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フランスの朝食としてよく食べるものに、
「le pain grille」と「la tartine」があります。
両方とも数えられるので不定冠詞と思っていたら、

●Je mange du pain grille.
●Je mange des tartines.

と「le pain grille」は部分冠詞でした。
なぜでしょうか?

また似たようなものに「les biscottes」もありますが、
これは不定冠詞でdes biscottesで大丈夫でしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。



疑問に思われるのも無理はないような気がします。
「le pain grille」も「la tartine」も、現実も世界においてはどちらも、「薄く切られたパン切れ」に相応しするので、どちらも同じように数えられる感じがしますからね。

ただ、現実の世界で同じようだからといってそれが同じように概念化されていないことは非常に多いんですよね。こういうことは、どの外国語を学習しても遭遇すると思いますし、死ぬまでなくなることはないと思われます。日本語でも勿論こういう現象はたくさんあるのですが、勿論ネイティブには問題と感じられないだけなんですよね。

painが非加算名詞で物質名詞であることは既に学習なさったと思います。この名詞は、fer, farine, eau,gazと同じく物質を表すもので、たとえそれが現実の世界で薄く切られていようが何であろうが、物質を示すことには変わりがないんですよね。なので、pain grilleは、「『パン』という物質が焼かれたもの」を示すと思えばいいと思います。

それと違って、tartineのほうは、tarte(タルト)という語から派生していることから想像できるように、物質を表すのではなく、形を成した物体を表すんですよね。なので一つ二つと数えられるんです。

別の例を出しましょう。papier とfeuille。papierというと、「紙」と訳せますよね。で、私たち日本人はどうしても、一枚二枚と数えられるコピー用紙のようなものを想像してしまいますが、papierはたとえ「紙」と訳してもそれは物質としての、つまり原料としての「紙」しか表さないんですよね。コピー用紙のように一枚二枚と数えられるものはfeuilleという語で表されることになっています。なので、DU papier、及び DES feuillesとなるわけなんです。

biscottes は tartinesと同じく、数えられる、形式を持った物体を指すので、des biscottes でOKです。

フランス語学習がんばってくださいね。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
こういう概念に関するものは、とても難しいですね。
ですから大変助かりました。

お礼日時:2008/09/14 23:13

すみません、間違いがありましたので、訂正させてください。


「非加算名詞」→「非可算名詞」
です。

それと、追加説明ありがとうございます。助かります。
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すでに物質名詞(度量衡や多寡で示す)と普通名詞(普通に数えて示す)の違いが明晰に書かれていますので、疑問は氷解したことと思います。


ひとつ付け加えます。
le pain grille があるように les tartines があるのです。世の中には。ご注意を。la tartine は総称ではないです。

des biscottes のように、数えられるものの総称は les biscottes.
les biscottes と世に言われるものを具体的に指示するには、des biscottes なのです。
念を入れると、du papier の総称は le papierで、これが世に言う 紙 という概念です。
紙が大量であろうと、複数枚かさばっていようと関係ない概念の話をするときは le papier。
量をもった物質として扱うときは、部分冠詞をつけるか、一枚(un feuiile)の二枚のというか、グラム表示をします。
すると概念ではなく、具体的になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
助かりました。

お礼日時:2008/09/14 23:14

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