It is not until...that~の構文は「...して初めて~する」と訳せと教科書では教えています。例文を出します。
It was not until he had been away from home for many days that he found how he loved his father and mother.
質問1. ネイティブなどは上記の英文を「それは...まではなかった。それは~」と理解していくように思うのですが? 同時通訳者などは直読直解して行くそうですが、上記ネイティブのように理解して行くのか、それとも、瞬間的に「...して初めて~する」という日本文に置き換えて理解するのかどちらなんでしょうか?
質問2. It is not until の所ですが、意味上というか構文上というか、
頭の中で区切るとしたら、It is notで区切るのが正しいのか、It is not until で区切るのが正しいのか(つまり、notとuntilは切り離せない)どちらがいいのでしょうか?自分としては、notで一息つくと理解しやすくなるのですが、単にこの構文に慣れてないせいでそうなるのでしょうか?
宜しくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
質問1.
It is not until...that~
は「強調構文」なので、言いたい部分は"until..."のところです。
順番としては"until"以下"that"の前までを先ず理解します。
そして"that"以下をその説明として理解します。
以下の順ですね。
「何日も家を離れてからのことだったんだよ」
↓
「彼がどれだけ両親を愛していたかを気付いたのは」
なお、私も単一に「...して初めて~する」と訳すのには抵抗を感じます。
質問者さんは普段このような日本語をお使いになりますか?
たとえば例文は次のようにも言えます。
「何日も家を離れてやっと彼は自分がどれだけ両親を好きだったのかとわかった」
言葉のニュアンスや表現は大事にしたいですね。
質問2.
上にも書きましたが要点は"until"以下"that"の前までです。
したがって、"It was not until he had been away from home for many days"
までを一息に言えればよいのですが少し長いですね。
切るなら"for"の前です。次は"from"の前です。もう一回どうしても切るなら"he"の前です。
ご参考までに…。
回答ありがとうございます。皆さんの回答を読んで、一応は理解できたのですが、これは「強調構文」だという指摘に目からウロコでした。そうですね。It-thatの強調構文には慣れているので、一気に It was not until he had been away from home for many daysを読み理解することはそれほどしんどくありません。あとは、that以下をItの説明として読んで行く、三段論法ならぬ二段論法なら非常に理解しやすいです。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
#3ですが補足を拝見しました。
>「It is not until」のnotはItを否定しているのか、それともuntilを否定しているのか
「until」を否定しているんでしょうね。少なくとも「it」ではありません。「It is not until」は慣用句なので、「not」が何を否定しているのかいちいち意識する人は少ないと思いますが。ちなみに私は「It is not until」を「それはnot untilだ」という感覚で無意識のうちにとらえていますね。
>仮にサラッと書かれた英文があったとして、「サラッと」というのは1つの価値ある書き方だと思いますが、それを感情たっぷりの日本文に翻訳することは原文を書いた人に対して失礼あるいは冒涜になるのではないかと思うのですが...
もちろんそのとおりです。翻訳をするうえでは、その原文が、サラッとした雰囲気を意図したのか、感情たっぷりを意図したのかといったことも読み取ったうえで、適した訳を与える必要があります。例えば「家を離れて何日も経ってから、彼はようやく気づいた。自分は両親を愛しているのだと」というドラマティックな訳も、前後の雰囲気によっては不適切な訳になりますよ。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
It was not until he had been away from home for many days that he found how he loved his father and mother.
ご質問 1:
ネイティブやESL上級者はきっと It was not until まで読んだ、聞いた瞬間、「この文の後半には that節(主節)で「~する」の部分が出てくる」と判明しているハズです。というか、実際に頭で考えたりはしませんが、そこまで読んだ、聞いた瞬間に「後半部分の文章の形、言わんとされることが既に分かっている」ということです。
同じように、文中で the same と出てきたら、「後半に as がある」と瞬時に眼や耳が「判断」しているということですね。
我々日本人にもこれがあって、文中や会話の中で「滅多に」とか「あまり」と出れば、もうその瞬間に「~ない」という文で終わることを「判断し期待している」、つまり「既に分かっている」ものですよね。これと同じ効果なんだと考えます。
ご質問 2:
上述の通り、多分ネイティブは「not until というところで、既に文章の後半の展開が判明している」のだろうと考えると、少なくとも、この It is not until ~ というのは、やはり until までで区切るべきなのかと考えます。
それに、It is not until ... that~ というのは、ご指摘の通り「構文化」しているものなので、イディオムのように It is not until までをセットとして捉えた方が理に適っていると感じます。
もちろん他の It is ~ that などの普通の文章では It is not で一旦区切るというのも一つの考え方だと思います。
ご参考までに。
No.3
- 回答日時:
ちょっと整理してみましょう。
まず、英文和訳のコツと、英語圏のネイティヴが英文を理解する方法と、同時通訳の技術は、それぞれまったく異なります。
次に、「It is not until...that~」を噛み砕いて解釈してみましょう。直訳すると「...になるまでは無い。何が無いか。~が無い」ですよね。
これを“自然な”日本語にすると、「...して初めて~する」になりますよね。だから、こういう英文が出てきた時には、「とりあえず『...して初めて~する』と訳しとけば間違いないな」と考えておくと、手っ取り早いのです。
では、ネイティヴはどう理解しているか。当然、英語で「It is not until...that~」と理解しているわけですよ。いちいち日本語で「それは...まではなかった。それは~」なんて考えてません。でも、おっしゃることはわかります。では、「It is not until...that~」と考える時のネイティヴの頭の中は、どんなふうになっているのか。こんなふうになっています。
挙げていただいた例文を使って説明しますと、「家から離れた男がいる。ははあ、家を離れて何日も経ったのだな。何かに気づいたのか。ははあ、両親への愛を実感したのか。男は、まだ若いのかもしれないな」という感じです。当然ですよね。例文をゆっくり語りかけられたら、その語順でしか聞き取れませんから。
では、同時通訳はどうしているか。「he」の行く末がわかるよう「mother」を言うまで待っていると、きっと話者が続きを話しだして通訳が追い付かなくなります。しかし、便利なことに「It was not until 」と聞けば、たいてい「...して初めて」という意味だというルールがあります。そこでこんなふうに通訳ブースでしゃべっていくと思うんです。「彼は…、家を離れて初めて…、彼は家を離れて何日も経って初めて…、気づきました。両親を愛していることを、気づきました」という具合です。
さて、「It is not」で区切るのか、「It is not until」で区切るのか。人それぞれでいいと思うのですが、同時通訳の例にもあるように「It is not until」で区切ったほうがわかりやすいと私は思うんですよね。「not until(まではない)」ということが大事なわけですから。
以上、答えになっていますでしょうか。
最後に、ちょっとオマケです。「It is not until...that~」の構文を「...して初めて~する」と訳せと教科書で教えている理由は冒頭に書きました。教科書は基礎を教える場です。しかし、より高等な翻訳技術として、以下のように訳す方法があります。「家を離れて何日も経ってから、彼はようやく気づいた。自分は両親を愛しているのだと」。このほうがジ~ンと来ませんか?
この回答への補足
自分の疑問にしている点が分かって来ました。「It is not until」のnotはItを否定しているのか、それともuntilを否定しているのか、どちらを否定しているのかという質問になると思います。
それからucokさんが専門家ということでお聞きしたいのですが、日本文でも、サラッと書く人とか、ゴテゴテと回りくどく書く人とか、あるいは、ジーンと来るような文章をものす人とか色々ありますよね。英文でもそれは同じだと思うのですが、今の私にはそういうニュアンスの違いを理解するのは到底不可能です。仮にサラッと書かれた英文があったとして、「サラッと」というのは1つの価値ある書き方だと思いますが、それを感情たっぷりの日本文に翻訳することは原文を書いた人に対して失礼あるいは冒涜になるのではないかと思うのですが...
No.2
- 回答日時:
"it is not until"と始まるので、まず ”(until以後が何がくるかわからないけど)itはuntil以後が発生するまで不可であった”と頭の中で理解します、がこれを言葉にすぐに置き換えず、Until以後の節を待ってます。
でuntil以後の節を聞いて、「家からかなり長い間離れるまで」と理解し、そしてthat以下「彼は父母のことをどれだけ愛しているかわかる」と理解します。この二つを最初に理解して待機している構造のitとUntil節に入れ込みます。
ですので、直訳では「家からかなり長い間離れるまで彼は父母のことをどれだけ愛しているかわかっていなかった」 となります。
これを翻訳上きれいな日本語にまた修正します。
「~して始めて~だった。」にするというわけです。
ですので、直訳状態でも十分意味が通じますし、同時通訳の方が皆さん全員が最終的なきれいな日本語にできているかといえば100%じゃなないと思います。
また私は、"not until"をひとつの言い回しと覚えています。ですので、"it is not until"がひとつのユニットとしてすんなり入ってきます。"it is not"で切ってしまうと、妙にすわり心地が悪いです。
アドバイスありがとうございます。そうですね、"it is not until"
はいつもone unitとして出て来ますよね。今の私はそれほどこの構文に慣れていないので、it is not untilと続けて読んでしまうと何故かちょっと頭がついて行かないのです。じっくり英文を訳すというのじゃなく、サッと読んでサッと解るを目指していますので、notで切りたいなあと思ったわけです。数十回以上もこの構文に出くわせば、こんなこだわりは必要なくなるとは思うんですけどねえ。
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