プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

今日、ニュースで理系大学の工学部離れが深刻と知りました。

そこには理系と文系では生涯年収が5000万円も違うとありました。

金融業などに就職するとそんなに差が生まれるのですか?

普通の会社でも会計、営業、人事等の文系寄りの仕事でも工場などで製造、品質管理、研究開発等では生涯年収が大きく違ってくるのでしょうか?《同じ会社で営業と製造で働くとしてです。》

A 回答 (2件)

当方の浅はかな見識ではありますが、昨今の途上国の低賃金、高技術化によるグローバル化も問題に関係してくると思います。

理工系は海外に流出しやすいのです。メイドインチャイナのテレビは問題ありませんが、メイドインチャイナの弁護士は、意思疎通の面からなかなか雇いたくありません。

理工系は技術の新陳代謝・淘汰が激しく、50歳になっても第一線に立つことは、研究職をごく一部を除いて、極めて難しいと思います。これも原因の一つだと思います。
    • good
    • 0

>>そこには理系と文系では生涯年収が5000万円も違うとありました。


>>金融業などに就職するとそんなに差が生まれるのですか?

日本では、企業が給料(年収)を決めるとき、一般的に会社の決めた賃金テーブルをベースにしているようです。
それは、会社内の地位が高いほど、給料が高くなっています。そして、ある人の賃金テーブル上でのポジションをアップするかダウンするかを決めるのに「成果主義」を使っています。

当然のことながら、現場に近い人ほど、賃金テーブルでは下になり、管理職になって、その管理上の上に行くほど高給になります。

一見して、この方式は「成果主義」を反映して、合理的で正しいように思えます。でも、現実問題として、数年前からいわれているように、ある人の仕事の成果を正しく測ることは難しいものです。仕事の成果は特定個人の努力というよりも、グループの総合力を反映する部分も大きいからです。さらに、管理職は現場で必要な技術・知識・経験を持っていないことも多く、つまりは、仕事の成果を評価する「評価能力」を持っていない場合もあります。

そういう場合、どうやって評価するかというと「あいつは俺を批判しないし、飲み会の誘いを断らないし、個人的な頼みをよく聞いてくれる」「なんとなく気が合う」っていうような、評価者の主観を規準とする「印象評価」になります。

そして、「印象」を良くするには、対人能力が高いほうが良いわけです。で、一般的に理系よりも文系の人のほうが対人能力が高いようです。また、対人能力等をアップすることよりも、専門的な知識の学習、技術のアップさせるほうが時間もかかるし、多くの努力が必要になります。つまりは、「楽して儲ける」っていう面からは、理系は不利なのです。

野球のように、地位としては上の監督よりも、試合で大活躍した選手のほうがずーと上の年収をもらうような、管理職も現場もひっくるめての真の「成果主義」であれば、理系のほうが文系よりも高くなるでしょう。
(「現場で30年の経験あって、業界トップの技術職人」であっても、上司の受けが悪ければ、定年まで平社員で安月給で終わるってこともあるでしょうね)

こうした「理系と文系の損得の現実」「生涯年収の差」が広く知られることになって、理系離れが起こっているものと思います。

P.S.
「成果主義」とは、結局は現在の枠組みの中での個人(グループ)評価になりがちです。しかし革新的なことは、社内の常識、業界の常識を打ち破るような、あたらしい仕組みの導入を取り入れることで達成されます。そして、そういう仕事は上位の管理職や経営トップでないと、やれないのが普通でしょう。
しかし、日本では、そんな難しい経営上の決断は「先送り」するのが常です。つまりは、成果主義は管理職、経営トップが自分の仕事をサボるための「いいわけ」として使われているのが現実だと思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!