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いろいろな戦争の資料を見て気になったのですが、
南方進出と仏印進駐はどういう関係なんですか?
そのことについて調べてもよくわからなかったのでよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

南方進出はそれまでの国策であった対ソ政略を中止し、南方の資源地帯に進出することを決定しました。


これは中国戦線が膠着状態になり、備蓄資源が乏しくなり、戦争継続が次第に難しくなったのを打開するためでした。

中国に対する援助を断ち切るには、仏印北部に空軍基地を確保する必要があり、しかも当時のフランスはドイツに敗れ弱体化していましたので、これ幸いと北部仏印に進攻したのです。

しかし目的を完全に達成するにはビルマ(現在のミャンマー)を経由するルートを遮断する必要がありました。
これには英国領を侵攻する必要がありました。 
これは米英との全面戦争を覚悟しなければならず、その準備として南部仏印に空軍基地を設置し陸軍の集結を行う必要がありました。
この為南部仏印を侵攻したのです。

実際の開戦後、南仏印の空軍基地から出撃した爆撃機はマレー沖海戦で英戦艦2隻を撃沈し、制海権を得た陸軍のマレー侵攻は順調に進行しました。

仏印進出は準備段階で、次の南方進出を助けるためのものでした。 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
仏印進駐は南方進出の準備としたものだったのですね。 

お礼日時:2008/09/29 18:02

仏印進駐は北部と南部で意味が違います。


北部仏印進駐は、南部中国への爆撃基地確保となります。援蒋ルートの破壊です。
南方進出とは、具体的にはカリマンタンの石油がターゲットです。カリマンタンは北部がイギリス、南部がオランダの植民地。オランダには実体的な軍事力が弱小ですので、主敵はイギリス。そしてその軍事拠点がシンガポールとなります。
南部仏印進駐は、そこからシンガポールを爆撃できる事を保証することであり、実際にマレー沖会戦は南部仏印から離陸した海軍機とシンガポールを出たイギリス艦艇とで行われています。

南方(カリマンタン)進出には、シンガポールを撃つ必要があり、シンガポールを撃つためには距離的には南部仏印に進駐する必要があるということになります。

マリアナ諸島をアメリカに奪取されて東条英機が首相を辞任したのは、マリアナ諸島からだと東京が爆撃されることになるからというのと、方向は違いますが似たような構造です。
※ 絶対国防圏にマリアナ諸島が入っているのは帝都防衛のためです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
日本はいろいろと計画して進駐や進出をしていったのですね。

お礼日時:2008/09/29 17:59

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