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細胞培養のカビのコンタミで悩んでいる修士課程学生です。
カビのコンタミに関して原因や対策を模索しているところですので、何かアドバイスございましたら知恵をお借りしたいと思い、質問させて頂きました。

私が所属するチームでは、全員が細胞培養(ほとんどがヒト癌細胞)を行っています。
この1か月半ほどの間、カビのコンタミに悩まされています。
誰か一人の問題ではなく、ビギナーから培養経験4年目まで様々なメンバーで連続してコンタミに悩んでいる状況です。
チーム内の約7割のメンバーがここ1か月半にコンタミさせました。(いずれも同じカビ)
1週間に1度は誰かがコンタミさせてしまうくらいの頻度です。
これまでに、酵母のコンタミは経験したことがありますが、カビは初めてですし、それも1年に1度あるかないかくらいの頻度でした。

現在悩まされているのは、白い糸状のもので、平板状のマリモのようなコロニーを作ります。
これまで講じた対策は以下の通りです。

・メディウム、トリプシン等のコンタミチェック
・クリーンベンチ内の清掃(70%エタノール)
・CO2インキュベーター内のホルマリン燻蒸


これまでと変化した点としては、昨年秋にラボの引っ越しがあり、昨年夏までとは培養室の環境が変わりました。
新しい部屋での初めての梅雨及び夏を迎えたのですが、例えば空調や換気扇などの性能やメンテナンス状況によって培養室内の換気が悪かったり、カビが蔓延してしまう環境となってしまった場合、いくらクリーンベンチ内で作業していたとしてもコンタミが増加することはあり得るのでしょうか。
(換気扇や空調のメンテナンスは大学側が管理していますが、数ヶ月に1度業者さんが清掃してくださいます)

曖昧な質問となり大変申し訳ありませんが、このような経験が初めてのため、どうして良いか分からない状況です。
何かアドバイスございましたら宜しくお願いいたします。

A 回答 (5件)

クリーンベンチ何の塵埃測定をしたらいいですが、


パーティクルカウンターが要りますので、

かび用の培地平板を作成し、クリーンベンチ内で、
開放しておきます。

それで生えてくる様なら、クリーンベンチ内で汚染されています。
それで生えてこないのなら、他の要因で、汚染されているということですね。

実験者は、消毒していますよね。
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この回答へのお礼

なるほど、そのようにしてクリーンベンチ内のかび汚染をチェックできるのですね。
すぐに試してみたいと思います。
どうもありがとうございました。

なお、培養室使用時には、実験者は手洗い及び70%エタノールでの消毒を行っています。
また、クリーンベンチ内に器具や試薬を入れる時も70%エタノールで消毒してから入れるようにしています。

お礼日時:2008/08/04 10:10

>機器が必要となりますよね。


>すぐに試してみる、ということは少々難しいか
人間が見て定性的に汚染されているかどうかを見るだけならば、次の方法があります。培養をやっていれば、全部の道具は持っていると思います。

必要な道具の材料。
使える棒状の懐中電灯
アルミホイル、西洋紙
ビニールテープ


作り方
懐中電灯の光が出る部分をアルミホイルで覆う。外れやすいので付け根を西洋史でまいて、その上にビニールテープで強く押さえてください。
光りの出る部分に針で穴をあけます。

新月の夜、営繕の人に連絡を取って窓から入るような街灯の光を2-3時間消してもらって、実験室内を真っ暗にします。
アルミホイルで覆った懐中電灯で室内を照らせば、チンダル現象で浮遊塵があるかどうか、くらいはわかるでしょう。
人間の汚染ですと、更衣室の窓ガラスにアルミホイル覆うと光が入らなくなります。更衣室内の浮遊塵をチンダル現象で見れば、汚染があるかないかくらいは見当つくでしょう。

最低のむじん室で2000個ですから、懐中電灯を振りかざしてホコリが何個か見えるような状態ですと5000から一万くらいになっているはずで汚染がひどいとわかります。空調の吹き出し口とか、ドアの隙間とか、書類置き場とか、清掃道具置き場とか、大体このあたりが怪しいはずです。
窓のアルミサッシの隙間が負圧になっていた関係でホコリが内部に入ってきていた、なんてことも多いです。ドアの開け閉めで負圧になりやすいのです。引き戸ですとレールの部分にホコリがたまりやすいです。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます!
これなら実行できそうですね。
都心に位置するため、完全に真っ暗になるかはわかりませんが、試してみたいと思います。

本日、建物の問題ですが、機密性に乏しいことが問題かもしれないことが分かりました。
大雨で外は大変な蒸し暑さだったのですが、実験室の内部もそれに合わせて湿度が急上昇し、100%に近いほどになっていました。
どうやら蒸した熱気が天井から降ってくるようなので天井裏を調べたところ、おそらく外気のままの風が建物内に入り込んでいるようでした。(天井裏なのに風が吹いていましたので)
その空気が塵とともに培養室内に入り込んでいるのかもしれません。
現在、教官と対策を考案中です。

皆様、迅速かつ丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

お礼日時:2008/08/05 17:25

細胞培養でのカビのコンタミですか・・・大変ですね。


同一のカビと言う事になりますと、どこかに汚染源が有りそうですね。
そこを潰さないと恐らくコンタミは続くのではないかと・・・
さて、取り敢えずの対処療法として坑真菌剤(フロリード、ファンギゾン・・・もしかしたら商品名かも、スイマセン)の使用は出来ないんでしょうか?実験の性格上使用できない場合もあるかとは思いますが、ご検討されてみては如何でしょうか?それとも今はそんな事やら無いのかな?10年近く昔細胞培養を行っていた時は普通に使用していましたが、する情報でスイマセン。
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この回答へのお礼

指導教官にもファンギゾンを使ったら良いかもしれないと言われましたし、数年前に一度大切な細胞で酵母のコンタミが起きた時に抗真菌剤でレスキューしたことがあります。
我々の実験では、使用に関して特に問題はないと思います。
原因同定が出来ない場合、抗真菌剤を使用していきたいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/08/04 10:24

いったんそうなると、大変ですよね。

培地の入ったほぼ同じプレートを複数枚、クリーンベンチ、室内、インキュベータ内に放置しておくのはどうでしょう?どこが汚染しているか分かるかもしれません。

電気代の無駄ですが、クリーンベンチは24時間運転プラスUV灯点灯も多少効果ありかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答を拝見し、すぐに行ってみました。
クリーンベンチ内、室内、インキュベーター、いずれのプレートでも36時間現在は何も見えません。
かびの増殖にも時間がかかると思いますので、もう少し放置して様子を見てみます。

また、後者のアドバイスに関しても皆で検討してみたいと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/08/04 10:13

>空調の


浮遊塵数を調べてください。空調機からの混入か、作業員からの混入です。
集中治療室の院内感染の原因が、医師のじよじん不充分という報告もありますので、作業員の持ちこむ粉塵と空調機から流れ込む粉塵に注意してください。

なお、私は、食品用細菌の培養しか経験がありません。
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この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございました。
塵数測定といいますと、別のご回答者様がおっしゃっているように、機器が必要となりますよね。
すぐに試してみる、ということは少々難しいかと思いますが、大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/04 10:06

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