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「上皮間葉相互作用」というのが理解できていないのでもうしわけありませんが、内胚葉と外胚葉について。
人は受精卵から成長します(発生)ね?受精卵が分裂していくと、「胚」と呼ばれるようになります。
そして少し発生すると、「外胚葉」と「内胚葉」と呼ばれる部分に分化し、その間に「中胚葉」もできてきます。
それがどんどん発生が進んでいけば、いろいろな器官が出来上がるんです。
たとえば、外胚葉の細胞をずっと追跡調査をしてみたとしましょう。すると、神経の細胞や皮膚の細胞など、「外胚葉由来」の器官の細胞になっているはずです。もちろんどんどん分裂していますから、個体の状態では多くの細胞に分裂・分化しているでしょうし、途中で死滅した細胞もあると思いますが(余計わかりにくくなったら、スルーしてください)
逆にいえば、神経(外胚葉由来)をずっと胚の時代までさかのぼっていけば、外胚葉の細胞に行きつくわけです。
それが外胚葉からできる(外胚葉由来の)器官というわけです。
中胚葉、内胚葉も同様です。
さて、覚え方ですが、これはどういう風に胚が発生するかを考えるといいのですが、三次元のよくわからない立体ですので、はじめのほうしかなかなかわからないと思います。
でも、傾向はありますよ。これは発生過程に依存しているもので、現時点での器官のある場所では判断できないのでご注意ください。
まずは外胚葉。
名前のとおり、外側です。つまり、皮膚(表皮)をつくるのが外胚葉です。
この外胚葉、はじめの頃にくぼみを作って、「神経管」という管を作ります。これが神経のもとです。ですから、外胚葉は皮膚と神経系(脳も含む)。
そして内胚葉。
これは中側。つまり消化管です。肝臓、胆嚢、膵臓は消化管ではありませんが、消化器なのでこれも内胚葉(だった気がします)。呼吸器は消化管から枝が伸びてできますし(だから咽頭で消化管と合流しているのです)尿路(尿管や膀胱、尿道)も内胚葉です。
※泌尿器でも腎臓と性腺は中胚葉なのでご注意を!
中肺葉。
内胚葉と外胚葉の間にできたものですが、まず心臓のもとを作ります。だから血管系。そして体腔をつくります。だから骨格筋など。そして、腎臓と性腺。中胚葉は一番複雑ですが。
こうして系統だてて覚えるとわりと早いです。
爪や毛髪、汗腺などは皮膚の一部と考えられるから外胚葉由来。聴覚神経も神経の一部なので外胚葉。肝臓は消化管だから内胚葉由来、という風に。
発生学は自分でイラストを見ないと絶対にイメージがつかめないと思うので、発生学のテキストをぜひ見てみてください。胚の断面図が載っていると思いますので。
そして私が出した例も、かなりアバウトな上自信はちょっとないので、教科書を見てくださいね。あくまで覚え方です。
長くなってごめんなさい。大変だとは思いますのが、がんばってください。
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