決まりがあるんでしょうか?

それはまったくありません。
「に」、「を」は助詞です。助詞は付属語として自立語に補助的な意味を添えますが、「子供を学校に行かせる」の場合、助詞が補助しているのは “後の” 動詞(行かせる)ではなく、“前の” 名詞(子供、学校)です。つまり「子供」(動作の対象)だから「を」、「学校」(動作の目標)だから「に」が付くのです。その点をしっかりご理解ください。

ちなみに「子供を学校に行かせる」の場合は子供と学校の語順の関係で動詞の前には「に」が来ますが、両者の順番を逆にすれば「学校に子供を行かせる」になります(この場合動詞の前は「を」)。
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こんにちは。

7/22のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。

ご質問1:
<何時間も友達を待たせた。という文が正しいでしょうか?>

はい、正しいです。


ご質問2:
<「友達に待たせた」とは言いませんか?>

それも言います。

1.それは、「誰かを待たせた」という用法の場合です。
例:
A氏との待ち合わせを、Bに代理にやってもらう場合:
「Bに、A氏を待たせた」→「BにA氏を待ってもらった」

2.この場合は、よほど強制的な使役用法でなければ、通常は「~に・・・してもらった」の方がわかり易いのでこちらを使います。

ただ、強制的な場合も、「~を」の部分は、主題を取り上げて使う用法の格助詞「は」などに置き換える語法も多いです。
例:
「AにBを始末させる」(強制的)
→「Bは、Aに始末させる」(格助詞「は」に置き換え)


ご質問3:
<「を待たせた」「に待たせた」両方が可能な理由>

1.このように、「を」「に」2つの語法が可能なのは、使役の助動詞「せる」「させる」に、正確には以下の2つの用法があるからです。

(1)動詞の表す動作・作用を、他の者に命じたりしむけたりして、起こす意(使役)
例:
「無理に言わせる」

(2)他人がそれをするままにしておく意(放任)
例:
「毎日遊ばせておく」

2.質問1の「友達を待たせる」は、(2)の用法で「待たせるがままにさせておく」になります。この場合は「を」を使うのが適切です。

3.質問2の「友達に待たせる」は(1)の用法で「~に~を待ってもらう」という使役のニュアンスになります。この場合は「に」を使うのが適切です。


ご質問3:
<お母さんは子供に学校に行かせた。は正しいでしょうか?>

いいえ、正しい語法ではありません。

1.正しくは
「子供を学校に(へ)行かせた」
となります。

2.確かに慣用では「子供に行かせました」といった語法をよく耳にします。これは、「子供に行ってもらった」という使役の別訳の解釈から、「に」の助詞がそのまま流れて使われたものです。


ご質問4:
<動詞の前に、「に」と「を」どちらを使うのか決まりがあるんでしょうか?>

1.自動詞の場合は使役の人には「を」を、目的語をとる他動詞には「に」がつく用法が目立ちます。
例:

(1)自動詞:
「子供を行かせる」(O)
「子供に行かせる」=「子供に行ってもらう」(△)
ただし、「学校に」などの修飾語があるときは、上の「を」が正しい用法になります。

「子供を遊ばせる」(O)(「遊ぶ」は自動詞)
「子供に遊ばせる」(X)

(2)他動詞:
「彼にそれをさせる」(O)
=「彼にそれをしてもらう」(O)

「彼に問題を解かさせる」(O)
=「彼に問題を解いてもらう」(O)
これらは「に」を「を」に置き換えては文意が通じません。


以上ご参考までに。
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「友達を待たせた」「友達に待たせた」どちらも言います


しかし、例えば「式が始まるのを」という節が入ると「友達を待たせた」とは言いません。

○式が始まるのを友達に何時間も待たせた
×式が始まるのを友達を何時間も待たせた
  
「お母さんは子供に学校に行かせた」完全な間違いではないと思いますが、やや違和感があります。「~に~に」という、繰り返しを避ける傾向があります。
◎お母さんは子供を学校へ行かせた
○お母さんは子供を学校に行かせた
○お母さんは子供に学校へ行かせた
△お母さんは子供に学校に行かせた
×お母さんは子供に学校を行かせた
「を」「に」あるいは「へ」の使い分けは私たち日本人でもやや難しい面があります。外国のかたにはなおさらだと思います。No.1のかたが言われるように、正しい正しくない、という以上に、違和感があるかないか、ということが重要です。これは、言葉に慣れるということが大きいと思います。
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何時間も友達を待たせた。


正しいです。
お母さんは子供に学校に行かせた。
正しくないです。

どちらも「を」が目的語であることが要点です。

(私は)何時間も友達を待たせた。
私が待たせたのは、「友達」ですから「友達を」になります。

お母さんは子供(を)学校に行かせた。
同じように、お母さんが学校に行かせたのは、「子供」ですから「子供を」になります。

日本語の特徴として「に・を」が両方使われる場合は、順番を逆にしても同じ意味になります。
ただし、意味は同じですが、強調されるのは先に来たほうになります。お母さんは子供を学校に行かせた。(子供を行かせたことが強調される)
お母さんは学校に子供を行かせた。(学校に行かせたことが強調される)

動詞の前にどちらが来るという決まりはありません。
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こんにちは。



決まりというよりも、実際にその言葉を口にしたときに違和感がなければ正しいのではないでしょうか。

何時間も友達を待たせた。
という文は、どこもおかしくないと思います。

お母さんは子供に学校に行かせた。
これは、ちょっと違和感がありますね・・。
⇒お母さんは子供を学校に行かせた。
の方が自然で違和感がないような気がします。

下にURLを載せておくので、良かったら見てください。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A9%E8%A9%9E
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