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 先日、知人の中学生から書いた作文のアドバイスを求められました。
作文の中に「ばれてしまって」という表現があったので、口語的表現だから避けた方がよいと助言しました。気になって辞書でしらべてみると、「隠し事が発覚する」としっかりと掲載されていて、中学生に、「別に大丈夫なんじゃない」と言われました。
 口語的と感じたのは「自分の感覚」であって、実際は違うのかと疑問に思いました。また、その疑問から他を調べてみると、「ぱくる」(魚の口から。大きく口をあけて食べる、盗む 等の意)もありました。
 世の中の言語は時代の流れで変化があり、感覚で二手に分かれるものが多く、そういう場合は古い方(「正式」とされる方)を選ぶ方がよい(ら抜き、い抜き、「なので」など避ける)ことを助言しました。
 しかし、ふと、辞書に語源まで載っているし、もしや、「口語的な感覚」で使用しているだけで、古くから(古文と言われる時代)存在するれっきとした文語だったのかもしれないと思うようになりました。
 「ばれる」は口語的表現なのでしょうか。

A 回答 (14件中1~10件)

未だに納得し得る雄弁な回答が揃っていませんのでしょうか?



「しばれる」もが口語です(冗談)。
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>世の中の言語は時代の流れで変化があり・・・・


そうです。そして言葉は、字句そのものは全く同じままであっても、意味や使われ方が大きく変ってしまうものです。
上品な人が使えば上品な言葉になり、下品な人が罵詈雑言風に使えば下品な言葉になってしまいます。
昔の女房言葉は現在どうなっているでしょうか。
また、「お前」や「貴様」は、尊敬の意味のこもった二人称であったはずです。このようなれっきとした立派な言葉が、一文字も変らないのに、今やメシタにも使うのが憚られるようになってしまいました。
語法上おかしな言い方や読み方だって、多くの人が使うようになれば、それが定着して正しい用法になってしまいます。
そして、古い言い方が正しいかといえば、必ずしもそうではありません。
お前、貴様の二人称が出たついでに三人称の「彼女」という語についてお話しますと・・・。
この語は、幕末から明治にかけて出来た言葉ですが、「彼女」と書いて「かれ」と読んでいた時代がありました。
そして、今はそういう読み方は廃れ、「かのじょ」と読むようになりましたが、考えてみればこれもヘンな読み方です。しかし、誰も不思議に思わず使っているようですね。

昔は「彼女」を「かれ」と読んだ?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4297166.html

まあ、「ばれる」が今後どうなるかわかりません。
言葉というものは、その時代の大勢の人が使う使い方が、その時代の一番正しい用法であるはずです。
影響力の大きい皇太子様がお使いになったということは「ばれる」にとっていいことだと思います(^-^ ) 。
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> そういう方々が会見という公の場で「ばれる」を使うと分かり、「ばれる」


> の印象が変わりました。

この点についてもし誤解があるといけないので、念のため少し補足します。

あれは決して「皇太子殿下だってお使いになっているのだからいいじゃないか」という趣旨でご紹介したわけではありません。寧ろその逆で、「ばれる」という言葉が別段卑俗な表現ではないので、たとえ皇族が使っても不自然なことはまったくないということをご理解いただくために例示した次第です。もし殿下が「バレっちった」とか「バレバレっスよねぇ」などとおっしゃったのならば、それはかなり問題だと思います (笑)


「ばれる」に親しんでいただく?ために、更に二つ三つ真面目な文章での使用例を下記に引いてみたので、ご参考にしてください ( ^^

「ちょっと幾らかそのときはもうかるでしょう。うまくいったといってほくそ笑んでいても、こんな悪事は必ずばれるのです。これはだれか警察かどこかが摘発してきたというのではなくて、自然にばれてくるでしょう」

http://www.meti.go.jp/speeches/data_ed/ed080912j …

「変装がばれないようにするために、弁慶は持っていたつえで義経を激しく叩きます」

http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/edc_dic/dictiona …

「この後、桜姫に白菊丸の面影を追う清玄と、密通がばれて吉田家を追われた桜姫が、めまぐるしく変転していきます」

http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_0 …
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>この時は、前後の内容から、「見破られて」や「悟られて」がいいのではないかと助言しました。


全文を読んでいないので、ハッキリとしたことは言えませんが、よさそうなアドバイスだと思います。

ANo.9でも、申しましたが、「ばれる」は、国語辞書がいうところの俗語(文章語や雅語に対して、世間で日常的に用いる言葉。口語。)だと思います。↓このQ&AのANo.10のような文章に出てくるわけがありません(^-^ ) 。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4335300.html
しかし、スラングのような卑俗な言葉でもありません。
現在のところはそういうところでしょう。
ANo.6さんは皇太子さまも使っているとおっしゃっています。私も太宰の作品に出てくると申しました。
こう言われると悪くはなさそうな言葉のように見えます。
でも、これが、下品な言葉遣いで有名な某政治家が専売特許のように使えば、卑俗な感じがしてきます。
言葉は使われ方次第でどのようにでもなるところがあります。美人が着る着物は何でもよく見え、不美人が・・・と同じです。
平安時代には上流階級でしか使われなかった言葉が、一般にも広まり、庶民も使い始めるようになって、その価値が下落してしまったという例が多くあります。
「ばれる」が今後どのような運命をたどるかわかりませんが、チョッとヤバそうな感じがしますね(私としましては、現状のままで生きながらえて欲しいと思います(^-^ ) 。
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> これまで、「主観」で、「歩く」「飛ぶ」の仲間ではなく、「ぱくる」の仲間


> だと思っていました。

それは無理もありません。何しろ普通の人が「ばれる」を耳にする機会と言えば小説やドラマ等が圧倒的に多い上、次のような場面ばかりですから。
言葉自体には何も罪はないのですけれどね ( ^^;

「ばらされたくなきゃ素直に言うことを聞きなよ」(脅迫の手段)
「ちっ、ばれちまっちゃあしょうがねぇな」(居直りの場面)
「こうなりゃ何もかもばらしてやるぜ!」(やけくそ)

それから、「ばれる」は俗語ではないと先に言いましたが、派生語としては次のような俗語があります。

「ふん、隠したってバレバレなんだよっ」

というわけで、この言葉の一般印象がすこぶる悪いのは致し方のないことです。

ただし、くどいようですが「ばれる」は「露見する」や「発覚する」などの漢語に相当する意味を持つれっきとした和語なので、文章の種類によって使用に制約を加えるべき理由は何もありません。いかなる文書においてもそれを使う必然性があれば、躊躇せずに使うべきでしょう。

下記ページの使用例なども参考になると思います ( ^^

履歴書に嘘を書くと、ばれてしまいますか? - 転職Q&A/リクナビNEXT
http://next.rikunabi.com/qa/002/002_0061.html
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作文が上手になるには「文芸作品を沢山読む」・・・これを否定する人はいらっしゃらないと思います。


作文の能力以外にも想像力や読解力が自然と身につきます。また生き方や生きる力も与えてくれます。
さて、「ばれる」が俗語かどうかが話題になっています。
俗語とは何ぞや・・・定義がわからんときは辞書に頼ります。

Yahoo辞書↓
ぞく‐ご【俗語】
1 文章語や雅語に対して、世間で日常的に用いる言葉。口語。
2 あらたまった場面では使われないような卑俗な言葉。「てめえ」「やばい」の類。スラング

「ばれる」は、2.ではないことは確かでしょう。
まあ、1.の部類に入ると思いますね。
さて、それじゃ1.の俗語を作文に使っちゃいけないかというと、今の時代、明治の人のように文章語ばっかりで文を書くのはムリでしょう(文章語とは何ぞやになってきますが、それはもう止めます)。

日常口語でよく使われる「ばれる」のような1.の俗語を作文に使っちゃいけないかというと、そんなことはないと思いますね。

中学生の「作文」とは何ぞや。

Yahoo辞書↓
さく‐ぶん【作文】
1 文章を書くこと。また、その文章。
2 小・中学校などで、国語教育の一環として、児童・生徒が文章を書くこと。また、その文章。綴(つづ)り方。
3 形式的には整っていても、内容のとぼしい文章。「お役所の―のような報告書」

上の2.のことだとしたら、使っていいと思いますよ。
【作文で一番大事なことは、文章語、口語(1の俗語)の区別なく、その文章に一番似合った言葉を使うことです。】
難しい言葉や言い回しを使って恰好を付けようとするのは、一つの便法かも知れませんが、本筋ではありません。

自分の言葉で書いた作文は、読んでいて迫力が伝わってきます。
就職試験の作文では、こういうのは一発で合格です。

私は質問者さんに申し上げたいのは、その中学生さんが「難しい言葉(漢語、カタカナ語)や言い回しを使って恰好を付けようとする方向に行かないように」ご指導して欲しいということです(そういう空虚な文は、実にみっともないですね)。
そして、文芸作品を沢山読んで作文力や人生力!を見につけて行けたらいいなと思います。
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#3です。


私は「ばれる」は「俗語」と書きましたが、「下品な言葉」だとは思っていません。「俗語」の定義は確立していないようで、「下品でない俗語」もあると考えます。

私は「公文書・公式演説」「ニュース・報道記事」「その他、あらたまった文書」にはめったに出てこない表現で、ふつうは他のあらたまった語に置き換えられているものが俗語と思います。「文芸作品」は許容度が広いので、作品にあるからといって俗語でないとは言えません。

俗語は「公式な文書」「親しくない人への文書」「試験の答案」では、避けるのが無難です。

さて、最初のご質問に立ち返ると、質問者さんの「口語的表現」をきちんと定義せずに議論に入ってしまったのは、やや迂闊だったと反省しています。「ばれる」は親しい人への文書に書いても何ら差支えがないので、「話し言葉特有」とは言えません。「食べちゃった」のような語が「話し言葉特有」だと思います。
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・・・そうして、私たちは馬小屋へ駈けつけ、圭吾は署長にとらえられて、もう嫁のまっかな嘘が眼前に★ばれているのに、嫁は私のうしろから圭吾のほうを覗いて見て、 『いつ、 もどったのだべ。』と小声で言い、私は、あとで圭吾から二日前に既に帰っていたという・・・
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太宰治 「嘘」青空文庫より

「★ばれる」が出ていますが、特におかしいとは感じません。
太宰の文に対して、素人の私たちが文句を言えるはずがありません(笑)。

「ばれる」や「尻尾を出す」はやさしい言葉(和語)です。会話でよく使われます。
一方、「発覚」や「露見」、「露呈」などは難しい言葉(漢語)です。

文章と言うものは、やさしい言葉を多く使って、できるだけわかり易く、品よく書くべきものと思います。達意の文というやつです。
でも、これが一番むずかしいですね。
ですから、役所のお知らせなどは、漢語が多く入っていたりして(最近はカタカナも多い)、下品ではないが、わかりにくいという評判が立っています。
作文の下手な人が、やさしい言葉を多く使えば、幼稚になったり、下品になったりします。

「ばれる」は、文章語というよりも、口から出る言葉ですが、作文に使って悪くありません。むしろ積極的に使うべきだと思います。
しかし、上手に使わないと、幼稚な文章になってしまいます。
「発覚」や「露見」を使えば幼稚さは回避できそうですが、こなれた上手い文章ができるかな。

結論:「ばれる」は作文に使っていいですが、上手に使ってください。
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この回答へのお礼

>「ばれる」は、文章語というよりも、口から出る言葉ですが、作文に使って悪くありません。
これまで文章上ではあまり使用されない言葉だと思っていましたが、見方が変わりました。

>「発覚」や「露見」を使えば幼稚さは回避できそうですが、こなれた上手い文章ができるかな。
この時は、前後の内容から、「見破られて」や「悟られて」がいいのではないかと助言しました。(「露見」も浮かんだのですが、さすがに中学生で「露見」はあまり使わないかと思い。。)

>結論:「ばれる」は作文に使っていいですが、上手に使ってください。
はい! これまでの回答者様のご意見を鑑みても、この結論に落ち着くと思います。 有難うございました。

お礼日時:2008/09/25 00:04

先ず、「ばれる」は俗語や若者用語でもなければ話し言葉でのみ使用が認められる言葉でもありません。

これは「歩く」や「飛ぶ」と同様にごく普通の日本語です。したがって、「ぱくる」のような明らかな俗語とは区別して捉える必要があります。

確かにこの言葉が一般に受けが悪いのは事実です。ただし、それは「悪事・嘘・秘密などを他人に知られる」という語彙自体がマイナーだからに過ぎません。仮に「ばれる」がまずいとして、これを別の言葉に言い換えれば果たして問題は解決するでしょうか?

「カンニングがばれて停学になった」
 ↓↓↓
「カンニングが発覚(露見)して停学になった」

もし問題があるとすれば、それは「ばれる」という言葉そのものではなく、ばれた行為に他なりません。「ばれる」の表す概念は、他のいかなる語に差換えたところで「ばれる」という事実以外は表しません。
したがって、例えば悪事を働いた人がそのことを告白・反省する文章において「ばれた」と書く分には何等問題はないと思います。

【余談】
今時皇族方だって「ばれる」ぐらいは言います ( ^^

皇太子殿下のお誕生日に際しての記者会見の内容
http://www.kunaicho.go.jp/koutaishi/denkakaiken- …
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この回答へのお礼

>これは「歩く」や「飛ぶ」と同様にごく普通の日本語です。したがって、「ぱくる」のような明らかな俗語とは区別して捉える必要があります。
やはりそうなのですね。
これまで、「主観」で、「歩く」「飛ぶ」の仲間ではなく、「ぱくる」の仲間だと思っていました。

>【余談】今時皇族方だって「ばれる」ぐらいは言います ( ^^
たしかに、たまにテレビ等で会見をお聞きすると、どうしたら、ああいう言葉遣いが「フツーに」使えるのだろうと思っておりました。そういう方々が会見という公の場で「ばれる」を使うと分かり、「ばれる」の印象が変わりました。
(これまでの回答を拝見しても変わりつつあったのですが)
有難うございます。

お礼日時:2008/09/24 23:32

>気になって辞書でしらべてみると、「隠し事が発覚する」としっかりと掲載されていて、中学生に、「別に大丈夫なんじゃない」と言われました。



この時点で一言言わないといけません。辞書には口語も俗語も卑語さえも「しっかりと」載っています。載っているか否かは判断基準にはならないのです。
およそ作文というものに俗語や卑語を使うことはないでしょう。発言の引用などはその限りではありません。しかし口語となると作文だからと一概に判断できません。作文の内容や目的によります。
小論文で「ばれる」「ぱくる」など使うと印象が悪くなります。読書感想文などでもそうでしょう。学級新聞などちょっと楽しい、おふざけが許されそうな記事なら口語を交えるのも効果的です。
大まかに言えばお固い文章には口語や俗語は似合いません。アナウンサーでも真面目な記事を読むとき、芸能記事や三面記事、コメンテーターとのやり取りで使う言葉は違うはずです。
中学生ともなれば作文、どんな作文かは分かりませんがとにかく作文と言われるもので「ばれる」は使いにくいということは分かるのが本来です。言い古された年寄り臭い助言ですが「もっと本、あるいは文章を読め」ということです。雑誌やテレビでさえいろいろなものを見ていると状況に応じた言葉というものが分かってくるものです。

>辞書に語源まで載っているし、もしや、「口語的な感覚」で使用しているだけで、古くから(古文と言われる時代)存在するれっきとした文語だったのかもしれない

語源が載っている辞書なら口語であろうがお固い言葉であろうが語源が分かるものについては掲載していて当たり前です。古くからあるからと言って固い言葉とは限りません。これも判断の基準ににはなりません。
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この回答へのお礼

>載っているか否かは判断基準にはならないのです。
そうですね。今回、質問させて頂き、皆様の回答を見たり、色々考えたりする中で、自分もそのように思うようになりました。
その時の自分は、自分の「感覚」以外にもっと根拠のあるものを示そうと思いつくものが辞書くらいしかありませんでした。

>作文と言われるもので「ばれる」は使いにくいということは分かるのが本来です。
そうですか!自分自身の「口語的表現」というのがよくなかったのかもしれません。要は「作文の表現としてどうかな」というものだったのです。そういう意味でほっとしました。
これまでの回答で、「ばれる」が間違った表現ではないこと、場面に応じて使うことがわかりました。
辞書についての言及、ためになりました。有難うございます。

お礼日時:2008/09/24 23:18

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